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百六十五話

「クロ。少し話があるんだけど」

「仕方にゃいにゃ。状況は把握してるにゃ」

「ね、猫ちゃんが喋った?」

「可愛い・・・」

女性陣はクロに熱い視線を送っていた。

「一応、これでも神様にゃ。それにゃりの対応を期待するにゃ」

クロはそう言って釘をさす。

「さて、アスタロトとはまた大物がでてきたにゃね」

「やっぱり放置はまずいよね?」

「う~ん・・・。正直、力を完全に取り戻したにゃら、今のシュバルツ達には手に負えないのにゃ」

「あれで、完全じゃなかったんだ・・・」

「大悪魔とはそれぐらい厄介にゃ」

「対抗する方法は?」

「修行あるのみにゃ」

「ええっと・・・。今まで通りってことでいいのかな?」

「まぁ、裏技も用意しといたのにゃ」

「裏技?」

「恩恵ポイントでスキルや魔法を覚えられるの知ってるにゃね?でも、それはシュバルツ限定だったにゃ。お高いけどスキルや魔法を覚えられる宝珠を用意したのにゃ。頑張って購入するのにゃ」

シュバルツはリストを見てみる。

宝珠という項目が増えていた。

試しに見てみるとかなり高額なポイントを要求してきている。

だが、戦力を整えられるなら利用するのも手だろう。

「どちらにしろ恩恵ポイントを貯めないとね」

「そうですね。頑張りましょう」

シュバルツ達はコボルト平原に向かった。

数を倒すならここが一番効率がいい。

わざと遠吠えさせてコボルトを集める。

慣れた手つきでコボルトを次々に倒していく。

集まったコボルトを倒し終えたらドロップ品を拾う。

その後は小屋に向かい、中の物を片っ端から回収する。

それが終わったら修行部屋に戻り戦利品を整理し休憩を取る。

それを何度も繰り返した。

おかげで全員分とはいかないが、宝珠を買うことができるぐらいには恩恵ポイントが集まった。

悪魔と戦う可能性を考えればやはり聖属性だろうか。

とりあえずホーリーアローを3人分購入する。

渡すのはフラン、ミミ、シズノだ。

レベッカとマリルには少し待ってもらう形になるが全員が了承している。

試し撃ちということでゴブリンの洞窟に向かう。

フラン、ミミ、シズノは発動に苦労していたが、それでもゴブリンを倒せるぐらいの威力を出すことに成功した。

後はひたすら使い続けて威力をあげていくだけだ。

差ができないように早くレベッカとマリルにもホーリーアローを覚えてもらう必要がある。

シュバルツはパーティーメンバーを見送り、一人でオーク村を周回することにした。

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