戦史
マリーナとリンが 六角堂に 入る
リンは 初めて 足を 踏み入れる
マリーンが ソロンに見せてもらった
マリの結婚式の絵を リンに見せる
リンがマリの絵を 懐かしそうに見る
日付けが 七月十五日 結婚式 と書いてあった
マリーンは 自分の目の 視野が この前より鋭くなったと感じる
リンが 本の書物の多さに 驚き
「これだけの中から 十八年前の あの七月の この国の戦史を 探すのは難しいわ」
「神威の国の 最初からの 歴史が あるのかしら」
100年以上の、神威の歴史と戦史が ここにある
政治のこと 税金のこと 民のこと 国の災害 冠婚葬祭 戦史 等
六角堂の6つに、それぞれ別れている
やっと戦史の 書いてある 棚を 見つける2人
「18年前だから そんなに古くはないわ
マリ様の後は たいした戦いもなかったから、新しい方よ きっと」
多くの書物を
夢中で 調べていて、人が入ってきたことも 気が付かない
「2人で 座り込んで 何か探しているのかい」
「お父様」「ソロン様」
「リンが この中に入りたいと 許可が 欲しいと言ってきたから、
何かと思って
少し気になったから 来てみたよ」
2人の 手にしている 書物を ソロンが見て
「国の 戦歴を 見ていたのか」
マリーンは 観念して 父に直接 聞いた
「隣の国の 鳥羽の国との 戦いのことを 知りたいんです」
リンも 二人で この多くの書類を、調べるには
時間が かかりすぎると 判断して
「ソロン様が 王様になられた 数日前のことです」
「それだと その本の 一つ前の これかなと」
簡単に、一つの書物を 手に取る
書類を 把握しているソロン
日付けが 7月1日からのに なっている、
これだ
マリーンとリンの、目が輝く
一体 この二人は 夢中になって 何を そんなに知りたいのか、、
説明を 始めるソロン
「私の 父が、鳥羽の国を 攻める令を 6月30日に出して
その翌日、私達は 戦いの 頭領として 出国した日だ」
「ところが
7月2日の夜から 3日目の 朝になって、私の父が 急死してしまって」
「母が 急いで、私を呼び戻して
私は 国に戻り」
「弟2人が 戦の 指揮をとったのだ」
「お父様の兄弟が、、」
「私は 父が 死んだ後の 国の引き継ぎや、マリとの結婚も あった
元々 私もマリも 隣の国を、自分の国のものに したいとは、あんまり思わなかったし
特に 父が亡くなって、結婚するマリが 闘いはしないで 欲しいと 私に願望した」
「この戦史には 7日の日の変わった 真夜中に 突撃をしたとあるな」
マリーンも 読んだ
7日の朝方 東奥から 火の手が上がり
もう少しで 隣の王を、捕まえる 側まで来ていたが、火の手の勢いが強く
多くの兵士が 犠牲になり 危険を感じ
無理を しないで 引き返したと、書いてある
「弟達が 帰ってきた後に みんなが 揃った ところで
私の 戴冠式と結婚式を 両方15日に 行った
私が王になった後は 弟たちを 説得して 戦いをやめさせた」
「2人は その中の 何が知りたかったんだ?」
「その火事で 隣の国の 第1王子のシバと第2王子のカイトの
お母さんが 亡くなったんです」
「あの 2人の お母さんが 亡くなったのが
この国の人が 火を 放ったのだったら
亡くなったのは この国のせいだと思って」
「弟たちが 火をつけたという 報告はない
もう少しで 王を捕らえれる チャンスだったのだから
火事で 降伏させるチャンスを 逃がしたのだから 」
「あの国の 女達が 朝の支度とか 台所で火を使うことで 慌てて 火を倒したか
その火が 女たちの多い 東奥棟で 広がったのかもしれないな
シバの母親たちは 逃げ遅れたのだろう」
「弟たちからも、あの火事が なければ降参させれたのに と 悔しがっていたからな
あの火事で 隣の国の 王は顔に火傷を負って 顔を隠していると 聞いている」
マリーンが 膝をついて 崩れ落ちた
「マリーン、大丈夫、」リンが優しく言った
マリーンの様子が 変なので ソロンが聞く
「火事のことが マリーンには そんなに心配だったのは
どうしてだ?」
マリーンとカイトの仲を まだ 知らないソロンに
言うべきか どうか 迷うリン
マリーンも どうしていいか わからない顔をする
まだ 会って日の浅い
自分の本当の父に 言うべきか
言えば この国を いつか裏切って
カイトのそばに 行くだろう 自分を
この国の王女を
この、父は 許してくれるだろうか
自分の娘に 対する期待を
感じている マリーン
自分を心配する 父の顔があった




