よくわからないが私は親が言うには「変な子」らしい
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「あんたって変な子ね」
親に言われた言葉の意味がその時はわからなかった。
変な子とはどういう意味だったのだろうか。
どういう意図をもって親はそう言ったのだろうか。
わからなかったが、特に困ることもなかったのでその時は何も思わなかった。
しかし、時が経つにつれてその言葉の意味が分からなくて困るようになった。
「あんたって変な子ね」
テストの回答のことだろうか、分からない問題だったのでトンチンカンな回答をしてしまった。
「あんたって変な子ね」
選択学習で人数の少ない方を選んだことだろうか。
興味がある方がそちらだったから選んだだけだったのだが。
「あんたって変な子ね」
原付で学校に通いたいと言ったことだろうか、この前買ったスニーカーの色についてだろうか、シャープペンシルの芯の硬さだろうか。
親が私にどうしてそういうのかが本当にわからなかった。
心当たりがありすぎてなんのことを言っているのかがさっぱり分からなかった。
だから、意を決して聞いてみたのだ。
よくいうではないか。
聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥と。
「そんなこともわからないの?」
え?
わからない。
あなたの言う、そんなこともわからないから聞いているのに。
え?
今まで言われてきたことってそんなことって言われるようなことだったの。
そんなことで今まで悩んでたの?
「あんたって変な子ね。」
変な子ってどういうこと?
お願いだから教えて。
今にしてみれば親は自分の基準から外れていたことに対して「変な子」と言っていたんだということがなんとなくわかります。
しかし、親の基準からは外れているというだけでそういうこはたくさんいます。
当たり前です、親は世界の指標ではないのですから。
私は青色が好きだけれども、親は赤色が好き。
これだけで私は親の言う変な子でした。
そして、それを他所で言うこともなかったので私は余計にわけがわからなくなりました。
私が変ならあの子も変では?
そう思って聞くと「何を言っているの」なんて言うのです。
ウチの子供のことは悪く言っても、ヨソの子供のことはいいように言う。
なんでしょうね?日本人特有のものなのでしょうか、それとも私の親だけなのでしょうか。
そんなことを考えつつも成人して社会を見て私が思うことは、私は親の言う変な子以外になれないと言うことです。
でも、親はいまだに私が変な子ではないことを望んでいるようでした。
幸いにも私には兄と妹がいます。
仕事で海外におりここしばらく帰ってきていない兄と、絶賛反抗期を迎えている妹です。
腰痛が気になる祖父と膝が痛いと言っていた祖母も近くに暮らしています。
私がこの家から去っても、とくに困ることなど何もなくよかったと安心しています。
しかし、親は心配していました。
しきりに「お前が1人でやっていけるわけがない」と言うのです。
おかしいですよね。
学生時代は耳にタコができるほど「独り立ちしろ」と言ってたのに。
きっと親は不安なのです。
毎日のようにいた私がいなくなることが。
ですが、妹もいますし祖父母だって近くに住んでいるので決してさみしくはありません。
早く家から出て行かないかと言っていたのにいざとなるの感傷的になるのでしょう。
親よ、あなたの言う変な子はあなたのそばにいない方がいいのですから安心してください。
だって私は変な子なのですから。
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余談ではありますが、反抗期の妹がいて家庭が結構ギスギスしています。
さらに祖父母は介護まで行かなくとも人の手の助けが必要になってきておりそれらを親がやっておりストレスが溜まってきてどんどんギスギスしています。
主人公が家にいたときは祖父母のことは主人公と半々くらいでやっていたのでなんとかなっていましたが、家を出てしまえば今までのようにならないことも親も本人もわかっていました。
しかし、兄や妹には何も言わないのに、いいように扱われていることにもだんだん嫌気がさし就職を期に家を出ます。
ろくなことにならないだろうなという想像だけがはっきりできます。




