三十七 最終決戦
いよいよ最終決戦の時が来た。
「もうすぐ私は封印を解きます。ライト。絶対勝ちなさい。これが私の最後の命令です。」
「はい。絶対勝ってみせます。」
「その言葉が聞けて嬉しいわ。」
シンラはライトの真っ直ぐな姿を見て大丈夫だと安心する。シンラは封印を解除するために皆から少し距離をとる。
「もうお別れは済みましたか?」
シンラの隣に美影が現れる。シンラが別れの言葉を済ませるまで待っていたのだろう。
「ええ。不本意ながら。私がこの戦いの結末を見届けることはできないことが唯一の心残りです。」
「なら、サッサと封印を解除してください。お宅のマイが私を鬼のような形相で見ていて怖いです。」
美影がライトたちの方を見るとマイの顔から怒りが露わになっていることがすぐ分かる。
「そうですね。あなたに言われるのは癪ですが、封印を解除しましょう。」
シンラが言葉を言い終わると、シンラの身体が光りだす。距離が離れている涼平たちも眩しくて目を瞑るほど光り輝いていた。輝きが収まり涼平たちが目を開けるとそこにはシンラではない別の女性が経っていた。
「お久しぶりです。マイマスター。」
美影がその女性に声をかける。
「久しぶりね、ミカゲ。前より雰囲気が変わったかしら。」
マスターは美影に返事をする。
「あれが美影のマスターか。」
「そうみたいね。」
涼平たちも美影のマスターを視認する。美影のマスターを一言で表すなら和装美人がピッタリ当てはまるだろう。綺麗な長い黒髪に可愛いというよりは綺麗、美人が当てはまる美しい顔たち。スタイルもよく大きな胸に細い腰回り、そして大きなお尻。ボンキュッボンって言葉を体現したような人物だ。
「ミカゲ。少し心の中を見させてもらうわね。」
「どうぞ。」
マスターは美影の頭の上に手をのせる。
「なるほどね。だいたいの事情は分かったわ。ミカゲ、私がいない間に随分と面白いことを考えるようになったのね。これが親離れってことかしら?」
「マスターがいない間に私は色々なことを経験しましたので。」
「まあ、あなたが何を考えたところで、私の操り人形には変わらないから問題ないわ。それより、あっちにいる神たちに挨拶しなきゃね。」
美影のマスターは涼平たちの近くにまで歩き始める。
「初めまして、さようなら。私は邪神ミヤよ。残念だけどあなたたちには全員死んでもらうから。話し合いの余地なんてないわよ。」
美影のマスター、ミヤは高らかにそう宣言する。いかにもラスボスって感じのセリフだ。
「私はライト。シンラ様に代わって私があなたを倒す。」
ライトが一歩前に出て宣言する。気迫ではミヤに引けを取らない。
「威勢はいいみたいね。けど、その威勢どこまで続くかしら。」
ミヤは凄く余裕な態度をとる。ミヤはライトに勝つ自信があるのだろうか。それとも、虚勢を張っているだけなのだろうか。こればかりは戦いが始まらないと分からない。
「ミカゲ、あなたも来なさい。これ以上のなれ合いは不要よ。ちゃっちゃと片づけて、私たちの新世界を創りましょう。心配しないで、ミカゲの要望は叶えてあげるわよ。」
ミヤは先ほどミカゲの心を読んだ時にミカゲの要望を知った。自分の子どもである涼平は生かして欲しいという要望を。ミヤは当然叶えるつもりでいる。いくらミカゲは子であるから、無理やり言うことを聞かせられるとはいえ、信頼度を上げるに越したことはないからだ。
「・・・分かりました。私はマイを相手します。マスターはライトさんをお願いします。後の神たちは戦力にもなりませんから。」
美影はゴッドサイズを顕現させる。
「久しぶりの戦闘、楽しみねぇ。」
ミヤは邪神剣ラグナロクを顕現させる。
「ライト、行くわよ。」
「はい。」
マイとライトもそれぞれ武器を顕現させる。
いよいよ戦闘が始まる。当初の予定通り、ライトがミヤをマイがミカゲを相手にする。実力から考慮した結果だ。ちなみに涼平たち守護者を含め残りの神も戦闘には参加しない。戦力的に話にならないからだ。美影の話によると神様が自分の子を作るには自分の力を分け与えることが必要だ。シンラも自分の力を分け与えて六人の子どもを作ったが、全員に均等の力を与えたわけではない。シンラの話だとライトに7マイに2その他の神に1という感じで分配している。ライトに一点特化して邪神を殺すことが目的だからだ。
まずライトとミヤの戦い。今のところは五分五分。ライトを見る感じまだ全然力を出していないように見える。今は様子見を兼ねているのだろう。相手の動き、攻撃の際に癖がないかとか、戦闘を有利に進めるための情報を収集する時間だ。
一方、マイと美影の戦闘は真逆の展開で進んでいる。マイは美影にすごく感情的になっている。過去の戦いのことを考えればマイの気持ちは分からないことはないが、感情的に戦ってはならない。感情に囚われると思考力が落ち単調な戦術になってしまう。ただ、美影がマイを殺す気がないのか、マイの攻撃をのらりくらりと躱すだけで一切攻撃しない。マイの体力が尽きるのを待っているのかもしれない。今のマイの攻撃をいなして反撃するより、体力が減って動きが鈍った時の方がリスクが少ないからだ。
「そろそろ準備運動はいいかしら。」
ミヤは一旦ライトと距離をとる。先ほどまでのライトとの戦闘は封印明けの身体を叩き起こすためだ。ミヤは身体の感覚を確かめて思い通りに身体が動くことを確認した。
「じゃあ、ここからが本番だね。」
ライトはミヤが軽く流して戦闘をしていることは分かっていたが、あえてそこに畳み掛けなかった。ライトが自分のペースで戦うためだ。この戦いは重要な一戦。焦って勝負を決めに行くよりも大切だと考えていた。
ミヤの攻撃。先ほどまでと比べ物にならないくらい速い。ライトはそれを受け止めて反撃に切り替える。
(これくらいなら何とかなる。)
ライトは攻防を続ける中で思う。ミヤの攻撃は先ほどよりも速くて重い。だが、ライトにとっては対処できる範囲だった。準備運動を終え動きを切り替えたミヤ、余力を残している可能性はあるが、今の動きは八割から九割の力は出しているだろう。もうここでミヤが手加減する理由はない。さっきの攻防で準備運動兼様子見はできたはずだ。
ライトはミヤとの攻防の中で少しずつギアを上げていく。先ほどまではミヤの動きに合わせていたが、ここからは一転攻勢に出る。攻防の中で少しずつ攻撃速度を上げる。一気に上げない理由は、一気に上げてしまうと相手にもライトがギアを上げたことが分かってしまうことだ。そうなれば対策もしやすい。だから、ライトは悟られないようにほんとに僅かずつ速度を上げる。その僅かな差がミヤの攻防のテンポを狂わせる。そこにライトは勝機を見出そうという作戦だ。
この作戦が上手くハマり、ライトとミヤの攻防に変化が見られる。ライトの攻撃に回す手が増えてきた。ライトは焦らずに丁寧に一つ一つ攻撃を積み重ねていく。今は手数が多いライトが優勢な状況。じっくりと戦闘の主導権を握りにいく。
もちろん、戦況の変化にミヤも気づいていた。だが、ミヤは何もしない。ライトの攻撃に対して対処できないとかではない。確かに戦況はライトが有利にことを運んでいる。しかし、有利に運んでいるだけだ。勝負を決めるにはライトも大きく動かなければならない。ミヤはそこにカウンターを決めればいい。
ライトとミヤの攻防は止まらない。この攻防は様子見ではなく、ライトはミヤが隙を晒すことを、ミヤはライトが仕留めにくることを待っている。まだ攻防は長引きそうだ。
一方、マイと美影は。
「そろそろ諦めたらどうですか?あなたでは私に勝てませんよ。」
マイはひたすら攻撃を続けるが、美影に攻撃が届く気配がない。
「うるさい。仲間を殺された恨み、この手で晴らさないと気が済まない。」
マイは攻撃の手を止めない。マイも心の中では美影に勝てないことは分かっている。けど、ここで負けを認めるわけにはいかない。少なくとも、ライトの戦いが終わるまでは美影を引き付けておかなければならないからだ。
(まあ、これはこれでいいですけど。)
美影は横目でライトとミヤの戦闘を見たが、自分のレベルでは到底加われる戦闘ではない。マイの相手をしているうちに向こうが決着がつくのを待つことが美影にとって理想だ。
ライトとミヤの攻防は止まることをしらない。
(中々隙を晒さないわね。けど、もう少しじっくり戦えばいいだけね。)
ライトの攻撃の手数はミヤよりも多い。このまま戦闘が続けば必ずチャンスは来る。ライトの体力にはまだまだ余裕があるので、時間をかけて攻め続けれる。
(まだその時ではないわね。)
ミヤもこのまま持久戦に持ち込む気だ。ライトの行動を見るに余ほどの体力があると見て取れるが、ミヤ自身も体力に自信がないわけではない。ミヤが行動に移すにはまだ早い。
(ミヤもこのまま待つつもりなのかな?)
攻撃の手数はライトが勝っている。攻撃をする方が隙を晒しにくい。攻撃側はどこに攻撃するか自由だが、守備側は相手の攻撃するところに合わせて防ぐ必要がある。ミスを犯すとしたら守備側の方が可能性が高い。
(カウンターを狙ってる?)
ミヤが防御に重きを置いている理由がそれくらいしかない。防御中心なところから、攻撃重視に転向するにはそれなりに動きを変えなければならないし、そこで隙が出来る可能性があることを嫌っているのかもしれない。少なくとも、自分が優勢なことは変わらないので、無理に仕掛ける必要はない。
(さて、ここまでは予定通りですが。)
ミヤはこの展開になることは予想していた。シンラが自分を倒すために育てあげた秘策、弱いわけがない。勝負が一方的になるとは思っていなかった。実力がある程度拮抗していれば剣の打ち合いになるのは必然。
(後はタイミングを見極めるだけ。)
ミヤはまだ待つ。
(どうしようかな。)
ライトは悩む。このままでは埒が明かない。自分が優勢であることに変わりないのだが、逆にそこが不気味に思えてくる。シンラを苦しめた邪神がこのまま何もしないわけがない。
しかし、ここで膠着状態にあった攻防に変化が訪れる。ライトの攻撃でミヤに僅かな隙ができる。ほんのわずかな隙。常人では見落とすであろう隙。ライトはその隙を見逃さない。
(ここだ。)
ライトは勝負を決めにいく。ライトはボルテージを上げて、渾身の一撃をミヤ目掛けて放つ。しかし、その攻撃は外れる。ミヤが躱した。そして、ミヤは躱した勢いそのままライトに攻撃する。ライトは渾身の一撃を放つために集中を攻撃に注いだせいで、防御がおろそかになる。それでも、力を振り絞って防御をするが、完璧にダメージを抑えることはできなかった。
そこからのミヤの動きが速い。二撃目、三撃目と果敢に攻めかかる。ライトも一撃は食らってしまったものの、そこで大崩れせずに冷静にミヤの攻撃を処理する。
しかし、ここで戦況の優劣が変わる。ミヤが優勢になる。さらに、ミヤはここで力を全快にする。こうなってしまえば、ライトは防御しかできない。ミヤの全快にライトは食らいつくことはできるが、ライトにはミヤを超える力はない。同等。二人の力には差がない。だから、僅かだがダメージを受けて後れをとり、戦闘の主導権を渡してしまったライトではこの状況をどうにもすることはできない。今は防げているが、勝負がつくのも時間の問題だろう。
(残念でしたねライト。あなたの敗因は戦闘経験の少なさですよ。)
ミヤは美影の心を読んでライトの情報を入手していた。ライトは強い。自分と同等かそれ以上の強さはある。戦ってみた結果、同等の強さではあったが強敵であったことに変わりはない。じゃあ、どうやってライトを倒すか。ライトが今まで戦ってきた相手で長期的に戦ったことはない。ライトの力が強すぎて普通に戦っているだけで勝てる。だから、勝負が拮抗する相手との戦い、ただ攻撃するだけでなく勝利するために駆け引きを要する相手との戦いは未経験だ。だから、ライトは攻めあぐねていた。どこで勝負を決めに行くかを。そこでミヤは僅かだが隙を作った。わざとと思われないようにさりげなく。ライトはそこに引っかかってしまったわけだ。
「まずいな。このままではライトは負ける。」
涼平はライトとミヤの戦況の変化を見て判断する。
「どうしましょうか。私たちが応戦してもライト様の足手まといになるだけです。」
フレアの言う通りライトとミヤの戦いに参加しても役に立たない。逆にライトの邪魔になる可能性の方が高い。
「なあ、フレアそれに他の皆も。一分。一分でいい。ライトの代わりにミヤの相手をしてくれないか?その間に俺がライトに発破をかけるから。」
手負いのライトがミヤに勝つには、駆け引きが要らないくらいライトを強くするしかないそのためにはライトの自分に対する気持ちを高める必要がある。上手くいくかは分からないが、行動するしかない。ライトがさらに不利な状況に追い込まれる前に。
「一分ですか。すごく無茶な要求ですが、出来る限りのことはします。」
フレアを先頭に、レイ、リーフ、アクア、ゼルア、クロ、ラナの七人が戦闘準備に入る。
「ライトー。一旦ミヤと距離をとれ。」
涼平は戦いに集中しているライトにも聞こえるように大声で叫ぶ。
「うっうん。」
ライトはミヤの攻撃を防ぎつつタイミングを見計らって後退する。ミヤは追従しようとしたが、フレアたちが間に入り立ちはだかる。
「ここから先には行かせませんよ。」
フレアたちがミヤに向かって一斉に攻めかかる。
「涼平どうしたの?戦いの最中に呼び出して?」
「改めて聞くがライトは俺のこと好きか?」
ライトが質問をしてきたが、答えずに自分の言葉を伝える。フレアたちがどれだけ時間を稼げるか分からないから、言いたいことをさっさと言う。
「もちろん、大好きだよ。」
「ライト結婚しよう。」
そう言って涼平はポケットから四角い小さな箱を取り出しライトに中身を見せる。中に入っていたのは綺麗な宝石が付いている指輪だった。
「えーっと、はい。」
ライトは最終決戦の最中でのプロポーズに戸惑いながらも返事をする。
「結婚して子どもも作ろう。美影に聞いたんだけど、神様でも子どもを作ることはできるみたいだ。」
この前、美影に連絡した時に聞いておいた。ライトが望む幸せ、女の子の望む幸せは結婚して子どもを作ることだ。
「ええええっ子ども!!それはできたら涼平と子ども作りたいけど。」
「そうだ、ライト。想像するんだ。この戦いに勝って、幸せな家庭を一緒に築く自分の姿を。」
「・・・。」
ライトは想像する。何て幸せな未来なんだろう。付き合っただけがゴールじゃない。エッチしたことがゴールじゃない。これからも涼平と二人で先を歩んでいく。そのためにもここで負けるわけにはいかない。
「ありがとう涼平。」
「ああ。」
涼平とライトは最後にお互いの愛を確認するようにキスをする。
「私行ってくるね。」
「勝てよ。ライト。」
涼平はライトを見送る。
「みんな私のためにありがとう。」
ライトが再びミヤの前に立つ。ライトのために戦ってくれた七人の戦士たちは地べたに倒れていた。だが、皆死んでいない。ミヤがあえて殺さなかった。ライトを殺してからじゃないとダメだからだ。ここで下手に仲間を殺してしまうと、ライトが怒りによって強化される可能性がある。それを防ぐためだ。
「ライト様、後は頼みましたよ。」
ライトの姿が見えて安心したフレアは眠るように気絶した。
「まんまと足止めを食らってしまいましたね。けど、手負いのあなたがいくら強くなっても私には勝てないわよ。」
「どうだろうね。私の涼平への想いの強さ見せてあげる。」
ライトは攻撃を仕掛ける。もう迷うことはない。全力で自分の持てる全てをミヤにぶつける。今の自分の力なら絶対に負けない。
「くっ。」
ライトの何気ない一撃。その攻撃の速度が速いことはもちろん、威力の凄まじいものだ。ミヤは攻撃は防いだものの態勢を崩す。すかさずライトの追撃。ミヤは完全に防御できずにかすり傷程度といえダメージを食らう。もう先ほどまでの攻防とは違う。ライトが攻撃一辺倒でミヤが防御重視。そこは変わらないのだが、ミヤがライトの攻撃を完全に防げていない。攻防が続けば続くほど、ミヤはどんどんダメージを受けていく。
(まずいわ。このままでは。何か策を立てないと。)
ミヤに余裕がなくなる。思考を巡らせるが答えが出ない。と言うより答えを出す時間をとることが出来ない。防御に集中を割かなければ、一瞬でやられてしまう。手詰まりだ。ミヤは何もできなまま追い詰められていく。
「これで終わりよ。」
ミヤがダメージを受けすぎて大きな隙を作る。そこにライトの一撃が直撃する。
「ゲホッ、ゲホッ。」
ミヤは血反吐を吐く。ライトの一撃を受けた場所からも大量に血が噴き出す。ミヤには剣を握る握力もなくなってしまい、武器を手放してしまう。
「とどめよ。」
ライトはミヤの腹に剣を突き刺す。残念だが、ミヤの命乞いを聞く余裕はなかった。ミヤが生きている限り、ライトには負け筋が存在する。攻撃の手を止めては隙が出来てしまう。だから、一瞬で殺す。
ライトが突き刺した剣を引き抜くとミヤの身体は地面に倒れる。そして、ミヤの身体は光の粒子となって空に消えていった。
「終わったよね。」
ミヤが死んだことを頭で認識すると、ライトの集中が切れその場に膝をつく。
「どうやら終わったみたいですね。」
美影はライトたちの戦闘に決着がついたことを確認する。
「・・・。」
マイは攻撃することを止める。自分の攻撃では美影を倒せないことは分かっていたし、ライトがミヤを倒し終わるまでの時間稼ぎしか出来ないことは分かっていた。もう役目を終えた今、美影を攻撃しても時間を無駄に浪費するだけだ。美影をこの手で殺したいという気持ちを抑えて、攻撃の手を止める。
「お疲れ様です。私のマスターを倒すなんて流石ですねライトさん。」
マイとの戦闘が終わり美影は一瞬でライトの傍までいく。
「美影。」
ライトは美影を見る。集中力が切れて立ち上がる元気もない。もし、美影が今攻撃をしてきてもライトには防ぐことも出来ないだろう。
「ライトさん。」
美影がライトに手を差し伸べる。ライトは美影の手を取り立ち上がる。
「美影。私たち、これからもずっと友達だよね。」
「もちろんです。これからもよろしくです、ライトさん。」
美影はいつものようにニッコリと笑う。




