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~異世界転移?~勇者召喚されたけど、本当は〇〇〇だった!?  作者: くろにくる?
第1章 異世界到達編
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第6話 追放?

 いきなり広間に乱入(らんにゅう)してきた若い男に決闘(けっとう)と言われ、


 訳も分からないまま里の広場まで連行(れんこう)されてしまった、


 僕こと時任技術(ときとうあーつ)




 何か言おうとしても、言葉を(かぶ)せられて、


 あれよあれよという()に、


 決闘する流れから(のが)れる事が出来なくなっていた。




「ちょっと待っ...「オレは認めんぞ!〈勇者〉なんて!」」


「いや、だから...「得物(えもの)は何だ!」」


竹刀(しない)というか、(かたな)(けん)


..いや、そんなのはどうでもよくて、ちょっ...


「シナイ?カタナ?というのは知らんが、


 剣なら木剣(ぼっけん)でよいな!オレはこの木槍(もくやり)だ!」」


「ちょっと!どうでもいい事は聞くのに肝心(かんじん)なこ...「いざ、尋常(じんじょう)に勝負!」」




 相手はやる気満々(きまんまん)なので、


 何を言っても無駄(むだ)らしい。


 僕は木剣を渡されても(かま)えは取らず、


 降参(こうさん)の意思を(しめ)そうとしたのだが、




「何だ?男なのに決闘から()げるのか?...根性(こんじょう)なしめ!」


 安い挑発(ちょうはつ)に乗って、カッチーンときましたよ!


 僕だってねぇー、ムコウの世界では強い方だった。


 それにここまで(けな)されて勝負から逃げたら、


 男が(すた)る!ってもんだい!


 ここまでの事で、


 相当(そうとう)にストレスが()まっていたのであろう。


 僕は木剣を構え、決闘に(おう)じてしまったのだ。




 まあ、結果から言おう...


 惨敗(ざんぱい)でしたよ..


 一番の敗因(はいいん)は、


 相手の方がより(すぐ)れていたに()きるのだが、


 その(ほか)にも色々(いろいろ)原因(げんいん)はあった。


 ...惨敗した言い訳じゃないよ?


 本当にこの世界に来てからというもの、


 なぜか、体が重く、動きが(にぶ)くなっている。


 ..まあ、(おご)りもあったんだけどもね。




〈勇者召喚〉されて、


 特別な力や才能を与えられた訳ではないが、


〈勇者〉として選ばれて召喚されたのだから、


 僕はそれなりの強さなのだろうと思い込んでいたのだ。


 その(ため)、相手をよく()る事も、


 自分の状態(じょうたい)をちゃんと把握(はあく)する事も出来ていなかった。


 師匠(ししょう)がもしこの事を知ったら、


「やっぱ、才能ないわ~。破門(はもん)にしとこうか?」


 と(あき)れながら、()われてしまうだろう。




 何の反撃(はんげき)も出来ないまま、僕は(やぶ)れてしまい、


 自分の馬鹿(ばか)加減(かげん)(あき)れていると...




「こんな弱いのが何の役に立つんだ!


 こんなのに時間をかけているヒマは、


 オレたちにはないだろう!」


 決闘に圧勝(あっしょう)した若い男は、


 声高々(こえたかだか)広場(ひろば)に集まった者にそう宣言(せんげん)していた。


 僕はさらに呆気(あっけ)に取られ、


 されるがままに里の外まで()()られていった。




 ドサッ...


「お前といっしょに召喚された荷物だ!どこへとなりと行くがいい!!」


 里の門から竹刀が入った竹刀袋(しないぶくろ)一緒(いっしょ)(ほう)()される。




追放(ついほう)する!里にはもどってくるな!!」


 僕の目の前で、理不尽(りふじん)にも門戸(もんこ)がピシャリと閉めらた。


 どうやら、僕は里から()()されてしまったようだ。




 ...はぁ~ん?


 勝手に召喚しといて強引(ごういん)な決闘、


 そして、負けたら追放?なんて!


 ..一体、どんなハードモードなんだよ(怒)!!




 

「面白い!」


と少しでも思ったソコのアナタ!


ぜひ下の評価☆☆☆☆☆をチェックして下さい。


★5でも★1でも良いので、よろしくお願いします。


ブックマーク登録していただけたら、モチベーションにも繋がりますので、


お願いしますm(_ _"m)



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