13 事故~学校編~
裕一が病院に搬送された頃の学校では
クラスは静まり返っていた
その時、二級整備科長が入ってきた
「えー今回の事故で工場が一週間使えなくなりました」
「そして学校は二日間臨時の休校になります」
「おとなしく二日間を過ごしてください以上」
そう告げると
みんな帰路についた
「裕一大丈夫かなぁ」
博がいう
「どうだろう結構な量な血だったしな」
京一が答える
「それより麗奈も大丈夫かなぁ」
里香が言う
「結構気にしてたもんね」
麗奈は車両の使用班だったので今も警察にいる。
事故後
『私がもっと早く言えば...』
とずっと言っていた
「私麗奈がガッコ辞めるのヤダ」
「悪いのはあの三人でしょ」
「それで麗奈まで辞めたらおかしいよ」
里香が泣きながら言う
「辞めさせないよ絶対」
博が言う
「うんそれで河合が辞めたらおかしいもん」
里香をなだめそれぞれの帰路につく
二日後
クラスはやはり思い空気だった
教室には麗奈がいた
すると本山と緒方が来た
その顔には疲れが出ているのが見えた
本山が重い口を開けた
「まず今回の事故で関わった5名のうち3人が退学になりました」
「残りの2人はまた言います」
「御木本君は今後本人または保護者との話し合いで決めます。」
すると
「なんで御木本まで退学なんですか?」
一人聞いた
緒方が
「退学と決まったわけじゃない」
本山は
「それと一週間実習場が使えないのでしばらくは座学になります」
「もうこれ以上迷惑、負担を賭けないように」
そこにはもう疲れ切った本山がいた。
4日後
警察が事故原因を教員と一級の生徒に伝えた
本来ではありえないことである。
今回の事故原因は
退学した3名がふざけて裕一を驚かそうとギリギリまでブレーキを掛けなかった
三人は最初ブレーキが利かないと言っていたが
車両を調べるとブレーキに問題がないことが分かった。
改めて事情を聴くと上記の証言があったそうだ
これを受け3人は書類送検されたその後学校を退学となったとのことだ
3日後、捜査が終わり実習場が使えるようになった。
実習はいつもどうりに進んだ
一級整備科長がいるのを除いて
麗奈はその後特に精神問題もなくいつもの日常を送った
一方は意識不明
一方はいつもの日常に戻った
まだまだ終わりません
普段の