第〇〇次中間報告書
以下の記録は、オモイカネ機関・機関長である神牙氏による事件報告書及び調査局による調査情報を分析した結果として報告いたします。
◇収容対象または検体の脱走について
最近、神牙氏より報告を受けた事例について、当組織が関連する収容対象、または様々な実験における検体の脱走が相次いでいます。
また、この対処についてオモイカネ機関に過剰な業務を遂行させているため、当機関の質的能力の低下を招く危険性があります。
◇当組織の政治的状況について
上記の事項に関連して、それらの現象に当組織上層部における派閥力学が関与している恐れがあると調査局は考えています。
もしこの事項が事実だった場合、調査局としてはそれら現象の一刻も早い改善を勧告するものであります。
◇収容対象または検体の無力化について
当組織上層部からの直接、間接を問わない命令に基づいてオモイカネ機関が事態の対処に当たった際、上記の存在が無力化されたことをオモイカネ機関・機関長である神牙氏より直接報告を受けています。
しかし、当組織の実働部隊並びに調査局の人員の調査によると、神牙所長が指定した場所には激しい戦闘の跡があるものの、肝心の検体や対象が消失する事例が相次いでいます。
おそらくは、それら個体の特殊性によって消失したものと思われますが、調査局としては引き続き現場の調査を続行します。
◇特異存在について
最後に、上記の存在以外にも、ここ最近オモイカネ機関の人員が遭遇する事件において怪異の存在が頻繁に確認されています。
調査局としては、日頃の監視網の強化やこれまで無視されてきた事例の再捜査などを行って事件の未然防止に努めるべきと判断します。
情報調査局局長 神牙 桜花




