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面影

神威の国の街


王様と、マリーンの 乗せた馬車が 通る


公式でも ないのに

道端から

 バラの花びらを 投げてくれる街の人

窓を開けて マリーンも 顔を出す


ソロン様の娘が 一緒という事を 聞いた人たちが

投げてくれる マリーンへの歓迎の バラの花びら

王様やマリーンの顔を 見たさに子どもたちが 馬車と一緒に 走る


道が バラの花びらで 良い匂いが漂った

王様と 娘のマリーンの パレードのよう

暖かく迎えてくれる神威の国の、人々


後ろから続く リンは

マリ様が ここに来たときも 同じように バラの花びらが

撒かれたことを 思い出していた。


あの嵐が 1日ずれていたら マリ様は命を 奪われて なかった

私も こんな 違う国を行き渡る 波乱万丈の、生活でなく

この国で 穏やかな生活を、送れていたかもと





この神威の国に 来たときに 見た 

ひときわ 目立った高い塔


その1階は 代々の王様の 肖像画


その2階で

マリーンは

初めて 自分を産んだ マリ という人の顔を見た。


ソロンとの結婚した 記念に書かれた 

男女2人の結婚式の 見事な金銀に彩られた肖像画


美しい結婚衣装に 美しく化粧ばえした 

自分に、そっくりに似た母の姿


母の結婚衣装に 浜辺で見た産着の 模様の面影が、あった

神の島で作られた 豪華な花嫁衣装なのだろう


「私が見た 一番綺麗な女性 マリの姿だ」


「最初に会ったのは 今の君と あまり変わらない歳かも しれない

マリーンと最初に会った時 マリが 入ってきたのだと 勘違いしそうだった」


この肖像画が、自分だと言われれば そう勘違いできそうなマリーン


「一瞬 過去に戻って

あれから 何年も経ったとは 思えなかった」


「でも、私は こんなに綺麗でないし 上品じゃないわ」


「君には マリより 若々しい 活発な美しさが あるよ」

「そんな、、」


「色んな人と会うので 少しは 相手を見れるよ」


「では、隣の国の シバ王子は いかがでしたか?」


「シバ王子か、、

私とは目を合わさなかったな 鳥の羽の仮面をつけていたし、顔を隠していたいんだろう」


「こっちでも仮面を、、」


「そうだ、マリーン

 この上に行けば この周りのマリの好きだった景色がよく見えるぞ 

おいで 」


この人は、、私と居ると 母を思い出しているようだわ、、

あまりにも 生き急いだ 私の母


最上階の窓から

360度 周りが見える

とても大きく広がる平野 風通しの良い場所 

ここが、私を産んだ母の 好きだった場所


南北の道 碁盤の目のようになっている

遠く緑が 大く残る


「マリは 南の景色が好きだった、、」

「すまない つい マリのことばかり」


「いいんです 私も母のこと 知りたいので」


「そうか、西に広がる 美しい山々に いつか2人で行こうと言っていて

行けず じまいだった」

「つい この前のことの ように 覚えている」


「ただマリは

前の王 私の父とは ここに来たときから 何故か、気が合わなくてね


つらい思いをさせたかもしれない」

「母が、つらい思い、、」


「母は 父が亡くなって 奥に隠居生活している

いつか、会いに行こう」


「はい」


「まだ しっくり こないかな?」


「いえ 実は お願いがあって

言って いいかどうか 迷っています」


「言ってごらん」


「隣の国から来た王子と 自由に会う事は できませんか?」

「うーん 

どうだろうなぁ、、」


「多分 彼は この国の者とは

親しくするつもりは 無いだろうな」


「この国のものを 何も見たくないような 遮断した目を していたように思う

 だから、私の娘が、、嫌な思いをしないか心配だ

例えば 君に 危害を与えるとか、も考えられる」


「あの、、隣の国の 球馬競技の時の 同じ一緒のメンバーで、 面識があるんです

親しくて 私に 危害を加えるなんて 考えられません」

「私なら 彼の心を 開けるかも、、」


「心配なら 私の護衛に リンさんを つけてもらって、、」


「周りにも こちらの護衛もいるが、、

 よし、管理している役人に 連絡しておいて あげよう

いつでも 自由に 会うというのは  管理上無理だが

日にちや時間を決めて、、昼食時の1時間という所だろうな」


「ありがとうございます ソロン様」

「人の希望を叶える 

それが一番 娘に愛される近道のようだな」


「娘の話を 聞いてくださって とても嬉しいです、、 

お父様、、」


「ほぉーっ、、

私の希望を叶える事も 知っているんだな、、私の娘は 賢い娘だ」

目を伏せるマリーン

自分の無理を 聞いてくれる事に 感謝しかなかった


次の日

食事の配膳の時に マリーンはリンと 伴って

シバの居る 棟の部屋に行く

周りは 竹が 真っすぐ伸びた 場所の棟


配膳する侍女の 後ろに隠れ シバを驚かす作戦


竹で 日差しが 遮られて 少し薄暗い 部屋の一番奥に

一人の青年が 配膳が来ても 素知らぬフリで

身動き一つしないで、机に向かっている


配膳を マリーンが 侍女から 受け持って 部屋の奥のシバに近づく

「シバ 食事を持ってきたわよ」

明るいマリーンの声


そこに置けという 合図の顎の使い方、、

目には 鳥の羽の仮面


なんだかシバの様子が いつもと違う

マリーンの知っているシバでは 無い

私の声に 気が付かないの?

男装した私でさえ 気がついたシバが


部屋の扉 近くにいるリンも こちらを見て気づく


この人は、もしかしたら

シバ じゃ無い、、


マリーンは シバの仮面に 手を伸ばす

シバなら マリーンの動きを 止められるはず

掴めた

 容赦なく剥がしにかかるマリーン


強く抵抗されるが 

カイトやシバの動きには負けるけれど

他の人なら 負けない

鳥の羽の仮面を マリーンが 取った


仮面の その下の顔は、、






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