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違う二人

「どうしたの?」シバが聞く


「えっ、、リンお母さんは

お父様の お仕事で、呼ばれてるみたい

だから心配してな、、

いっー!」


マリーンが 振り向いて後ろのシバの、方を、見ながら 話しして

木の根っこに 足を取られて、そのまま後ろ向きに 体を崩し 仰向けに 倒れる

「あっ、、」

マリーンを助けようとして  自分の手が、、出ない 

体が固まって シバも 芝生に隠れてる同じ根っこに つまずく


仰向けに倒れた マリーンの横に シバまで、、膝をつく

「うっふふふ、、」

二人して 油断して見えにくい 小さな根っこに やられて

楽しそうに笑う マリーン


マリーンと同じように体を崩した 

不機嫌なシバの顔が、戻らない


「笑われることに 慣れてない、、」とポツリ


「あっ、、」

明るい笑顔から 

急に、冷めて 真面目な顔つきで

「ごめんなさい シバ

嫌だった、、 もう笑わない、、」


こんな時

カイトだったら 二人で楽しく笑い あえたけれど、、シバは違うんだ


「慣れてないだけだ、、

 嫌じゃないよ」と

芝生に寝っ転がって

フォローするシバ


少し間を取って隣に座るマリーン



マリーン、、と

こんなふうに 

二人で歩いた事 あったっだろうか、、無いなぁ


シバは

 深く息を吸った

アーッ、、緑の中 太陽が 暖かく注ぐ

人質として この国に来て 神経を 張り詰めて とがらせていた


後ろに、強面の警備が4人いるけれど


自分から攻撃しない限り

相手が 手を出さない という安心感のような物を 

この国で

今、マリーンのそばで

初めて 感じるシバ


自分の母を殺したかもしれない敵の 国の娘マリーン、、

でなければ 手が届いた、、かな

どうしても それが離れないシバ


球馬競技用の


牧場と馬場を見る

マリーンが 子馬を 見ている

1頭の子馬に 近づき 鼻をなぜる

ハナの、小さいときに そっくり


シバが、マリーンに 近づいて


シバも気がついたかも

ハナが 家に来たときに

一緒にいたから

あの時から 冷めた大人の目をしていたっけシバは


ハナに似ている子馬の マリーンとは反対側の、鼻をなぜる


シバが、、 今、、私に、近づいてきたの?

シバを見上げる、マリーン


シバは、私を見ない、、馬の目を見るだけ


「シバは、、自分を出すなって、、目立つな、、とか 

タグさんに 言われてたの?」

聞いてみたマリーン


「そういう風に、育ったから、、」

「そういう風に、、?」


強烈に覚えてる

小さい頃 浜辺で カイトと競争して勝った時 嬉しかった喜び

それを、見ていた 父のタグが


「目立つな 力を隠せ 自分の力や才能を 人の前に出すな 潰されるから」 と

タグも、決して自分の、本当の力を 見せなかった人だった、、

自分を出せば、潰される と、教えられた


「そうね、、タグさんも 優秀だけれど そういう人だったわね」


リュウお父さんと タグさんと育てる人で こんなに違う

明るいハツラツとした カイトの瞳と


大人びた 沈んだ 内に込めた 眼差しのシバの瞳


1日違いのカイトの、兄弟

シバと同じように

母親の敵の娘と、知ったら、、 カイトも許してくれないかも 私を、、

「はぁーっ」ため息つくマリーン


シバは思う

僕と一緒でも、、

僕は マリーンを

 人を楽しくさせる様なことは 出来ない と

子馬の鼻を なぜていた シバの手が、止まる


馬の目を見るときは 優しそうなのに、、


人の心は 変えれない、、 

もう、 いいや 暗い事は、考えないわ、、


「ねっ、シバ、、

 子息だから6歳位から12歳の、子息たちの指導を

勉強のあとの運動の、気晴らしに なるように

お父様は、考えてると思うわ」


「そうだね、ダンにも 球馬少し 教えてみるよ」


「えぇ、あの武術好きの ダンさんの球馬姿、想像つかないなぁ」


カイトだと ここで 突っ込んでくるけれど、、


あれっ、シバも 少し笑ってる?、、

ダンさんを想像して、、?


「妹のモトも、元気だから やるって言い出しそうだわ」

「マリーンの 妹か、、なんだか 変な感じだな」

「そうね、、私もまだ慣れてない」

弟のクロスの方を 思い出すマリーン

リンお母さんも 残してきたクロスを思ってるだろうなぁ、、



御館の、南西に、広い緑の地

馬小屋にも近い

「ここを 練習場に してね

芝生の上だと 土より 安全かも」


「でね、球も軽くして よく飛び 何度もゴールしやすい球に すれば

面白さが増えるわ

この国でも 球馬 興味持ってくれると 良いねっ

環境も良いし 教えるシバ先生も、やる気ありそうだし」

と、笑顔をシバに向ける 

マリーンは色々 考えてる、、と分かるシバ でも、、、


この 青い空の下 今日みたいな爽やかな風を 受ければ 

気が滅入る気持ちも 少しは 和らいで

シバも、、健康には 良いわ きっと


人質のシバを あそこから 外に出させて 

それだけでも、良かったと思う マリーン



リンが戻ってきた


「お母さん、、」

リンに 抱きつく

「どうしたのマリーン」

だって、、この頃そばにいないから、、


「お父様の、、お仕事、忙しいの?」

聞いてみたマリーン

「そうね、、 」

なにか やはり含みがある、、聞いてみたら、教えてくれるかな、、

 その お仕事は 何なのか、、と


「でも、そのかいあって

六角堂の 入室の許可を 頂いてきたわ」


「えぇ、、本当

覚えていたの、、」


「貴方とカイトの ためにも

調べて おいたほうが 良いでしょ」

「うん、、

本当のことを 知るのが怖いけれど、、」


「 明日、大丈夫ね 二人で調べましょう」


「ええ、覚悟するわ、、」


カイトとシバの お母さん達の 亡くなった原因が、、

この国にあるのか

明日 分かるかも知れない、、






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