日本の昔話 「桃〇〇〇〇」
むか~しむかしある所にいたお婆さんが・・・。
ナレーター
「むかぁ~しむかし、ある所にお爺さんとお婆さんが・・・」
お婆さん
「ちょっと待ったあぁ~」
ナレーター
「えっ!、もう待ったコールですか?」
お婆さん
「そうだよ、ちょい待ちなって」
あまりにも早い待ったコールに戸惑うナレーター。
ナレーター
「ど、どうかしたんですか??」
お婆さん
「あのなっ、桃太郎の話で色々やってきたじゃないか」
ナレーター
「そぅ・・・ですねぇ~、桃太郎本人だったり、桃太郎の名前の事だったり、桃太郎が女の子だったり、お爺さんが侍で終わったり・・・と」
お婆さん
「そっ、そうだろっ、って事はだな、今回の主人公は勿論儂じゃよなっ?」
ギラギラした目つきで迫りくるお婆さん。
ナレーター
「いっ、いいえっ、今回は桃太郎の・・・・」
お婆さん
「いいやっ、絶対儂が主役じゃ」
ナレーター
「いっ、いやぁ~そう言われてもぉ~」
お婆さん
「この儂をないがしろにするっちゅうんかい?」
なかなか引かないお婆さん。
ナレーター
「ないがしろは~・・・」
お婆さん
「桃太郎の話では大きな桃を1人で川から引き揚げたり、桃太郎を育てたり、桃太郎に我が家の少ない備蓄穀物で作ったキビ団子を持たせたりと色々やってきたこの儂をぉ~・・(泣)」
脇目も振らずに泣き出すお婆さん。
ナレーター
「えっ!・・・でも・・、一説によると、大きな桃は1人では無理だからと村人を数人呼んで引き上げたとか・・・」
お婆さん
「ぐっ!」
んな事してたんかいっ!?。
ナレーター
「子育て確かにしていたけど、それを理由にお爺さんに洗濯を変わってもらったり・・・」
お婆さん
「そっ、それは・・・」
ナレーター
「桃憂華の時はあぶれた若い男に色目を使ったり」
お婆さん
「あっ、あれは娘に良い婿を選ばないとだな・・・」
ナレーター
「キビ団子はどっかのお店の物を・・・」
お婆さん
「あれは・・・美味しかったんで・・・」
確かにあれは美味しいしなぁ~!。
ナレーター
「他にも・・・・」
お婆さん
「そ、そりゃ、色々あるわさっ」
するとナレーターは何かに気が付いた?。
ナレーター
「えっ!、ああ、そうですねっ」
お婆さん
「なっ!、なんなんだいっ?」
ナレーター
「あのね、お婆さん、申し訳ないんですけど、お婆さんのお話に付き合っているうちに持ち時間がいっぱいになっちゃったので今回はこれで終わりますわね」
お婆さん
「えっ、えええええぇええええぇえ!!?」
と、言う事で今回の日本の昔話はこれまでこれまでぇ~。
お・わ・り
お婆さん
「そんなぁ~・・・・・・・」
時間を理由に上手く逃げたナレーターだった。
本当の終わり。
まっ、いつかはお婆さんが主役の話は考えてあげたいですね。