5 担任とは 座学編
5月の終わり
周りがだんだん薄着になっている
今日から裕一達の担任本山優香が教壇に立つ
彼女はエンジン構造担当だった
「それでは1時限目の授業を始めます。ですがその前に皆さんと私で自己紹介しましょう」
クラスはなぜかどよめいたがそんな中、本山がまず自己紹介した。
「改めまして皆さんの担任の本山優香です。
昨年まで整備工業に勤めていました。所有資格は一級整備士と検査員を持っています。
ちなみに年齢は32歳です」
周りはどよめいた中でも裕一は
(おいおいまじかよ...32...よっぽど嫌なことあったんだねぇ...)
なぜか皮肉れていた。
本山の自己紹介が終わり
生徒の自己紹介が始まった。
「相澤京一18歳です。工業高校の機械科に通ってました。」
京一のあいさつはいたって普通だった
数人が終わり麗奈の番が来た。
「河村麗奈です。商業高校に通ってました。」
これもいたって普通
裕一の番が来た
「御木本裕一18才ごく普通の高校に通ってました。」
担任が聞く
「御木本君?それは普通高校ととらえていいの?」
「そうっす」
そっけなく答えた
最後に博が答えた
「守屋博です、商業の高校に通ってました。」
普通に終わった
全生徒24人終わった
一人は先週の月曜学校の規則を破り退学してしまった。
「そうそう1人いなくなりましたが残った皆さんは頑張りましょう!」
本山はそう告げた。
休み時間をまたぎ2限目に入った
ちなみにこの学校は一つの教科を二時限連続で行う
2限目の授業が始まった。
始まりは先生が軽く説明をし黒板に内容を書く
その時だった
(ん?なんだあれ?)
裕一はあるものを見た
本山が教科書ではなく自作と思われるファイルを見ながら黒板に内容を書いた
(まぁいっかやり方は人それぞれだし)
あまり気に留めなかった。
だが近く裕一はこのファイルの正体を知る。