201.決着後
右のランヴァルトは剣先をだらりと垂らしたまま、左のイラリは剣を肩に担ぎながら、その部屋に乗り込んできた。
部屋の中では、ルンダール侯爵が眼前の配下を怒鳴りつけているところであった。
部屋中の皆がとても居心地悪そうにしていたのは直前に放ったルンダール侯爵の怒声が、たかが剣士の一人二人があの暗殺者の大群を突破できるはずなかろうが、であったためだ。
侯爵の認識も決して間違ってはいない。この屋敷に集まっていた暗殺者たちは、どれもこれも優れた者ばかりであったし、護衛の戦士もまた同様だ。
だからこそ、たった五人の殴り込みに対し、至急避難してくれなんて言い出した者を叱っていたのだ。
さしものルンダール侯爵も、無礼にも部屋の扉をノックもせずに開き入ってきた二人組に、目を丸くして驚いていた。
だから言ったのに、といった絶望顔の従者たちを他所に、何度か瞬きしたルンダール侯爵は憤怒のあまり顔中に青筋を立てるも、どうにかそれを押さえ込む。
「……我が配下がここまで無能であるとは思いもよらなんだわ」
自制心に欠くルンダール侯爵であるが、敵を前に喚き散らすような真似はさすがにしない。
「で、確か、ランヴァルトと、イラリ、だったか。ここまで辿り着いた貴様等を褒めるべきか、あの馬鹿共の無能を笑うべきか。まあ、いい、ここまで辿り着けたのだ、ベルガメント侯爵よりの言葉があるのだろう、聞いてやろう」
その言葉の意味を、即座に理解できた者はこの室内でルンダール侯爵しかいなかった。
僅かに間を空けて、次に理解できたのは従者や護衛たちだ。
『ま、まさか、侯爵は、この期に及んで、ランヴァルトもイラリも自らを害するなんて考えても、いない、ということか?』
害するつもりもないのにルンダール侯爵の目の前に現れたというのならばそれは、交渉すべき何かがあるから、という発想だ。
そしてルンダール侯爵でなければ交渉相手として成立しないというのであればその相手はベルガメント侯爵しかありえない、ということだ。
そこまでの話に、少なくともルンダール侯爵にとっての齟齬はない。だが、そもそもの前提である、ルンダール侯爵を直接害する者がいない、という所が間違っているわけで。
イラリもソレに気付き、呆れたような声で言う。
「この期に及んで言葉に意味はない。が、そうだな、順番にいくとするか。それでよろしいか、ランヴァルト殿」
「ああ、物事の後先はとても大切なものだ。主君の後に死んだのでは面目も立つまいよ」
二人は同時に動き出し、片っ端から、部屋にいる全ての人間を殺して回った。悲壮な顔で抵抗を試みんとする彼らであったが、護衛の戦士も側仕えも等しく、二人の前では無力であった。
そして最後に、やはり目を丸くしているルンダール侯爵が残った。
彼が眉をひそめているのは、部屋中に充満している血の臭いのせいだ。
「貴様ら、ここまでのことをして……」
イラリは静かに告げる。
「恨みの深さを考えるのなら、八つ裂きにして尚生きながらえさせ三日三晩責め立ててこそ、とも思うが、生憎と俺はそういうのが嫌でこちらの世界にきた人間でな。貴方は、ただこの世から消えてくれればいい」
高位貴族にするとは到底思えぬ、そこらの雑兵を蹴散らすていどの技量でしかない雑な剣撃で、イラリはルンダール侯爵の首を飛ばした。
床に転がった顔には、末期の表情なんてものはまるで窺えず、少し不快げに顔を歪めた殺す直前の表情がそのまま残っていた。これを持参した布で丁寧にくるむ。
この間にランヴァルトがルンダール侯爵の胴を引きずって部屋の外に出ると、殺した兵の剣を使って、部屋のすぐ外の壁にこれを磔にする。
もう用はない。イラリとランヴァルトは二人で堂々と邸内の通路を行く。
歩きながらランヴァルトが問う。
「かたき討ち、とはならんのか?」
「主体が剣士ならばそうなることもありますが、暗殺者というものは目的を果たすことが第一で、それができなかった時は即座に引く、というのを徹底してますので」
「務めを果たせず戻ったとて、責任を取らされるということにはならんのか?」
「そうなったら責任をとるところまでが務め、となります。任務失敗の責任を取って勝手に敵に突っ込み玉砕しました、は暗殺者の間では通りませんよ」
少し考えた後で、ランヴァルトは呟く。
「剣士の私が言うことではないかもしれんが、そちらの方が主君にとってはありがたいだろうな」
「……いやそれ、そこまでわかってても、自分は剣士だから勝手に突っ込んで玉砕する方を選ぶって言ってるんですよね」
「はっはっはっはっは」
呑気にそんな話をしていられるのは、ルンダール侯爵を殺すまでは鬱陶しいほどにあった攻撃が一切なくなってしまったせいだ。
なので、二人を探していたシグルズもあっさりと合流することができた。
「こんちゃー、そっちは終わったー? お、イラリの持ってるそれ、もしかして首?」
「おお、シグルズか。侯爵の首は取った。他の連中は無事か?」
「あー、無事ではあるけど、コンラードは両腕がばっさりやられたー」
「何?」
ランヴァルトとイラリの表情が曇ったのは、コンラードが傷ついたことがどうというのではなく、剣士が腕を失うということの苦しさを知っているからだ。
ただすぐにシグルズが手を振って訂正する。
「だいじょぶだいじょぶ。切れた腕が残ってればリョータが治せるってさー」
シグルズの言葉にランヴァルトが驚いて問い返す。
「腕を斬られたというのは、傷がついたとかそういう意味か?」
「うんにゃ、腕二本とも肘から先が落っこちてた。他人の落っこちた腕拾ったの初めてだけど、いやー、コンラードの腕ぶっとくてびっくりしたわ」
「……リョータは腸の傷も治したと聞いたが、いやはや、切れた腕も繋げられるとは……」
だよなー、俺もびっくりだよ、と笑っているシグルズであるが、ランヴァルトもイラリも笑いごとではないとも思っている。
そこまでの治療ができる魔術師ならばどこも引く手数多、というより、強引にでも手の内に収めておこうとするだろう。
だが、そこは心配しなくてもいい、とも思った。凪と秋穂と涼太の三人に、何かを強要したのならどうなるか、二人は理解していたのである。とはいえ、敢えて揉め事を起こすこともない。
イラリはシグルズを窘めるように言う。
「その切れた腕を繋げられるという話、あまり他所に漏らすなと言われていないか?」
「あ、あー、言われては、ない、けど、多分、言わないほーがいい、うん、ごめん、内緒にしてもらっていい?」
イラリもランヴァルトも笑って頷き、三人は特に妨害もないまま、ルンダール邸を後にした。
ルンダール侯爵の敗北、という形で王都の騒乱は終局へと向かっていった。
彼はとても独善的で家の権力の全てを自身が采配する形をとっていたが、長く続く家でもあり、当主が死んだとて次への移行に齟齬はない。
前ルンダール侯爵のやらかした山ほどの失策を、これから一つずつ解決していかなければならない新ルンダール侯爵の苦労は並大抵の物ではなかろうし、それを自覚している新ルンダール侯爵も爵位を継いだからと浮かれ気分に浸る気にもなれない。
彼は前ルンダール侯爵の死亡が伝えられると、その報せが真実であるのかの確認を十度も行なった。前ルンダール侯爵の人となりを考えるに、このしつこさも無駄な作業だとは誰も言わなかった。
そしてそれが確認されるや即座に動く。戦争相手であるベルガメント侯爵と話し合いの場を設け、配下貴族たちの引き締めを行ない、既に戦闘行為に及んでしまっている配下集団に対し即時の戦闘停止を命じる。
「馬鹿な! ここまでやった以上中途半端な決着は自殺行為ですぞ!」
「我が家は嫡男をとられているのです! ここで引き下がってはお家の面目に関わります!」
「おお、さすがは新ルンダール侯爵。素晴らしき采配でございます(誰が従うか小僧めが)」
「お待ちを、停戦ともなれば、前ルンダール侯爵が定めた約定に関してはいかがなるのでしょうか」
一族の者や、配下貴族たちは好き勝手なことを言ってくる。ルンダール家直下の武装集団ですら、急な停戦には文句をつけてきた。
動かした暗殺者たちは、新ルンダール侯爵に契約した後払い金の保証をもらいにきた。
だが、最も深いところにいる暗殺者集団は、前ルンダール侯爵の死亡が確認されるや即座に王都より引き上げていった。
元より前ルンダール侯爵との契約であり、新ルンダール侯爵はこのやり方に否定的であったと気の利いた連中は知っており、そういうことがあるからこそ、最低でも半額は前払いを要求していたのだ。
暗殺者たちにとっても、無論新ルンダール侯爵にとっても、前ルンダール侯爵のこの時点での死亡は予想を大きく外した出来事であった。
だが、備えはあったし対応はできた。特に新ルンダール侯爵は、鬼哭血戦の時から前ルンダール侯爵の大きな危険を伴う選択を憂慮しており、自身の父ではあるが、さっさと死んでくれたおかげで破滅だけは免れそうだ、と胸をなでおろしていた。
「とはいえ、よくもまあこの短期間にここまでやらかしてくれたものよ」
新ルンダール侯爵はとにもかくにもルンダール侯爵派閥をまとめ、戦闘を停止させ、ベルガメント侯爵陣営と最低限の停戦条件をまとめ、そうした上で、ベルガメント侯爵とギュルディとの最高位者同士の話し合いの場を設けることに成功したのだ。
ベルガメント侯爵陣営は勝利の報に沸きたっていた。
ここぞと復讐を口にするようになる者の多さに、辟易しているのはとてもとても他人には言えぬことではあったが。
「当たり前ではあるのだが、勝てる算段がない時は無言で押し黙り、勝ちの目が出たと知るや手柄や利益を狙って声を張り上げてくるのを見るのは、どうにも気分のよろしくないものよな」
これこそが貴族であり商人であるのだが、自身が鉄火場を潜り抜けてきたせいもあってか、この年になって武人たちの価値観なるものを理解できた気がするベルガメント侯爵だ。
利益云々によらぬところで意地を張れる武人たちの動きを、これまで以上に評価するようになったベルガメント侯爵は、逆撃復讐を望む配下の者たちを制しにかかる。
いずれ今回の件の落とし前はつけさせねばならないが、今無秩序に暴れ回らせるつもりはない。
五大貴族から完全に脱落してしまったアクセルソン伯や、新たな五大貴族入りを狙っている有力貴族たちは、この機に三大侯爵の失墜を画策しており、これらに対するためにも陣営の強固なることを内外に示さねばならない。
何より、貴族間で争っている場合ではないのだ。ギュルディが王になる以上、貴族たちの切り崩しはかなり厳しいものとなる。そもそも今回の王都での騒乱も、貴族同士を争わせることで貴族の切り崩しを容易くさせるためのギュルディの策でもあるのだ。
「それがわかっていて、防ぎようがないのであるがな」
ベルガメント侯爵配下の貴族の一部が、侯爵の命に従わず勝手に動き出してしまっている。当主を理不尽に失った家が、敵討ちに動くのもまた当然と言えば当然のことであろう。
それは新ルンダール侯爵陣営でも同じことが起こっているし、王都の騒乱に関わらずにいた有力貴族たちも大きく動く気配を見せている。これらはもう、ベルガメント侯爵ですら止めようがないのだ。
そしてベルガメント侯爵は、新ルンダール侯爵とギュルディとの話し合いの場を整える。
話し合いのための準備は最低限しかできていない。事前に長い時間をかけ、王位継承の準備を整えてきたギュルディに抗するにはあまりに不足。
だが、せめても事前に王位継承の話を聞けているだけマシだ、新ルンダール侯爵はこれに関しては何の準備もないままに話を聞かされ対応を迫られることになるのだから。
執務室の椅子に座り、大層疲れた様子でいるベルガメント侯爵の横で、とても困惑した顔をしているのは護衛の任についている月光イラリである。
「……えーっと、その、そういった話を私に聞かせて、いったいどうしろというのでしょうか……」
じろりとイラリを睨むベルガメント侯爵。
「ここまであけすけに話せる相手がもうおらんのだ。つべこべ言わずワシに付き合え」
ベルガメント侯爵は助かったが、彼の懐刀であり知恵袋であり、何より友であったフランソン伯はもういない。ルンダール侯爵の最優先殺害目標であった。
「はぁ、とはいえ、新ルンダール侯爵とならば今後の協力関係を築くのに不足はありません。王となられるギュルディ様に対抗するためにも、これ以上の因縁を積み重ねず済んだのですから、それはそれでよし、とされるのが精神的にもよろしいかと」
「それもそーなんじゃがなー」
その忠義は疑う余地がなく、共に脱出行を生き延びた戦友であり、また剣士としてだけではなく暗殺者として暗部の話にも通じているイラリは、ベルガメント侯爵が外で話せぬ内容を話す相手として適任なのであった。
ついでに言うのであれば、イラリは侯爵という地位が相手でも踏み込んだ話をしてしまうような人間であるため、ベルガメント侯爵が気楽に話せるというのもよい。
「のー、イラリ。お主、ワシの執事やる気はないか?」
「剣士として扱ってくれるって話はどーなったんですか!」
妥協点として、扱いは護衛のまま、という形になった。口でイラリがベルガメント侯爵に勝てるわけがないのである。
新ルンダール侯爵も、ベルガメント侯爵も、この騒乱にて多くの配下を失ったし、これからも失うことになろう。
友と呼べる相手をすら失っても、恨みや憎しみを表に出すことはない。彼らはいずれも、数多の配下を率いる身であるのだ。
自身と配下たちが少しでも多く、少しでも豊かに、そうあれる選択を選び続け、存続に努めなければならない。それこそが貴族家の当主の役目なのだ。
感情的になる配下親族を宥め、時に強権を以て押さえつけ、進むべき道を示してやらねばならない。
そんなとてつもない重責を担う立場にあって、きちんと息抜きになる話し相手を確保できている辺りが、ベルガメント侯爵が長くこの役目を果たし続けられている理由の一つであるのだろう。
オーヴェ千人長より直接の報告を受けたのは、自領に戻っていたシェルヴェン男爵であった。
起こった出来事を丁寧に文章にして送られてはいたのだが、男爵は直接オーヴェ千人長より話を聞こうと思ったのだ。
「うむ、やはり意味がわからん」
「同感です」
ベルガメント侯爵の屋敷を訪れていた時、偶然襲撃に巻き込まれた挙げ句、侯爵邸の使用人全てを犠牲にどうにか逃げ延び、侯爵に多大な恩を売ることができた。という話である。
そもそもからしてルンダール侯爵の放った暗殺者、それもベルガメント侯爵を仕留めるために用意された精鋭たちから侯爵を連れて逃げられたというのが既に意味がわからないのだが、さすがにそれを口に出したりはしない。自分の部下が思ってた十倍くらい優秀でとてもびっくりしている。
ただ、その結果生じたことが問題だ。
オーヴェ千人長の報告により、どうも今回の騒乱にはギュルディが絡んでいるようで、ギュルディは王位を継ぎ、貴族の力を削ぎにかかるつもりだと。
この辺のそれこそベルガメント侯爵クラスでもなくば知り得ない情報を渡されているのも、侯爵を見事守ってみせたことに対する礼の一環である。
ベルガメント侯爵派閥の貴族としては、何一つ問題はない。天晴見事、でお終いだ。だが、シェルヴェン男爵は長くギュルディとの交流を維持してきた貴族でもある。
幾つもの不利益を飲み込んでまでギュルディとの取引を維持し続けた数少ない貴族であり、ギュルディが王位を継ぐというのならばそれはお家にとって極めて有利なことになる、はずであった。
「だが、そんなギュルディ様の企みの最も重要と思われる部分を、我らで潰してしまった、と」
ベルガメント侯爵の生存は、貴族勢力を削らんとしているギュルディにとっては大きな痛手となるであろう。
ではオーヴェ千人長はそれを責められる立場かといえば全くもってそんなことはない。
何が何でも生き延びろ、という命令を、ありえぬほどの困難な状況の中で成し遂げた上に、ベルガメント侯爵を見捨てぬままにそうできたのだから、褒められこそすれ責められる謂れはなかろう。
もちろんシェルヴェン男爵自身の立場も同様だ。
その上、窮地に陥った侯爵とオーヴェ千人長を助けにきたのは誰あろう、ギュルディの配下とみなされている凪と秋穂であるのだ。
凪、秋穂、涼太の三人組の、ギュルディとの不思議な関係については報告を受けているものの、シェルヴェン男爵にもこれをどう受け止めていいものかわからない。
そして何より困惑しているのが、他ならぬギュルディよりもたらされた手紙だ。
これには、オーヴェ千人長の見事な働きを見て、是非ギュルディ幕下に迎えたい、という話があった。それもシェルヴェン男爵配下のまま一時的にでもいいので力を貸してほしいとある。
これをどう判断したものか、シェルヴェン男爵は頭を悩ませているのである。
「立太子の話を考えた上でも、ギュルディ様と何も考えず距離を縮めればいいとはならん。相当に繊細な立ち回りが要求されるのだが……」
そういうのに全く向かない人間でもあるのだ、オーヴェ千人長は。
「申し訳ありませんが、行ったのならば私はただただ全力を尽くすのみです。私見ではありますが、あちらもそれを理解している様子でありました」
「何かあったら切り捨てろ、という意味でもあるのだぞ。ようやくお主を上に引っ張り上げられる目途が立ったというのに、これでは意味がないではないか。私はお主を他所にくれてやる気なぞないのだからな」
主君にそう言ってもらえるのは何より嬉しいことであろう。オーヴェ千人長も思わず笑みが零れる。
「一時的なもの、という話も、私を引き抜くだのといった意図があるようにも思えませんでした」
「王都圏の暗殺者共を駆逐し終えたのであれば、ギュルディ様が王位についてまずすることは、これを認めぬ、もしくは不満を持つ貴族たちへの挑発だろう。お主が役に立つのはその後だ。確かに、一時的にという話にも説得力はあるが。さて、何処まで信じたものか……」
嘆息しつつ、シェルヴェン男爵は告げる。
「どの道、私も王都に入るしかあるまい。ベルガメント侯爵であれば私にギュルディ様の派閥となるよう命じられるであろうし、たとえ僅かであってもギュルディ様と貴族たちとの間で協力する部分を作っておかねば今後に響く。……私は派閥云々よりも、自らの商売に専念したかったのだがなあ」
それは軍務のみに専念したい自分とどう違うのか、なんてことを考えたオーヴェ千人長であるが、それで実際に専念してしまう千人長と嫌でもそういう立場になればきちんとこなしてみせる主君とで、絶対的な差があることも理解しているので沈黙を守るのであった。




