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18歳の5か月の片思い   作者: 沢城 健也
7/28

6 課外授業

6月の半ば

裕一のクラス24人はK県にいた

今日は課外授業らしい

「しっかし平日のど真ん中に旅行とは俺らもいい身分だねぇ」

「おいおい...」

京一は近くのベンチでで青ざめている

「二人とも何言ってんのよ今日はこの会場で行われる自動車メーカーの展示会よ!」

「それと相澤大丈夫なの?」

麗奈が聞く

「...現在進行形で吐きそう...」

『おいいいいいいいいいいーーーーーーー』

三人は急いで京一を会場内のトイレに連れていく


裕一と博も入ったが出すものがなかったのか裕一はさっさとでできた。

同時に麗奈が待っていた

「相澤大丈夫?」

「どーせバス酔いっしょ図体のわりにやわだなあいつ」

「それは私も思った笑笑」

何気ない話をしている中でふと麗奈に聞いた

「そういえばさなんで河合は自動車に来たんだ?」

麗奈は真面目に答える

「うちは車屋だから跡継ぎから本当は二級でもよかったんだけど親が行けって」

「なるほどねぇ」

「御木本は?なんで」

「母型のじいちゃんが車屋やってるから必然的に...」

「なにそれ笑笑」

すると博とすっきりした顔の京一が出てきた

「いやーやっとすっきりした!さぁー行こーーーー」

『お前が言うなーーーーーー』


開場に入るとそこには新型エンジンのカットモデル

新車種のカットモデル、新しいバンパー製品etc...

とにかくいろんなものがある


四人はパンフや写真を撮る。途中休憩スペースに行き休憩した

「いやぁしかし多いねぇこれはまた酔いそうだわ」

「お前まじでやめろ次は医務室行きだからな」

なんてやり取りをしていると

本山が来た

「あら皆、お疲れ?」

麗奈は

「疲れましたぁ。まぁある程度の収穫があったのでレポートは楽ですね」

そうこの課外授業目的はこの自動車メーカーのレポートを書かなくてはいけない

「まぁみんなそれは頑張って後30分後にAロビー広場に来てねそこでいなっかったら

バスは出ちゃうから」

『はーい』

三人は答える

その後四人は再度会場に入るがなんと人込みで裕一がはぐれてしまった

「やっべ...ひとまず連絡入れとくか、まぁ最悪一人でバス乗り場行くか」

裕一はひとまず博に連絡する京一はなぜかバスにスマホを忘れた。

「さぁてどうするかな、ひとまずあそこのコショウ君でも見に行くか」

コショウとは最近携帯会社が開発したロボットだ

コショウ君の所に行くとそこには本山がいた

(うわぁ先生いるよ適当に隠れて逃げよ)

と思ったがコショウ君が本山に話しかけた

「アナタハオトコデスカ?オンナデスカ?ドコカラキマシタ?」

ところどころ口が悪い

「女です。関東です」

本山はなぜかムキになって答えていた

「ソウデスカアリガトウゴザイマス」

そっけなく終わったが

本山は笑顔になった

だがそのやり取りを見ていた裕一は

(...ギャップ...意外と笑顔きれいだな)

普段ぶっきらぼうな本山の意外な一面を見た裕一はなぜかドキドキしていた

と同時集合時間が迫っていたので場を後にした


集合場所には同じ時間同じところにいた本山が早くついていた

裕一は急いでバスに乗り京一の隣に座る


帰りのバスでは京一は寝息を立てていた

裕一は窓の外を見ながら

(またあの笑顔見れないかなぁ...)

などと考えていた

のと同時にここから本山への片思いが始まる

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