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百三十五話

シュバルツに戦闘を任せようとする女性陣であったが1つ問題があった。

シュバルツの魔力切れである。

女性陣は嫌そうな顔をしつつも時間を稼ぎ、その間にシュバルツは魔力を回復する回復薬を飲み、ホーリーアローを放つ。

魔力を回復する回復薬は大量にあるがそれでも限界があった。

この手の回復薬は重複して飲むと少しずつ回復量が下がっていく。

なので、何度も異空間での休憩を余儀なくされた。

何とか5層の駆除を終えた頃には1週間ほど時間が経っていた。

6層に入る前に異空間で十分な休息をとる。

それぞれ好きなことをしてリフレッシュを図る。

ミミとシズノは森区画で果物を確保に向かった。

フラン、マリル、レベッカは感覚が鈍らないように模擬戦をしている。

シュバルツは鉱山で鍛冶に使う素材集めをしていた。

それぞれに満足したところで修行部屋に集まり、6層に向かった。

6層の魔物はオークゾンビとオークスケルトンだった。

対応としては5層の時と同じでシュバルツが中心となりホーリーアローで倒す。

収穫としては光魔法を連発することになったので光魔法がFになったぐらいだろうか。

後は何度も魔力枯渇を繰り返したことにより総魔力量が少し増えたことだろう。

何となく7層でもこの流れは変わらないような気がする。

予想が正しければ7層はリザードマンのゾンビとスケルトンだろう。

6層を攻略するのに2週間ほどかかった。

十分な休息をとり、7層に向かう。

シュバルツの予測は当たっていた。

7層の魔物はリザードマンのゾンビとスケルトンだった。

ここでも手に入るのは魔石だけである。

5層以降に足を踏み入れた先達はいたのかもしれない。

だが、得られるのが魔石だけでは収支が見合わなかったのだろう。

結果として4層までしか情報がなかったのだろう。

魔石の質はあがっているようだが魔力を回復する回復薬の使用量を考えれば正直、赤字だ。

シュバルツは異空間で大量に確保できるからいいが、普通の冒険者なら頭を抱える事態だろう。

接近戦を挑めばいいと思うかもしれないが腐敗した肉や骨相手に戦えば武器の痛みも馬鹿にならない。

7層の攻略には結局1か月ほどかかった。

この迷宮は深層に向かえば向かうほど広さが広がっているようだ。

8層に向かう前に休憩をしっかりととる。

7層は予想できたが8層には何が待ち構えているのか予測ができない。

シュバルツ達に出来るのは体調を万全に整えるぐらいだった。

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