他人事
この部屋に シバが居るはずだった
マリーンが、仮面を、取った人は
シバでは無かった
「シバは どこ どこに居るの?」
「あなたは誰?」
お互いの、顔を確かめる
あっ 見覚えが どこかにある
「たしか、、」
「えぇ まさか」
「ホクリュウ様の、」
「ホクリュウの、家に行く時に 私を
馬に乗せてくれた人 」
「すみません
侍女に。護衛に 聞かれないように
お願いします。」
「侍女は 後で 配膳を下げに来るわ」リンが言った
「あぁ、命が 縮まりました」
「どうして あなたが この国に、、
この部屋に来れたのですか」
「色々あって、、
シバは」
「シバ様は 裏庭で 剣の稽古かと」
「私とシバ様が 入れ替わった事は
内密に お願いします。」
「どうして 入れ替わったの」
「王子よりは、危険が無いかと
行動の自由が ききますし
ホクリュウ様の ご指示です。」
ホクリュウの名前が出て リンの顔が変わる
「シバ様を 少しでもこの国から 守る様にと」
「分かったわ 裏庭に行ってみる」
上半身 服を脱いで 一人で剣の稽古
こうやって シバは 他人に知られずに いつも練習していたのね きっと
背中に カイトと 同じ ひとつの羽の、アザが見える
シバの動きが止まった
後ろの 私の気配を感じたのだろう
シバからの 恐ろしい殺気を 初めて 見たかもしれない
この国に来て いつも 警戒の糸を 張り詰めているのね
私が
分かるかな
こんな所に いて
こんな綺麗な服を 着ていて 立ってる私が
後ろに リンが
着いてくれた
2人を みて 殺気が 消えた
いつもの シバに戻り
信じられない顔した
いつもの様に マリーンは シバに 手を 振ってみた
シバが 上半身の服に 手を通しながら
マリーンに 近ずいて来た
そして 一番近い木の 根元に ゆっくり座った
そうね いつも あなたは 私の、傍に 近ずかないで
私から その位の 距離を 置いて 私との壁を 作ってる
きっとシバが 思うより
マリーンの方が シバに 会いたいという気持ちが 多いと思った
「部屋の中は 気が 滅入るんだ 」
人質生活が きついんだ
マリーンも外扉の横に しゃがみ込んだ
「綺麗な服が 汚れるぞ」
「気にしない」
「シバ 久しぶりね」リンが 言った
「そうですね お元気そうで」
「タグさんが、いつも 言っていた
あの二人には 気をつけろと
どこの誰かも 分からないから 決して信用するな
と、
タグさんの 言うことは 正しかったかな」
「私達は この 神威の国から 漂流して
あなた達の 鳥羽の国に 着いて
ホクリュウが 助けてくれたの」
「長い間 帰れなくて
ホクリュウが、戻った時に
帰る 決心が着いたの
私は この国の親衛隊の 女戦士よ。」
「そうだったんですか、、で、
女戦士が、ずっと 守り通したマリーンは 誰?」
「私、? 私も 聞いてびっくりよ
誰だと思う?」
「誰だろな、、
カイトに、知られても、良いの?」
「カイトには、この国の人間だとも
言えなかった、」
「大変だね、、」他人事のように言うシバ
「ねぇ、シバ 私達 又、助け合わない」
「今の僕に マリーンを助けられないよ
マリーンは、僕を 助けれるの?」
「頑張ってみる 私」
「じゃ、、頼むよ」又 他人事のように 気持ちの無いまま言うシバ
「向こうの国境近くで
シバと別れたあとだと、思うんだけれど
ホクリュウの、お父さんが すごく体に傷を追って
洞窟で倒れていたんだけれど
シバは、何か知らない?」
「ホクリュウが、、倒れていた
死んだの? 生きてるの?」
「クロスが看病してるの」
「ホクリュウは、何かあると 予言されたから
その予言に やられたんだ」
「予言?」
「あの国を 予言する者が居るんだ」
「彼が 死んだら、カイトは、困るだろうな」
「私達も 困るわ、、シバ」
「あの国が 困るだろうな
だから、誰が予言したか 推測できる」
「誰なの」
「あの国を 困らせたいのは どこだ」
「この国じゃないわよ 違うわ」
「争ってるんだよ 2つの国は お互い」
「違うわ きっと、、」
「マリーンが違うと 思っていても
僕や カイトの母を 殺したのは 誰だい」
「誰なの シバは 知ってるの」
「同じ 預言者だと思う」
「その預言者が この国の人だと?」
「僕は、そう思うけれど
違ってたら 教えて、、ほしいよ」
「分かったわ」
「マリーン、、無理しないで、、」
初めてシバが マリーンの方を しっかり見て言った
「無茶すると 君自身が
預言者の犠牲に なるかもしれないから 」
「他人事じゃないような 言い方も するのねシバ」
「マリーン」
「私に 都の お城の時のように 又、逃げろとは、言わないの」
「言っただろ 無理は しないでくれって 君が危ないよ」
「シバ、私 もう、
逃げれないかもしれない
この国の 王女みたいだから、、」




