不思議なアパートに引っ越す話
今日は母親とともに新しいアパートに引っ越す日だった。
もうすでに引っ越しの片付けは終わっており、俺は新しい部屋を見てワクワクしていた。
このアパートは11階建てであり、最上階には展望台もあるらしい。
俺は展望台に行くのを楽しみにしていた。
なぜかは覚えていないが、俺と母親は別々の階だった。
俺が3階で、母親は9階。
それでもまあ、いつでも遊びに行けると、そう思っていた。
「8階以上は特別エリアであり、そのエリアに住んでいる人しか入ることができない。」
そう聞かされたときは絶望した。
母親の家に遊びに行くことができず、さらには展望台も入ることができない。
母親は「ええよそっち行ったるから何も問題ないわ。」と言っていたが、それでも悲しさは晴れなかった。
しかしそんな俺にも朗報が入る。
どうやら展望台はどの住人も入れるらしい。
早速行く準備をし、エレベーターへと向かった。
エレベーターは一般的な商業施設にあるようなガラス張りのものだった。
そこから見える景色は妙に輝いて見えた。
11階についたとき、俺はいても立ってもいられずに走り出した。
展望台からの景色にみんなが見とれていた。
俺はその中にいる母親に声をかけた。
「景色も見れたし一旦帰る。」と言い残し、母親は去っていった。
気づいたらベッドの上だった。
引っ越しも展望台も変な規則があるアパートも、全部夢の話だった。
それでも綺麗だった景色を見れただけで俺は満足だ。
張り付いた汗を拭い、俺はベッドから出た。
一応これって夢日記に該当するんですよね。
夢日記ジャンルはその他枠なんですかね?
夢見たときしか創作の題材が思い浮かばないのでこれからもこのスタンスで書いていきます