裾を掴んだだけ
無意識に
マリーンの服の裾を 掴んでしまうシバ
マリーンと目が合うシバ
マリーンが 動けなくて シバの横に座り直す
「シバ、私を 外まで追いかけて 出てきてくれたの」
「昔だけれど、君は、一度考えて 時間差で 違うことをするから
カイトに隠れて だいぶ経ってから 又 カイトの影から出て
僕に手を振ったり しただろ」
「でも まさか まだ居るとは 思わなかった、、」
「私 自分が どうして良いか分からない時は 動かないから かな」
「そうなんだ、、」
「シバ、、
もう タグさんの 考えに 言葉に縛られないで
自分の目で見て 自分の考えで、動いて、、みて」
今 マリーンを 裾を掴んで 引き止めたように、、?
「とにかく
人質のあなたは 王様の不信だけは、解いたほうが安全よ
ダンと 最初に 入れ替わったのを 気づかれたら
ホクリュウ様の 考えだと、言えば大丈夫よ」
「この部屋で ずーっと1年も 閉じこもって 滅入ってるつもり
貴方の背中の 羽のように 羽ばたいてよ シバ」
マリーンが幼馴染の 僕のために真剣になってるのが、、分かる
「マリーン、、
分かったよ
この顔で 一度は この国の王と会ったほうが
良さそうだ
それからだな きっと」
「うん それから 始めてくれると嬉しい
この高い垣根は 外してほしいと言ってね」
「希望だけはね、、」
「この お菓子 食べたい時は 又 言ってね
私 作るから、、
リンお母さんに 教えてもらったから 次は一人で できるか
確かめてみる」
「いっぱい 味見したんだろ」
「あ、、分かる?」
慎重で 繊細な所があるから マリーンは
一番 信頼できる女子かもしれない、、
リンが、来る
「あっ リンお母さん」
シバが リンに 少し頭を下げて 挨拶する
「シバが お父様に 会ってくれるって」
「そう 良かったわ」
「15日が 王になった日で
恩赦が あるらしいから
シバには
良い時期かも しれないわ」
「早く連絡しておくね」
バイバイと
又 手を 振るマリーン
シバの手が
ほんの少し 上がって 1度だけ 手が、横に振れた
マリーンに、手を、振り返せたシバ
マリーンが、それを見て いつも以上の 嬉しそうな 屈託ない笑顔を見せた
このマリーンの 本当の父親なら
自分の敵意を 一旦 隠すことも できるかもしれない
「家来のダンと 入れ替わったことを お父様 罰しないかな」
「お願いしておくわ」
「今まで、、お父様の仕事?
長かったね。」
「そうね、また時々 こういう事が あっても 心配しないでね
私は 大丈夫だから」
「うん、わかった」
御公殿で
マリーンとリンの 見守る中
シバが 国の王ソロンの前で
「鳥羽の国のシバです 神威の国ソロン様に ご挨拶申し上げます」
と 仮面 無しで 挨拶した
まっすぐ マリーンの父 ソロンの顔を 見た
額の 辺りが マリーンに 似ているだろうか、、
スッキリとした顔立ちの 青年だ
敵対心を 隠せる 度量がある、、
「私の娘のマリーンと球馬大会で 一緒に 戦ったそうだな」
「はい 南部で 優勝しました」
「ほおーっ マリーンは どうだった」
「私の パスを生かして、うまく得点入れて勝利しました
試合後、馬に片足で乗って 観衆の前で 大喝采を受けていました
とても 美しかったと 思います」
「大喝采か 一度 見てみたいものだな 娘の活躍を 父として」
「 そうですね、ご覧になれれば 良かったのですが」
「見れる かもしれんな
私の国で 球馬競技を 取り入れてみれば」
「え、、」
「高官の息子たちが わんぱくで 競技でも やらせれば
いたずらが、収まるかもしれない
遊びと運動を 兼ね備えて マリーンに聞いて面白いと思っていた」
「高い塀を 取り壊す、代わりに
シバ 君が この国の 球馬の指導に あたってくれるかな」
マリーンの父の 顔を 見直すシバ
この国の王は、、敵国の王子を 試すのか、、
「どうだ?」
マリーンの裾を掴んだ 僕が、、
ただ、裾を掴んだだけの事が、、
このまま 乗ってみるか、、
この国の 王の 試しに
「私で、良ければ やってみます」
「決断が早いな
良し、話を 進めよう」
「いいかマリーン 君も手伝ってやれ」
「はい、分かりました
ありがとうございます」
御公殿を出るシバに
マリーンと、リンが、近づいて
「お父様が 球馬に 興味があるなんて 知らなかったわ
シバの国の 球馬を、取り入れるなんて びっくりしちゃった
シバも 体が、なまらないで すごく いい考え
アイデアマンだわ、、私の お父様 いい感じでしょ」
返事に困るシバ
モトが 飛び出して 来て
シバにぶつかる
鬼ごっこで 遊んでるようだ
「私の妹の モトよ」
「妹、、マリーンの」
「隣の国のシバ王子よ モト」
「竹やぶに、閉じ込められてる人?」
「今度 出れるわよ」
ケイ后が迎えに来た
モトが バイバイと手を、振っていく
シバがマリーンと同じだ、、と思う
そばのリンに ケイ后が とても冷たい視線を送る
シバが、マリーンの父に 隠してた思い
以上の憎しみのような
リンが 覚悟していたように
ケイ后の目線を 避ける
ケイ后とリンに、なにか険悪な事が あったのだろうか
この2人に、、
この前 お父様に リンだけ 呼ばれたことが、、原因




