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五つの柱と四つの塔

詩 記憶の塔 生還者

作者: 仲仁へび



「全てを忘却する前に」


「この塔であった真実を皆に伝えなければ」


 忘れて 消えていく

 魂が 白くなっていく


 存在が 薄くなっていく

 私が なくなっていく


 それでも 消えない

 それでも なくならない


 覚えていたのはなぜだろう

 忘れなかったのはなぜだろう


 扉を開いて

 塔から出ていく

 行くべきところへ行くために


 この塔の唯一の生還者として

 なすべきことを成すために


 変わり果てた者達を振り返る


 何もなくなってしまった者達を


 この塔の犠牲者たち


 私は真実を明らかにしなければならない


 人の罪

 記憶の罪

 この塔の意味を


「何も感じない戦士を作る施設」


「人間を道具に変える場所」


「ここは、なんて恐ろしい場所なんだ」



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