player.addtale 7 ステータス確認
レベル 23
ステータスポイント 44
HP 891
MP 990
STR 99
VIT 99
AGI 99
DEX 99
MAG 99
[スキル]
アビリティ 「チートコンソール」
レベルが上がっているのは敵を倒したからかな?
しかしいきなり20くらいまで上がるとはやはり強ゴブだったのか。
ポイントもレベルアップに伴って貰っているが、すべて最大値なので使わないんだよな。
あとはスキルとアビリティか。コンソールの機能はアビリティってことは他の人は違うのかな。
とりあえずスキルの方があからさまにタップしてくださいと言わんばかりに光っているのでタップしてみる。
スキルポイント 44
生活 浄化 着火 湧水 鑑定 アイテムボックス
片手武器 0
両手武器 0
投射 0
防御術 0
装備 0
斥候 0
破壊魔法 0
回復魔法 0
召喚魔法 0
補助魔法 0
武器制作 0
防具制作 0
錬金術 0
おおう、ズラズラっと出てきたな。
どうやらスキルは条件で生える系ではなく固定でポイント振り分けでビルドするタイプのようだ。
まあたくさんあるとバランス調整難しいもんな。管理人さんらしいといえばらしい。
生活だけ表示がなんか違うな。チートスキルの代表格が二つも並んでるが…。
『フィオ、スキルの事だけど、生活スキルだけなんか違う感じなんだけど?』
「あー、生活スキルは満10歳になると誰でも使えるようになるっス。
ポイント要らないので振れないっスね。確か5つの便利機能が…。
って鑑定があるっスよ!
くっ、わたしとした事が楽できる機会を逃してしまうなんてっス…。」
『あるな、鑑定か。チートスキルの代表格じゃないか。説明してもらおうか。』
「誰でも使える時点でチートにならないっスよ。
生活スキルの5つの機能っスけど、とりあえず鑑定はMPを1消費してなんにでも説明をポップアップさせる機能っス。
使い方は説明を求めるものを注視して「鑑定」と念じる感じっス。
ステータス画面にも適用されるんで、今後の説明はそっちを見てくださいっス。」
『さっきコンソールで現実に欲しいと思っていた機能が実際にあるとはな。
というか他の生活スキルも説明してやれよ…。』
「嫌っス! わたしは楽できるときはとことん楽する派っス。」
仕方ないな。
スキル画面の「生活」を注視しつつ、「鑑定」と念じると、ポップアップが現れた。
生活スキル
満10歳ですべての人類が使用可能。
浄化:意思と発話で発動。皮膚から10㎝以内の汚れを消去する。汚れかどうかは本人の認識によるが、人体に有害な細菌等も除去される。
着火:意思と発話で発動。頭部から1m以内の視界内にライター程度の炎を5秒出現させる。1分のクールタイムがある。
湧水:意思と発話で発動。頭部から1m以内の視界内に1Lの純水を出現させる。1時間のクールタイムがある。
鑑定:対象を注視しつつ、意思で発動。MPを1消費してあらゆるものの説明を見る事ができる。
アイテムボックス:レベルx10Lの容量の物を自由に出し入れできるようになる。収納は目標に手を振れている必要がある、取り出しは自分から1m以内の視界内の任意の場所。
おー、便利そうじゃん。食料以外はほぼ手ぶらでもサバイバルできるようになってんだな。
しかしチート枠の鑑定とアイテムボックスがこんな仕様だと、他の転移者は何貰ったんだろうな…。
生活スキル5種について、色々試して問題なく使える事を確認していった。
強ゴブの魔石を鑑定すると「エリートゴブリンの魔石」と出た。あいつエリートだったのか…。
とりあえずアイテムボックスのテストに出し入れを繰り返すのに使わせてもらったが、しばらくはアイテムボックスの肥やしである。
さて、フィオは狸寝入りを決め込んでいるので、鑑定を使ってスキルの仕様を確認するか。
全部最大まであげちゃうから関係ないとは言え、一応効果知っておかないとステータスの時みたいになるのも困るからな。
その後数時間かけて鑑定を使いながらすべてのスキルの説明を読み込んだところ、スキルは大体3つに大別できることが分かった。
ちなみにポップアップのわからない語句をさらに鑑定でポップアップできる事にここで気づく。
各レベルに必要なポイントは1、2、3、5、7、9、11、13、15、17で、合計83ポイント。
片手、両手、投射、防御、装備、斥候の近接スキルは攻撃時の威力や防御時の軽減率などを%で補正するようである。スキルレベル3、7、10の時に特殊技能というか、%以外の効果があり、片手レベル3で「意識外からの攻撃時威力3倍」とか、投射レベル3で「照準時視力2倍」とかそんな感じ。
特に動きをアシストするとか、何か技を使えるようになるわけではなかった。
武術素人の俺に厳しい仕様だ。
破壊、回復、召喚、補助の魔法4種は威力向上と消費MPの軽減が交互に上がる感じだった。
発動はどうやら呪文名を唱えて手のひらを向ける方式のようで、腕がない人とかどうするんだろう?
呪文自体はスクロールで1つずつ覚える仕様で、ドロップアイテムか人の手による複製品もあるそうだ。まあコンソールで全部覚えてしまえば問題ない。呪文を叫ぶ恥ずかしさは慣れよう。
残りの生産ぽい3種類はレベルごとに制作できるものがわかる仕様らしい。
特に自前の技量とかではなく、スキルレベルを満たして材料を揃えれば光って完成品になるみたいだが、お手軽過ぎてまともな鍛冶屋が残るのかと思った。
よくよく見てみると武器防具どちらもレベル1で注視によって物の温度がわかる機能とか、錬金術なんかレベル3で構成元素がわかるとか書いてあるんだが、地球でも垂涎物の機能が山盛りだった。
スキルと呪文に関しては取ったことによる弊害みたいなのはなさそうなので、さっさと全部最大値にしてしまおう。
というわけで。
『コンソール起動』
説明回その2。コンソールで即取得という設定上最初の方に説明が固まっちゃうな。