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百二十五話

シュバルツが他のパーティーメンバーから怒られるということはあったが、それ以外は問題なく進んでいた。

毎日、馬に乗り乗馬の腕も上がっている。

錬金術の方も、色々な材料が手に入るようになり新しい薬もいくつか開発した。

その中でも、ビタミン剤は軍に人気だ。

作戦中、新鮮な野菜を取るのは難しい。

そうするとビタミン不足に陥る。

それを防げるということで大量注文が入っている。

後は育毛剤も作ってみた。

意外と髪の毛を気にしている人は多く、こちらも大人気商品となった。

祖父であるオグワールも愛用していたりする。

薬のレシピは公爵家に仕える錬金術師にも公開しており公爵家の財政を助けている。

迷宮の方は今はリザードマンの出る迷宮をメインに狩りをしている。

シュバルツは基本的に数が多い時以外は手を出すのを禁止されているが・・・。

これはミミとシズノを成長させるためだ。

シュバルツが手を出すと攻撃範囲に入る前に全て倒してしまう。

リザードマンの皮は防具の素材として優秀であればあるほど嬉しいとのことだった。

後はたまに、組合に頼まれて牛蛙を倒しに行っている。

異空間での滞在期間はシュバルツの都合で伸ばしてもらった。

おかげで恩恵ポイントは順調に溜まり鉱山のランクがF-(Fマイナス)になった。




今日は珍しく祖父であるオグワールに呼び出されていた。

「わざわざ来てもらってすまんの」

「いえ、それでご用件は?」

「フラン1人では何かと不便だと思ってな。新人の騎士2人を新たにつけようかと思ってな」

現状だと、外出する時はフランが護衛につくか臨時の騎士を派遣してもらっていた。

臨時の騎士の都合がつかない時は外出を諦めていたがそういった心配がなくなるのはありがたい。

「ありがとうございます」

「では、呼ぶぞ」

そう言ってオグワールは鈴を鳴らす。

隣の部屋の扉が開き若い騎士が2人、入って来た。

どちらも女性の騎士だ。

「お主のパーティーメンバーは女の子2人だからの」

「ご配慮ありがとうございます」

「シュバルツ様。ご挨拶申し上げます。私はマリルと申します」

「私はレベッカです」

「2人共、これからよろしくね」

「足を引っ張らないように頑張らせていただきます」

「まずは他のパーティーメンバーに紹介しますね」

シュバルツはオグワールに「失礼します」といってから新人騎士2人を連れてパーティーメンバーを探して城を移動しはじめた。

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