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十三話

「そう言えば気になっていることがあったんだけど・・・」

「なんだにゃ?」

「スキルがぽんぽん増えたりするんだけどこの世界では普通のことなの?」

「あぁ。それは私の加護のおかげにゃ」

「加護なんてあったんだ・・・」

「表示された方がよかったかにゃ?」

「いや、神様の加護なんてあったら大騒ぎになってると思うからこれでよかったよ」

「そうだと思ったにゃ」

「ところでお勧めのスキルとかあるの?」

「そうだにゃ。体力増加とかのパッシブ系のスキルがオススメだにゃ」

「そうなんだ」

「まぁ、とにかく頑張ってポイントを貯めるにゃ」

「わかったよ」

シュバルツは再び走り出す。

走りながら今更なことに気が付いた。

「そういえばなんて呼べばいいの?」

「そうだにゃ。クロとでも呼んでほしいにゃ」

「よろしくね。クロ」

「よろしくだにゃ」

それからさらに1か月ぐらい修行部屋でポイントを貯めることに費やした。

その結果、得たスキルは次の通りだ。

体力増加 G-(Gマイナス)

魔力増加 G-(Gマイナス)

速度増加 G-(Gマイナス)

筋力増加 G-(Gマイナス)

知力増加 G-(Gマイナス)

運増加  G-(Gマイナス)

これらは普通に取るのは大変だが一度取れば経験値が溜まりランクアップするという。

後は使えそうなスキルということでこれらも取得した。

思考加速 G-(Gマイナス)

気配探知 G-(Gマイナス)

罠探知  G-(Gマイナス)

後はクロのお勧めで毒関係のスキルを取得した。

毒耐性  G-(Gマイナス)

毒探知  G-(Gマイナス)

解毒魔法 G-(Gマイナス)

確かに自分と母親は城の中で腫物を触るように扱われている。

貴族の世界では毒殺なんてのも珍しくない。

これらのスキルは持っていて損はないだろう。

後は絶対に必要にゃと言われて偽装スキルを取らされた。

色々スキルが増えているから誰かに見られたら大変だ。

修行部屋から一度出て現実世界に戻る。

散々修行部屋で恩恵ポイントを稼いだし必要になればまた修行部屋で稼げばいい。

そういうわけで室内に戻り本を読むことにした。

知識を蓄えることも大切だ。

思考加速のおかげかすんなりと本の知識が頭の中に入ってくる。

蔵書はあまり多くはないが最低限の本は別館であるここにも揃っているようだ。

必要であれば父親であるシュタイナーに頼めば用意してくれるかもしれない。

夕飯に呼ばれるまでシュバルツは本を読み続けた。

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