表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18歳の5か月の片思い   作者: 沢城 健也
12/28

10 大人とは2

昼食を済ませ

裕一はトイレにいた

(はぁ...後4時間か意外とあっという間だな)

用を足し

飲み物を買いに自販機コーナーへ向かった

近くに行くと電話で話す女性の声が聞こえた

それはよく聞いたことある声だった。

(げ、本山か?まぁさっき、すっ呆けてたから覚悟しよ)

と思いつつ

自販機へ向かう

だが近ずくにつれ話の内容が聞こえてしまった

「うんじゃぁ6時ごろね...うんわかったよじゃあね」

「分かってるよー今言うこと?じゃあね」

など思わぬ会話が聞こえてしまった。

自販機の前に行くと

目の前に本山がいた。

本山は裕一と目が合うと

一瞬慌てたように見えたが

「あらどうかしたの?」

「いやなんかお茶でも買おうかと」

「そっあっそういえば今朝、車で来たでしょ」

「はっはい」

「全く事故がなくてよっかたけど今度は気おつけてね」

「はーい」

本山はその場を後にする

一部始終を見ていた

麗奈から

「なんかやったの?」

「いや車で来たのがバレたから説教食らってた」

と説明した。


その後午後の研修が始まった

自動ブレーキの構造について説明を受けたが

正直すごいと思ったが

今後は増えていくと裕一は確信した。


研修は無事終わり

解散となった

駐車場まで向かう

その時だった

少し先に止まってたバンにダッシュで本山が乗り込んだ

それを見ていた

裕一達3人は

「おいおい自分はクルマいいのかよ」

と言ったが

里香と麗奈二人が

「もしかしてあれだよね」

「うん絶対そうだよね」

と話しているのが聞こえた

一瞬なのことかと思たっが

裕一は助手席の本山と運転席の男を見て

すぐことを理解した

(あ...あれが先生の彼氏か...)

そうバンの運転手は本山の年下の彼氏だった。

車の中の本山は普段見せる顔とは違く

大人の女性の顔をしていた

それを見た裕一はモヤモヤと同時に

心にぽっかり穴が開いた気分になった。


その後駐車場につく

博たちと別のところに車を止めた裕一は一人で帰ることになった

「さぁーて帰りますか。」

車に乗り込みエンジンを始動する

朝来た道を思い出しながら高速に乗った

だがここで25キロにも及ぶ渋滞にはまってしまった

「おいおいマジかこりゃ遅くなるなぁ」

後にも先にも引き返せないのでおとなしく待つことにした。

その間ふと本山とその彼氏を思い出してしまった。

(わかってはいたけどやっぱり現実はつらいなぁ...)

(いくら俺が好きでもやっぱり相手がいると振り向くわけないし)

(最後の最後でいやなもん見たな)

と考えていた。

1時間半後渋滞が緩和した

途中トイレに寄るためPAに寄った

「うーサブイそろそろ冬が来るのかねぇ」

などと言いつつ

(あれこのバンさっき見たのと同じだ)

などと思いつつトイレに向かう

用を足した後

近くの電光掲示板を見て渋滞情報を見た

「うっわぁこりゃ真っ赤だな...」

「途中下に降りて帰るしかねぇーか」

その時だった

隣にいた男性が

「やっと来たなんか買ったの?」

「やっとだよー混んでるから大したもの買ってないけど」

後ろに来た彼女であろう女性と話していた。

(隣はカップルかぁ羨ましいもんだ、さぁて俺も何か買って喰うか)

(しっかしなんか聞いたことある声だなぁ、まぁいいか)

後ろを振り向きコンビニ行こうと歩き出したとき

隣の男性の彼女が

目の前で

「あっ」

をみていった裕一は顔を上げ女性の顔を見て

「えっ」

そこには先に帰ったはずの

本山がいた

「先生!なにやってんすか!」

「御木本君も何やってんのよ!こんなとこで」

「そりゃここにいればだいたいわかるじゃないすか」

すると

「あのぉあなたはどちら様?」

本山の彼氏が話しかけてきた

「あっすいません」

「本山先生の生徒の御木本って言います」

「あっ生徒さんですか。それは失礼」

「いえいえすいません二人のところ変な男が」

「いえいえ気にしないで」

すると

「あのさ御木本君ここには車で来たんでしょ」

「どんなのか見せて」

本山がいう

「あーいいすよたぶんお二人が乗ってたバンの真後ろに留めたんで」

「いや知ってんのかーい」

裕一は二人を車に案内する

「px-7!懐かしい」

「これちょうど俺の兄貴が買ったやつと同じだ」

二人は興奮した

「でもこれ今高いよねぇどうしたの?」

本山が聞く

「じいちゃんが車屋なんですけど、もともと下取りで入ってきたみたい

なんですけど何だかんだあってもらったんですよねぇ」

『すげーじいちゃん』

二人は言った

その後二人とたわいもない話をして別れた

車に乗り込み車を走らせる

「あれが彼氏かぁ..仲良さそうだったなぁ」

などどぼやき

帰路についた


本山の大人の女性の部分を見た裕一

だが彼はこの数か月後あることに巻き込まれることは

彼は愚か誰も知らない。







評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ