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百三十一話

シュバルツはプレゼントを確認してお礼の品を用意していた。

剣術や槍術をしている兄妹には自分で打った剣や槍を。

シェリー姉様には錬金術の素材を。

他にもワームから採れたシルクなど。

後、好評だというドライフルーツやナッツに木の実なども用意した。

贈る方法だが、祖父であるオグワール名義で父であるシュタイナー宛にしてある。

やり手の父であるから上手いことやってくれるだろう。



迷宮での狩りも続けている。

マリルとレベッカも異空間に入れるようになったので迷宮の奥の安全地帯から異空間に入って休憩するというスタイルに戻っている。

そのおかげでお金もザクザク集まっている。

冒険者組合からたまに指名依頼も入ってきており全員が馬に乗れるシュバルツ達はその機動力を生かして仕事をしていた。

子供に女ばかりの冒険者パーティーであるが騎士が3人もいるというのは効果があるようで依頼人も丁寧に接してくれる。

近々、迷宮都市アリス名物のオークションが開かれるとの情報を入手したシュバルツは祖父であるオグワールに頼んでチケットを入手した。

狙いはマジックバックであるが他にも面白そうな物があれば入手するのも悪くないだろう。




オークション開催日になりシュバルツ達は家族とパーティーメンバー全員で貴賓席に座っている。

オークションには実に様々な商品が出品されていた。

シュバルツは狙い通りにマジックバック落札した。

他のメンバーもそれぞれ欲しい物を落札しており有意義な時間を過ごすことができた。

シュバルツはアイテムボックスがある為、自分が使っていたマジックバックと新たに落札したマジックバックをマリルとレベッカに渡した。

貴重な品を渡され2人は最初は遠慮していたが顔は嬉しそうだった。

その日の異空間での狩りでも2人は張りきっていた。



シュバルツは新たな試みをはじめた。

これは他のメンバーに言ったら間違いなく怒られるので内緒にしなければならない。

毒耐性を持っているのにまったく上がらない。

毒など食らわない方がいいのだがこれでは勿体ない。

何とか毒を入手し、薄めて自ら接種した。

解毒剤も用意しているがこれが中々の苦行だった。

弱すぎても効果がないが強すぎれば苦しむことになる。

何度も吐いたり転げまわることになったが毒耐性のランクをGにあげることに成功した。

後は、自分で毒を作っていたからだろうか毒薬生成G-(Gマイナス)などというスキルも増えていた。

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