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18歳の5か月の片思い   作者: 沢城 健也
13/28

11 事故

10月初め

先日の企業研修が終わりいつもの日常が始まる

今回からまた新たな実習が始まる


「今回からはデフ系統の実習を始めます実車より取り外し分解を行い構造を知るために行います」

本山の説明が終わると珍しく緒方が

「ちょっとすいません」

と声をあげた

「先週の金曜から工場の喚起装置が機能してませんので排気ガスの喚起ができないので、

エンジンを始動せずに人力で車を工場に入れてください以上」

『はい!』

それぞれ車両を取りに向かう

裕一と里香、博そして京一が今回は一緒だ

使用車両を見つけた

「誰乗る?」

「ここは島田でしょ軽いだろうし」

「だねだね」

「あんたら人を馬鹿にしてるの?」

とかいいつつ

里香が乗り込み

車両を工場に運んだ

リフトに乗せるため前に出て

「もうちょい前出してー」

裕一が指示を出したその時だった

『御木本!危ないー!』

「えっ」

麗奈の声が聞こえて振り向いた瞬間


ボッスッッッ

鈍い音が工場に響いた


裕一はフロントガラス

ルーフパネル一部に打ち付けられた

ボンネットとルーフはへこみ

フロントガラスは大破した

その瞬間裕一は自分の目の前が真っ暗になった

その後

裕一は床に落ちた

あたりは血の海だった。

足と腕は変な方向に曲がっていた

そう裕一は轢かれたのだ


「キャー――――」

「おい!裕一!おい!裕一ーーーー」

あたりに悲鳴が起きた

「どうした!」

騒ぎを聞いた本山と緒方が駆けつける

「御木本!おい!御木本!」

「御木本君!御木本君!?」

二人が裕一に駆け寄る

「誰か救急車!それと科長呼んできて」

「はっはい!」

「どこだこの車の使用班は!運転手は誰だ!」


工場は騒然となった

程なくして救急車が来た。

「どなたか付き添いをお願いします。」

「私が行きましょう本山先生はここを」

「はい了解です」

裕一は病院に緊急搬送された。

その後、警察が来て現場検証が始まった。

「実習場の責任者の方、被害生徒の担任の方、それとこの車に関わった生徒さん事情聴取をしますので警察署まで来てください」


本山と一級科長、そして搬入にかかわった生徒全員が警察署へ行った。


その後、二級整備整備科長が

「一級整備科並びに二級整備科全生徒は実習中止!指示があるまで教室待機」

生徒は皆教室に向かった

「御木本大丈夫かよ...」

「いくらなんでもやばくね...」

「あいつどうなるんだろ」

クラスメイトは口をそろえてこう話していた

いつもつるんでいる京一達は

ただお互い顔を合わせずにいた


思わぬところでの事故

そして裕一は助かるのか...

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