これまでのお話と登場人物紹介
前回『ふく×ふく1 始まりの夏祭り』のあらすじ
夏祭りの夜。
萌木山の神社を訪れた鶴来龍星と善亀陽樹のふたりは、妖怪フクマの封印を解いてしまう。
その責任を取るべく、福と服の神モエギの神司となってフクマを追う龍星と陽樹は、フクマ憑きの格闘少女琥珀を退けたものの、フクマの影響で妖怪化した蜘蛛の化身、神使シズカに大苦戦を強いられる。
苦戦する龍星と陽樹のもとにモエギが駆けつける。
かつてほどのチカラを持たない彼女だったが、龍星とのキスを介して彼と神器・炎天に宿る刀気を得て、在りし日の姿と少しのチカラを取り戻した女剣士となってシズカを打ち負かす。
こうして萌木山での騒動は終局を迎えたが、フクマに憑かれた大勢の少女たちが山から街へと逃げ出てしまっていた。
龍星と陽樹がモエギのもとでフクマ退治を続けることを誓ういっぽうで、龍星との再戦を望む琥珀はもういちど取り憑かれようとフクマを求めてさまよい、猫の化身である神使スズノと出会う。
スズノは秘密の計画を進めるために、琥珀とフクマを仲間に引き入れるのだった。
登場人物
・鶴来 龍星
主人公。高校1年。男子。フクマの封印を解いた責任を取るためにモエギヒメの神司となり、火の神器炎天を託される。
天久愛流剣舞の刀を使うハレの型を得意とする。
・善亀 陽樹
高校1年。龍星の親友。龍星同様にモエギヒメの神司となり、水の神器氷天を託される。
天久愛流剣舞の傘を使うヤトの型を得意とする。
・天久愛流剣舞
妖怪退治の剣術、天久愛流を元にした剣舞。晴天祈願となるハレの型、雨乞いのヤトの型というように型や構えが天候に関する神事・祭事との結びつきを持っている。
・モエギ(ハタオリノモエギヒメ)
萌木神社に奉られている福と服の神。神々から神剣七天罰を託され、妖怪たちを討伐した天女だが、現在はチカラを失って12歳くらいの少女の姿になっている。
フクマの封印を解いた龍星と陽樹を神司とし、神器を貸し与える。
・神剣 七天罰
地上の妖怪退治を命じられた天女モエギが神々から賜った七支刀。火や水、雷といった天罰の能力を持ち、またそれぞれの力を宿した七本の刀(神器)にもなる。そのうちの炎天・氷天が龍星と陽樹に託されている。
・炎天
火(炎)の神力を宿す神器。真の姿は炎の花を思わせる鍔を持つ直刀。
使い手のイメージでハリセン(破魔扇)、木刀、番傘などに変化する。
言葉は発しないが意思を持ち、自身の知識を使い手に教えることができる。
新たな使い手となった龍星を気に入っている。
・氷天
水(氷)の神力を宿す神器。真の姿は氷の花を思わせる鍔を持つ直刀。
炎天同様に使い手のイメージでさまざまな形に変化し、炎天と同じく言葉は発しないが意思を持つ。
陽樹を気に入っている。
※炎天・氷天ともにフクマが憑りついた衣服(妖着)に触れただけでフクマを祓うことができるが、現在の龍星・陽樹の腕前だとフクマだけでなく女の子の着ている服も消し飛んでしまう。
・南須佐 空子
龍星と陽樹とは幼なじみの少女。夏祭りで龍星たちと再会し、モエギの神司となる。戦闘はせず、龍星と陽樹のサポートにまわる。
・神使シズカ(婀羅紅寧)
蜘蛛の化身にしてモエギの神使。神社で巫女をしていたが、フクマの影響で妖怪化し、龍星と陽樹の前に立ちはだかる。
・神使スズノ(鈴乃織富能更狸)
猫の化身にしてモエギの神使。猫耳帽子の巫女。
・神使カガチ(清長 篝火魑)
蛇の化身にしてモエギの神使。悪疫を祓う鬼打姫にして、酒好きの巫女。
・桧之木 琥珀
フクマに取り憑かれ、龍星たちの前に立ちはだかる格闘少女。名前に使われている漢字から、虎にまつわるいくつかのあだ名を持つ。
・フクマ
妖気の集合体からなる妖怪。服魔、伏魔、含魔、覆魔とも。主に十代女子の衣服に取り憑き、服の主を操ってヒトから精気を奪うだけでなく、女子の願望を歪んだカタチで叶えようとする。核となる本体が不滅なので萌木山に封印されていた。




