表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1/1

プロローグ

 恭歴398年、燃黒──────

バァアン! 赤くて大きな扉が開け放たれ、黒いローブを見に纏った小さな男が駆け込んでくる。

「どうした、ノックぐらいしろ」

部屋の奥の大きくて煌びやかな椅子に座った男が窘める。

「ロキヌス様! 大きな花に赤い小さな羊が取り込まれ、そこから東の蜂蜜と6つの海が溢れ出ております!」

「なんだとっ!? これはまさか……ローリータウスの仕業か……! 燃黒直属第一大隊を出動させろ!」

「しかしロキヌス様、そちらはルグーバスト皇国との戦闘に向かわせております」

「そうだったか、なら仕方あるまい、第二大隊だ」

「そちらも郊外で発生した『異界愚者の月』の対応に向かわせました」

「なら……」

「ロキヌス様、もう残っているのは、リグヌスクロー独立部隊しか……」

「まさかあの、『ログンレイヴスからの使者』どもに頼らざるを得ないとはな……」

ロキヌスは頭を抱える。しかし古の大国、『ヴァーニスリグスト』と戦った【艶灰戦争】では《燃ゆる街》とさえ呼ばれた燃黒の運命を、〖真冬の五ヶ月大戦〗、通称〈バッファローブレイク戦争〉の遺物である『リターネルギリータス』の寄せ集めで組織され、優秀ではあるもののそれらの''διάγραμμα καθισμάτων αίματος αίμα ύφανση''の力によって数々の戦闘指揮官が葬られてきたため直属から外され独立部隊となった《リグヌスクロー》に頼らざるを得ないのだから……

はじめましての方ははじめまして。もしくはお久しぶりです。作者の銀河やきそばです。この作品を読んで下さりありがとうございます。なろうでは5回目の投稿と、まだまだ初心者のため至らないところがあるかもしれませんが、お楽しみ頂けたら幸いです。それでは。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ