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十二話

遂に念願の恩恵ポイントが10万ポイント溜まった。

迷わずに修行部屋を獲得する。

修行部屋についての説明が頭の中に流れ込んでくる。

どこからでも修行部屋に入ることはできるようだ。

だが、面倒ごとを避けるために人目を避けた方が良さそうだ。

建物の影になっている場所に移動して早速修行部屋の中に入る。

すると何もない空間に出た。

広さは体育館ぐらいだろうか。

歩く分には問題ないので思いっきり走ってみる。

普段は騎士達の修練を眺めながら走っているが自分1人というのは結構精神的にくるものがある。

結構な出費だったので元を取らねば大損だ。

そんな気持ちもあり体力が続く限り走り続ける。

走るのに飽きたら魔法の練習をする。

気が付けばスキルに魔法操作G-(Gマイナス)なるものを取得していた。

スキルのおかげか以前よりも魔法の操作がスムーズに行える。

魔力が尽きそうになれば再び歩く。

この空間では空腹にならないようでその点は助かっている。

そんなわけで気が付けば現実の時間で1か月ぐらい修行部屋に籠ってしまった。

ステータスは今はこんな感じだ。

STR5

AGI10

VIT15

INT13

DEX 2

LUK 7

カウンター(歩数)

水魔法 G

土魔法 G

風魔法 G

火魔法 G

体力回復 G

魔力回復 G

魔力操作 G-(Gマイナス)

修行部屋 G-(Gマイナス)


修行部屋にもランクがあるのには驚いた。

どうやらさらにポイントを注ぎ込めばサイズや施設が追加されるようだ。

余剰恩恵ポイントは今5万ぐらいだ。

何を取るべきか・・・。

ステータスを伸ばしたり訓練次第では生えてきそうなスキルを取るのは何か勿体ないような気がする。

そこで何やら自己主張して点滅している物があるのに気づいた。

猫神の分体 5万ポイント。

もしかして・・・。と思いながら取得してみる。

現れたのはどこかで見たことのある黒猫だ。

「やぁやぁ。取得してくれてありがとにゃ」

声は猫耳を生やした少女のものだった。

「お久しぶりです・・・?」

「うん。久しぶりだにゃ。全然教会に来てくれないからアプローチしてみたにゃ」

「ええっと。何か特別な効果はあったりは・・・?」

「効果は私とお話できるだけにゃ。後はアドバイスするぐらいだにゃ」

貴重な5万ポイントを払ってそれだけとは・・・。

いや、でもこの孤独から解放されるならいいのかもしれない。

時間はかかるがポイントならまた稼げばいいのだ。

そう納得するしかなかった。


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