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誰だ、こいつら喚んだ馬鹿は  作者: 赤木一広(和)
第二章 リネスタード騒乱
18/272

018.侠人、コンラード


 宿は二部屋取ってある。涼太とベネディクトの部屋、凪と秋穂の部屋だ。

 部屋が隣同士であるのは、何かあった時すぐに駆け付けられるようにという用心のためだ。

 なので涼太の部屋に宿の若い男の使用人が来た時も、隣の部屋の凪と秋穂はすぐにそれと気付けた。


「お客さん、下に客人が来てるんですけどお通ししていいですかね?」

「誰だ?」

「コンラードさんです」

「……ごめん、誰?」

「え? 誰って、ブランドストレーム家のコンラードさん、知らないんっすか?」

「俺たちは山の魔術師のところにいたって話、聞いてないのか?」

「え?」


 物凄い真顔になる使用人。どうやら聞かされていなかったらしい。或いは言ったらビビって顔出すのを嫌がるとでも思われたか。

 涼太は平静を装いながら問う。


「殴り込みみたいなものか?」

「え? いやいやいやいや、そういうんじゃないです。人数連れてはいますけど、あの人らいつもああですし。コンラードさんは揉め事起こすほうじゃなくて収めるほうっすから」


 涼太は少し考えた後で、支度したら下に行く、と伝えて使用人を下がらせる。

 彼が下がった音を聞いてから、凪と秋穂が部屋から出て涼太のもとへと。

 防音なぞ望むべくもない宿であり、涼太の会話は二人にも聞こえていた。

 凪は当然のようにまず、涼太の判断を聞く。


「どうする気?」


 涼太は滅茶苦茶正直な話をする。


「こんなヤクザな街で定住しようって気にはなれんだろ。ならもうさっさと街を出て、もっと治安のマシな王都なりに向かったほうがいいんじゃないのか?」


 凪の表情が返事を言っている。不同意らしい。

 秋穂に目を向けると、秋穂もまた難しい顔だ。


「もう少し状況が知りたいかな、私は。なんかさ、随分と気分の悪い話が横行してるっぽいし」

「おいおい、お前まで凪みたいなこと言い出すのかよ」

「なんでそこで私の名前が出てくるのよ!」

「あはは、でもね、気に入らないものを見過ごしたくないって気持ち、私にもあるんだよ。もちろん、準備と手段の厳選は事前にしようとは思うけどね」

「……あーきーほー、そうやって遠回しに私責めるのやめてよー」

「遠回しのつもりなかったんだけどなぁ」

「あ、秋穂が冷たい……」

「馬鹿め、自業自得だ。しっかし、そうかぁ、んじゃお前らこの街で起こるだろうトラブルに、顔突っ込む気なんだな」


 気を取り直して問う凪。


「トラブル起こる?」

「この距離だ、盗賊の砦潰したことは間違いなくリネスタードの街の戦力バランスを崩してる。均衡が崩れたうえでこれをまとめようって人間のほうが少ないってんだから、そりゃ揉めるだろうさ」


 秋穂は少し甘えた顔をする。


「そうだとしても、あの子ともう少し話をして、この先の話してからがいいかなって」


 あの子とはシーラ・ルキュレであろう。秋穂の言葉に凪も同意しているようで、どうも二人にとってシーラは既に友達扱いであるようだ。

 少し真剣な表情で涼太は問う。


「お前らがアレに入れ込む理由はなんだ?」


 即答は凪が。


「凄い娘だから」


 少し間を空けて秋穂が。


「珍しいんだよ。涼太くんにはわかりづらいかもしれないけど、私だって同世代で同性で、私と張り合えそうな女の子なんて凪ちゃんが初めてだったし。そういう娘見つけた時って、すごく嬉しいんだよ。きっと色んな話が合う、良い友達になれるって。多分向こうの娘も同じことを考えたと思う。だからあんなにあの娘も嬉しそうだったんだよ」


 となると、と涼太が続ける。


「商業組合に肩入れすることになる、かもしれないな。無条件にそうするつもりもないが、一応そのつもりでいてくれよ」


 二人のわがままを、受け入れてくれたことに喜ぶ凪と秋穂。


「ありがと、涼太くん」

「うんうん、やっぱり涼太は話せるわよねぇ」

「はいはい。んじゃ、話を聞きに行くとするかね」


 三人は連れ立って客人との面会に向かった。






 コンラードという男は、連れて歩いている三人の男たちと比べても一回り大きな体躯を持つ。

 年は三十代ほどに見える。短髪に整えた髪といい、大きな体つきにあまり似合わぬ整った衣服といい、きちんと身だしなみに気を使える男であった。

 宿の一階、食堂になっている場所で彼は椅子に腰掛けている。後ろには男が二人いて、もう一人は宿の入り口に。

 連れの三人はコンラードと比べると明らかに身だしなみは劣る。ついでに落ち着きのない態度も、周囲を威嚇するような表情も、己がチンピラだと主張してやまないものである。恐らく当人はそれを恥ずべきであると思っていないのだろう。

 そのコンラードの前に涼太が座った。

 涼太の背後にはフードを深くかぶった凪と秋穂が並ぶ。座らないのは、荒事に即座に対応できるよう構えているためだ。


「ブランドストレーム家のコンラードだ。まずは一つ、俺は今日ここに話し合いに来た。それはいいか?」

「山の魔術師の従者で、涼太という。話し合いは望むところだが、確かウチのが商会だかもう一方だかに怪我させてたと思うんだが……」

「詫びる気はあるのか?」

「申し訳ないことをしたとは思ってるさ。ただ、こっちが先に吹っ掛けたとはいえ、襲いかかられればやり返すのは当たり前だ。一方的な話なら聞く気はないぜ」


 相手は立派な体躯の大人である。はっきりと言ってしまえば涼太は、とてもビビっていた。

 それでも、後ろの二人にみっともないところは見せられない、と男の子の意地だけで踏ん張っているのである。


「怪我をさせられたのはウチのもんだ。ウチの連中を馬鹿にしたらしいな。どういうつもりだ? ウチとケンカする気だってんならそう言え。すぐに殺してやる」


 とりたてて脅すでもなく淡々とそう口にする。涼太はもう震えあがらんほどであったが、それでもまだ踏ん張れた。


「あれはこちらの失言だった。山のほうも何処かに加担するつもりはない。詫びなければならないんなら俺が頭を下げる。それで勘弁してもらえないか」

「頭を下げるで済むわけないだろうが。出すもんきっちり出せ、それで話を付けてやる」


 こちらの世界でも頭を下げるというのは謝罪するという意味である。面白い話だが、所作が同一であるのならば慣用句的な言葉遣いもきちんと魔術が訳してくれる。

 便利だねぇ、と涼太が感心していた部分である。

 コンラードが提示してきた金額は涼太にとって支払いが難しいものでもなく、二つ返事で了承してやる。

 するとコンラードは呆気に取られた顔を見せた。


「なんだなんだ、お前らウチと本気で揉める気なかったってのか?」

「それで俺になんの得がある」

「いや、まあ、時期が時期なだけにな。……おい、交渉相手は本当にお前でいいのか? 上の者出すんなら待っててやるぞ」

「他に居ないんだよ。交渉下手なのは自覚してるんだから、あんまりイジメないでくれ」


 コンラードが何かを言う前に、後ろに控えていた若い男が口を出してくる。


「コンラードさん、コイツなんか俺らのことなめてません? おいコラ、お前何勘違いしてんだ。お前如きがコンラードさん相手に敬語抜きか? 今ここでやっちまってもいいんだぞ?」


 もう一人の若い男もそれに乗ってくる。


「おうその通りよ。魔法使いだかなんだか知らねえが、その使いっ走りていどが何俺らと対等顔してんだ? まずどっちが上かはっきりさせてから話しようじゃねえか」


 後ろ二人が動く前にコンラードが動いた。


「やかましい! コイツは詫びるって言ってんじゃねえか! 出すもんも出す! 筋は通すってんならこれ以上ぐだぐだ抜かすんじゃねえ!」


 コンラードの怒鳴り声に怯え、二人は後ろに戻った。

 涼太はとても正直に今の気持ちをコンラードに伝える。


「あー、アンタ、さ。めっちゃくちゃ怖いからもう顔合わせるのも嫌だし、金は今すぐ渡しちゃっていいか?」


 その言い草に二人のチンピラが勢いよく凄むも、コンラードはといえば大笑いである。


「なーにが怖いだ。本当に怖がってる奴ぁ、ロクに口もきけなくなるもんだろ」

「俺は怖いと口が回るタチなんだよ。秋穂、悪いけど金出してもらえるか?」


 涼太が怯えているのは本当だ。その証拠に、手が震えてしまって自分では金を渡すことができないのだから。

 フードをかぶっている秋穂は無言で頷き、金の入った小袋から必要分以外を抜いてこれを差し出した。

 金を受け取ると、コンラードはそれ以上余計なことを言わず席を立つ。

 宿を出る時若い男がコンラードに、もっと金が取れたのにと言いつのるのが聞こえた。


「馬鹿野郎、あんな若いのが一人で随分と頑張ったじゃねえか。道理も外れちゃいねえし、このぐらいにしといてやれや」


 コンラードはそんな言葉と共に宿を出ていった。

 少ししてから、椅子からずり落ちそうになる涼太である。


「しゃ、洒落にならん。本物のヤクザってなみんなあんなおっかねえのかよ」


 よしよし、とその頭をなでてやる秋穂と、何やら不満げな凪だ。


「何よ涼太、そんなに怖がることないじゃない。私たちが後ろについてるってのに」

「強いとか勝てるとかじゃねーのっ。ああいうおっかないのと面と向かって話してるだけでほら、お前、震え止まんねえんだって」


 でも、と頷く秋穂。


「あの人、どっちかっていうと優しい人っぽいよ。本当に怖いのは、ほら」


 宿の扉が乱暴に開かれると、十人の男たちが入口から雪崩れ込んできた。


「ここか!? 商業組合に上等きったボケのいる宿は!?」


 宿の中にはフードで顔を隠した二人と若い男が一人。報告にあったそのまんまが居たので、十人の男たちは色めき立った。

 その様子を見て、涼太は即座に決断する。


「凪、秋穂。頼む」

「あ、もうやっちゃっていいのね」

「アレは話し合おうって顔じゃない。お前らいなきゃ速攻で逃げてるよ」

「凪ちゃん、シーラちゃんのことあるから殺さないていどにね」

「わーかってるって。こう見えて手加減って私得意なのよ」


 手加減できるかどうかじゃなくて、するかどうかが心配なんだがね、と涼太は思ったがせっかくの意気込みに水を差すのも悪いので黙っていた。

 涼太を庇うように前に出る凪と秋穂。どちらもフードを被ったままなのでその美貌で人は釣れないが、彼らを前にして怯える風も見せないところが癇に障ったようだ。

 元より暴力にて思い知らせた後で、金銭による解決を強要するつもりだった連中だ。一人が凄んだ顔のまま無造作に秋穂の襟首を掴もうと手を伸ばした。


『なるほど、素人だね』


 次の瞬間、その男は顔面から床に突っ込んでいた。

 衝突の衝撃で天井に向かって伸びた足がびくんと震えた。

 凪、にやりと笑いながら強制的に顔で逆立ちさせられた男の、腹を真横から蹴り飛ばす。

 狙いすました一撃によりその男は突入してきた男たちの頭上を飛び越え、宿の入り口目掛けて吹っ飛んでいく。

 勢いよく開かれた扉はまだ開いたままで、男は綺麗に外へと蹴り出された。

 ここまでの動きは倒すことが目的ではない。言うなればデモンストレーションのようなものだ。

 こちらはこれだけできるが、それでもまだやるか、という示威行為である。

 その意図をきちんと汲み取ったのが半数。残る半分は、頭に血が上ったのかそもそも馬鹿なのか、雄叫びと共に突っ込んでくる。

 あまりの愚かさに凪は呆れ顔である。


『こういう生き物っていわゆるここらの底辺なんだろうし、当たり前を求めるのも難しいって話かしら』


 いずれ暴力で他人に何かを強制しようという連中だ。凪が幾ら傷つけようと欠片も同情せずに済む相手である。

 大柄な男が凪目掛けて駆けよってくる。大きく振りかぶってからの剛腕。

 振り下ろしてくるその一撃を、一歩大きく前に進むことで外し、凪の左腕は男の股下に。

 肩を胴に押し当てながら腕を振り上げると、巨漢の重心はあっさりと崩れ、男の全身が凪の肩の上に乗ってしまう。


「おっ! おわあああああ!?」


 情けない悲鳴をあげる大男を、肩越しに反対側へとぶん投げる。

 男は空中で半回転しながら飛んでいった。

 体格でいえば明らかに劣る凪が、チンピラたちの中で最も大柄な男を易々と投げ飛ばしたのだ。

 突っ込んでこなかった五人は驚きに言葉もない。


『襟首は、こうやって掴むのよ』


 二人目の男の拳も、最初の男と全く同じ動きで避ける。ただし、今度は下ではなく上、男の襟を片手で掴む。

 そして掴むと同時に身体を捻り、左手は男の首の後ろへ伸ばし襟を全力で引く。男の腰が凪の腰に簡単に乗ってしまうと、もう男にも止められない。

 両足が空中高くに跳ね上がり、ぐるりと一回転して床に強く叩きつけられる。

 その一撃で、男は完全に戦意を喪失した。

 秋穂のほうは凪ほどわかりやすくはない。

 開いた左手。これを男に向かってまっすぐ踏み出しながら突き出した。それだけだ。

 殺してしまわぬよう加減しながら、男と比して背の小さい秋穂は滑るように懐に入り、至極あっさりと男との間合い差を埋めてしまい、左手を軽く突き出した。そう見えた。

 だが、これを受けた男は、わざとやっているのではないかと思うぐらい大袈裟に、後ろに向かって一歩ずつ大きくたたらを踏む。

 三歩飛んだところで遂にバランスを崩した男は倒れるが、それでも勢いは止まらない。見えない何かに引かれるように床をごろごろと転がって壁に激突し、そのあまりの苦痛に蹲ってしまう。

 次の男は、殴り掛かろうとしたところで驚きに目を見開く。

 男の眼前にいたはずの秋穂は、男が拳を振り上げた時には既に真横に立っていたのだ。


「んな!?」


 なんて言葉の直後、男は激痛に身をよじる。

 真横から更に後ろに向けて進んだ秋穂は、男の片腕をひょいっとばかりに掴んでいた。これを、テーブルの食器を手に取るていどの気安さで掬い上げる。その所作が、男の腕を捻り上げることになる。

 悲鳴とともにその場にしゃがみこむ。それでも捻られた腕の苦痛からは逃れられない。いや、もうどう動いても苦痛は続くし、そもそも動くことさえできなくなっている。

 別段力を入れたとも思えぬ姿勢で男の腕を掴んでいる秋穂は、フード越しに男の顔を覗き見る。


「ま、待て! わかった! まいった! 俺が悪かったからこれ以上はよせっ!」


 少し強く捻り上げた後で、秋穂は手を放してやる。男は転がるようにして秋穂の前から逃れていった。

 突っ込んでくる男がいなくなると、そこでようやく涼太が口を開く。


「で、何か用か?」


 チンピラたちのリーダー格の男は、さすがに突っ込んでくる馬鹿組ではなかったようで。

 明らかな戦力差に怯え怖気づきながらもリーダーは威勢を保ったままだ。或いはこういった虚勢の張り方こそ、彼は慣れているのかもしれない。


「て、てめえ、やりやがったな。俺たちが商業組合のモンってわかってて手を出しやがったな。絶対、このままじゃ済まさねえから……」

「お前らさ、俺たちが山の魔術師の使いだって知ってて手を出してきたのか?」


 リーダーの言葉が止まる。上の者に言われているわけではないが当たり前の共通認識として、魔法使いには手を出すな、というものが彼らにはあるのだ。

 希少で価値ある存在だというだけではなく単純に、武力としての魔術の恐ろしさが世に広まっているせいだ。

 涼太は続ける。


「お前たちの上はそれでいいって話なのか? 俺たちは確かに従者でしかないが、さすがに俺たちが死ねば魔術師も動いてくれるぞ」

「けっ! そっちが魔法使いならこっちにだってシーラが居る! 死ぬぞてめえら全部! 辺境最強剣士シーラ・ルキュレだぞ!」


 そこで涼太も気付いた。

 リーダーの男はもう引っ込みがつかなくなっているのだ。

 頭脳労働や駆け引きを積み重ねてきた男ではない。もっと単純で明快な世界に生きてきたのだ。

 それでも、相手の強さ力を知っているのならば押すか引くかの判断もできるが、外からきた異邦人、それも飛びぬけた武力の持ち主相手に、何処まで前に出たものかがわかっていないのだろう。


『まっずいなこれ。商業組合と本気で揉めるのはよくない。てか凪と秋穂が怒る』


 涼太は即座に決断した。


「おい、もういい。面倒だからこいつら全員ぶちのめして店の外に叩き出してくれ」


 リーダーが決定的な言葉を口にしてしまう前に、力ずくで黙らせ判断を上の者にさせることにした。

 その決断の思い切りの良さに凪はにんまりと、秋穂はうんうんと満足気に頷く。

 リーダーは念入りに、それ以外は他の連中を運んでいけるていどにしてから、凪と秋穂は涼太の指示通り外に叩き出したのである。


 そしてこの様子を宿の外で監視していたのが、ブランドストレーム家のコンラードである。

 フード二人の馬鹿みたいな戦闘力に配下の男たちが青い顔をしているのを見てコンラードは苦笑する。この二人が魔法使い一派相手にやたら強気だったのは、一緒にいるのがコンラードだったからである。

 元より人間離れした戦闘力に抗する実力も度胸もありはしないのだ。

 そんな彼らを他所に、コンラードが涼太たちを見る目はとても好意的なものであった。


「あれがやれるってのに頭下げたのか。あのガキ、アレ、いいんじゃねえの。俺ぁアイツ気に入ったぜ」


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― 新着の感想 ―
脳筋野獣2匹と苦労人1人と1匹の物語なんだから 何もおかしくはないね
なぜコメント欄がこんなにも反意的なのかが理解できていないが、ご都合主義はどこにもあるモノだし場面を動かすなら動かしやすい駒を作るのがコスパがいいからな。
[一言] 同行者のことを考えず自分のしたいように人を殺したいだけの快楽殺人鬼。 問題を起こさないようにでは無く問題を広げて殺したいだけにしか見えない。
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