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百四十六話

数日、狩りの様子を見守ったが、トラブルが起きることもなかった。

これなら大丈夫だろうと、見守りを終了した。

シュバルツ達は久しぶりに迷宮に潜る。

リザードマンの皮の在庫がなくなってきたので取ってきてほしいとの職人からの指名依頼だ。

シュバルツ達は入り口を避け、いつも通りに奥を目指す。

しばらく狩っていなかったので奥には大量のリザードマンがいた。

手慣れた物でサクサク倒していく。

アイテムボックスが一杯になるまで狩り、ボス部屋を目指す。

ボス部屋にはハイリザードマンに王冠をかぶったリザードマンがいた。

普段なら、リザードマンが大量にいるだけなのだが、今回は当たりらしい。

ハイリザードマンをフラン、マリル、レベッカが抑える。

その間に、シュバルツ、ミミ、シズノは王冠をかぶったリザードマンを相手にする。

なるべく傷をつけないように立ち回る。

特殊個体であるため、他のリザードマンよりは強かったが、それだけだ。

全て倒すと、部屋の真ん中に宝箱が現れた。

シュバルツが代表して開けると中にはバックが1つ入っていた。

精霊の目で確認するとマジックバックだった。

「おめでとうございます」

「これは僕が使ってもいいかな?」

「はい」

全員一致でマジックバックはシュバルツが使うことになった。

転移陣で迷宮を脱出して冒険者組合に向かう。

いつものように解体所で狩ってきた魔物を出し、票を受け取る。

受付で代金を受け取る。

いつもより、袋の数が多かった。

ハイリザードマンと王冠をかぶったリザードマンの査定額は思っていたより多かったようだ。

普段なら、このまま城に戻るのだがクランメンバーの様子を見てから戻ることにした。




クランハウスにつくと元気そうな男子組が迎え入れてくれた。

丁度、ご飯をたべていたところのようだった。

まだまだ、料理には不慣れなようだがとりあえず食べられる物が作れているなら問題ないだろう。

狩りの様子を聞いてみても順調なようで安心した。

貯金もしっかりできているようだ。

彼等は出稼ぎという名目でこの街にきている。

仕送りをしたいということで一筆したため公爵家の御用商人を紹介した。

多少は代金をとられるだろうがそれでも安心して預けられるだろう。

途中、フランがやってきた。

女子組の方も仕送りをしたがっているとのことで紹介状をもう1枚書くことになった。

しばらく雑談をして、迎えに来たパーティーメンバーと共に城への帰路につく。

女子組の方も問題はなく順調なようだ。

将来的にこの街にずっといるのか故郷に戻るのかはわからないがこれで一段落しただろう。

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