2話
広大な土地。
そして畑を耕す村人。
そして、剣を振り強くなろうとする村人が1人。
彼の名は、レイ。
その村では天才と呼ばれている。
歳は12歳。
白い髪に青い瞳。
顔は中性的で女の子っぽいが、れっきとした男である。
そして、しばらくレイが剣を振っているとそこに1人の女性が来た。
レイと同色の白い髪。
こちらも顔が整っており、美しい女性だ。
「レイー、お昼ご飯よー
おわりにしなさーい。」
その声にレイは剣を振るのをやめ、汗をタオルで拭うと
「わかった。
今から行くよ。」
そして、村の1つの家に入った。
レイが思い出したように母、クレアに
「そういえば、父さんは?」
と聞くとクレアは呆れた表情で
「朝に言わなかった?
父さんなら狩りに行ったから今日の夜には帰ってくるはずよ」
と言った。
レイはああ納得と頷いた。
昼ご飯を食べるとレイは剣とタオルの水筒をもち
「また行ってくるよ!」
と家を出ようとしたが
「ちょっと待ちなさい!」
クレアに止められた。
「どしたの?」
とレイが聞くと
「森には入らないこと!
魔物がいるからね!
わかった?」
クレアは忠告するように言った。
レイはわかったと言い走って行ってしまった。
クレアはその後ろ姿を見つめたまま
「まあ、レイなら大丈夫でしょ」
と言った。
その大丈夫とは、森には行かないと言うことか魔物に遭遇しても大丈夫と言うことかはクレアにしかわからない。
模倣は、イミテーション、コピーなど色々意味があるかと思います。