寄り添い
嘘などつきたくない
この人に
私の本当の父
心 寄り添いたい人なのに
シバも 自分のルーツを、
私の国に 壊されたと言っていた
私のルーツも 自分の 嘘の言葉で
壊すような事したくない
でも シバを 裏切れない、、
どうしたら良いの
マリーンは 自分の父に 1歩近ずいて
2歩近ずいて、、3歩近ずいて
自分の父の前に 近ずいて
自分から、、
困った時に リュウに抱きついたように
父に抱きついた
分かって欲しい、、
私に 娘に 嘘を つかせないで
私の お父さまなら、、
「マリーン、
私も 若い時は
マリに 問い詰めて 怒ったこともある
私の父親との 確執を 問い詰めても言わなかった
愛し合う
私に言えない事が有るのが、許せなかった
私を信用しないで 誰を信じるんだと
マリを、攻めた事も、ある」
「今は
こんなに 大きな娘の 父親になって
人 それぞれの気持ちを 尊重できる歳になったよ
君が ここまで大きく育った国の
王子だ
少しの 行き違いだろう」
「もし 又 会いたいのなら
奴の 仮面を 私の前では
取らせろ
あの国の王子の顔を
私が 見てやろう」
コクリと、頭を垂れたマリーン
「必ず、顔を 見せる様に 言ってみます」
父が マリーンを しっかり 抱き返した
「頼んだよ マリーン」
「少し時間 多く とっても 大丈夫ですか?」
「ハッハッハ
そんなに 会っていたいのか
あの王子と」
「頑固なところが あって 説得するのに時間が
かかりそうで」
「頑固な王子なのか
顔を見るのが 楽しみに、なってきたぞ」
「お父さまは
お茶菓子では
何が お好きですか? 」
「マリーンが 作ってくれるのか?」
「はい、作ってみようかと」
「そうだな、作ってくれるなら
ひとつ
食べたいものがあるな」
「何ですか? 」
「そうだ マリーン
リンに、聞いてみろ」
「えっ?」
「リンに当てさせて みたい
いつもマリと、リンが ふたりで
私の茶菓子を、作ってくれていた
私が食べたい茶菓子を、リンが
まだ 覚えているか」
「リンと ふたりで作って 持ってきてくれ
何時でもいいぞ 早く食べたいモノだ」
そう言う
父の笑顔が、欲しいものをねだる 少年のようで
細い顔に あまり肉が ついてなくて 笑うと
口の周りに シワが出来る 笑顔が
少し 好きになりそうだ とマリーンは思う
「この港町の マリーンの 提案はあるかい」
「ここは、、、
川が多いのですね
橋に、
街の特徴を作れば
母が好きだった ユリの花の、欄干を作って
街を 美しい 雰囲気に できます」
「港に お父様たちの結婚式のように 華やかに
2人でも 座れる大きな5m位の玉座を 作って
神の島の、方を、いつでも 眺められるように
作るとか
お父様と神の島を つなげるのだから
ソロン マリ港と名付けます?」
「マリーンは
よく、私の気持ちを、分かってるようだね、、
街を 華やかに 美しくマリの、雰囲気に できても」
「 昔のマリの名前をつけることは 亡くなっているし
今の、ケイに、失礼だとか 言って
この国の 正5位の シャクたちが 反対しそうだ」
「そうですか」
「街 全体の橋の、欄干に ユリの花は 良いな
その橋で マリーンの言うように
神の島と ここを つなぐ 架け橋に なりそうだ」
「私は、ユリの花の欄干 デザインを してみたいです」
「ほーっ 娘の橋 の街か、、私と2人で創る港街になるな」
「 お父様、となりの国との 川に 架け橋は 作らないんですか?」
「国境のカンバ川に 橋を 、、
昔は 吊橋や石橋が 合ったと聞くが 壊されてしまった
あそこに 新しく橋を、作ろうというのは 初めて 聞くぞ」
「私は 想像するんです
こちらから 国境の真ん中まで 大きな橋が作られて
向こうからも 橋が建設されて 真ん中で 橋がつながるんです
お互いの 国の人が 自由に行き来する そういう光景
そういう時を 願っています 」
「分かったよ
マリーンの 希望は
私の 頭に入れておこう」
「ありがとうございます」
「リンが お父様の 好きな茶菓子を
当てられるかしら」
「持ってくる時に 正解を 前もって書いておくから
マリーンにも 当たったかどうか 分かるよ」
「早く持ってきます」
「あまり迷うなと 伝えてくれ」
「はい 分かりました」
なにか思い出のある お菓子ね、きっと
リンに 聞いてみる マリーン
「何かしら、、そんなにソロン様が お茶菓子で記憶に残るなんて、、」
「 お母さんの 1番の思い出は?」
「やはり、、1番思い出すのは、、
二人とも お茶菓子作りに慣れないで 私は女戦士だったから」
「お菓子より 戦法の、方が大事よね」
「 そう、大きな煮豆を 入れて 透明の寒天で 包んで、
上から きなこを乗せた お菓子が
煮豆が大きすぎて 柔らかくなってない 豆もあって
ソロン様が その固い お豆を 我慢して食べた時よ」
リンが 楽しそうに思い出す
「お母さんの作る 家の 煮豆は とても柔らかかったわ」
「その時の 経験からね、、
この国の煮豆は 珍しくて 信じられないくらい すごく大きいのよ
何度か煮ても 芯が残ったり、、甘さが足りなかったり」
「作ってみたい!」
「あの お豆
まだ あるのかしら?」
本当に、大きな見たこともない お豆
「マリーン一人で 作ってみる?」
「だめよ 私じゃ芯を残しちゃう」
「1日 お水に 漬けることから かしら」
2人で 火加減とか、苦労しながら 作る
リンと一緒に 持っていく お茶菓子
白い寒天の上の 黄色いきなこで 見た目は美味しそう
ソロン様が 机から 正解を出した
きなこのかかった茶菓子の絵と 横に 豆 寒天 という文字
「すごい 大当たりだわ」
「美味しいよ
豆も 柔らかく甘い、、
昔、固いのを2,3度は、食べさせられて、、」
「申し訳ありません」リンが謝った
「こんなに大きなお豆を甘く柔らかく、、私も初めて食べました 美味しいわリンさん」
お茶時間で ケイも 食して、褒めた
「職務が終わる時間に リンは ここに来てくれないか
君に仕事を 頼みたいことがある」
后のケイの前で マリーンの前で リンだけを 呼び寄せるソロン様
マリーンを 確認するように 少し見て 言った
リンが「はい」と、返事した
次の日 シバの誕生日
朝からリンの部屋を確認したが リンが 昨日の あの時から戻っていない
まだ、お父様の仕事が 終わらないの、、何の仕事だろう、、お母さん、、
まさか、、ソロン様と 一緒に 居るのだろうか
マリーンは 仕方なく
一人で シバに会いに行く
あの豆寒天の 茶菓子を 持って
シバの誕生日を祝って一緒に食べるため
そしてシバに 本当の王子として ソロン様に会うように
頼むため
あの日
家来のダンが、言った
「本当に あの女の子が この国の王女なら、、
ぜひ、、ここは、、彼女を 利用してみては」
「利用 マリーンを、、どういうふうに利用しろと」
竹が やはり 部屋を暗くしている、、と思うマリーン
「シバ、、お誕生日おめでとう 来たわよ、、」




