4話
レイは水筒の水を飲み口を袖で拭い男の遺体を指さし少女に
「あれなに?盗賊?」
と聞いた。
「そう。
ギルドの依頼で来た。」
と眠そうな目で答えた。
そして
「それより、さっきのはなに?」
とレイの戦い方のことを聞いた。
「ん?あぁ、あれはまあいいじゃん」
と、歯切れ悪く答えた。
少女は少し考え
「まあいい。
それより助かった私はエリス。
キミは?」
「俺はレイ。
すぐそこの村に住んでる。」
エリスは村が近くにあるのを知らなかったのか首をかしげるもレイが手を差し出したので握手した。
レイは
「それより1人で盗賊の討伐を?」
と聞くと
「うん。これでもAランク。」
エリスは言った。
ランクとは冒険者の強さを決めるランクでランクで受けられる依頼の難度が変わる。
上からSSS,SS,S,A,B,C,D,E,Fと9つのランクに分かれる。
最初はFランクから始まり依頼をこなすと、ランクが上がる仕組みだ。
エリスはAランクと言うことなので冒険者の中ではそこそこ強いと言うことである。
「へぇ~Aランクか~!
すごいじゃん!
何歳なの?」
と、レイが聞くと
「15..」
と、エリスは答えた。
レイは
「へぇ~若いのに凄いねぇ~!」
と、目を輝かせて言った。
「キミは?」
とエリスが聞くと
「俺は12歳であと少しで13歳になる!」
エリスは、それを聞くと
「キミもすごい。
12歳であの剣裁きに、あの剣技..
気になる...」
エリスは目を鋭くし言った。
すると、レイは剣の柄をポンポンと叩き
「やる?」
とレイはのんきに答えた。
「いいの?」
「いーよ別に
それに、覚えたいしね...」
レイの意味ありげな言葉にエリスは首をかしげた。
レイは空を見ると
「まあやるなら明日かな
今日はどこに泊まるの?」
と疑問になったのか聞いた。
エリスは少し考える間を置き
「野宿..」
レイはそれを聞くと
「なら、うちの村くる?
俺ん家に泊まればいい。部屋は余ってる。
それに母さんの飯うまいよ!」
と言った。
レイの言葉にエリスは少し考えそして頷きレイについて行った。
とりあえず今日は4話投稿します。
それからちょくちょく投稿していきたいと思います。