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神威の朝

神威の朝

マリーンに ベルとセイラが 

美しい服を 着せてくれた


ソロンに会うために 

マリーンは、まだ不安で リンに 付き添いを頼んだ


マリーンの服を見て リンは

「これはマリ様の 気に入られていた服だわ」

「これが、、まだ残してあったの」

マリーンを眩しくみるリン


「そうですね ソロン様が送られた服だから」

「覚えているの?」

「マリ様が好きな 見事な白い百合の 花の図柄ですから」


白い花びらに 黄緑とビリジアン色の葉の 百合

肩の方から青い空の色から グラデーションで薄くなるバックの生地に

これでもかと 百合の花が 咲き誇って 雄しべが金色に輝いている


ソロンがマリーンを暖かく迎えてくれた

お母さん、、リンと、、同じ懐かしそうな顔をソロンもしていると思うマリーン


「疲れは取れたか マリーン?」

「はい 体は 丈夫な方なので」

「紹介しよう

今の私の后ケイと 娘のモトだよ」


大人の賢さを持ったケイ様と

まだ幼いモトは まだ母離れしてない甘えっ子のようだ


「マリーンです」

「マリの忘れ形見だ 

まだ この国に慣れていないから 仲良くしてくれ」


「承知しております よろしくお願いしますね」

「ありがとうございます

宜しくおねがいします」


「このあと 私は、朝議が、あるんだが

興味があれば、そのうち 一緒にどうだ マリーン」

「朝議に、、私が、」


「私の横に席を 作るだけだ まだ、発言は できないが

みんなの意見や考えが 聞ける」


「とても興味があります」

「じゃ,今日は みんなに紹介だけしよう

みんなが、君が生きてることは 承知している

君の顔だけ

見せてあげてくれか」


「はい」

躊躇しない返事

物怖じしないマリーンを 見つめるソロン


そのソロンの顔をしっかり 見つめ返すマリーン


「一緒においで 50人位いるが 足がすくまないようにな」

「今日は 親衛隊の女性の 参与も呼んだから 大丈夫だよ」


「朝議は 大体 各地の 問題報告と、連絡で

その中の、重要な事や国の大事な方針は 正5位 で参与会議が 月3回 行われている」


「その判断を、まとめて 私が 令を出す」


いつか この人に カイトの国の 血筋を無くすことを 命じたか

聞くことに、なるんだわ、、


「私の補佐が 少しでも 早く できればな、、

マリが、よく 私に助言を くれたよ」

「マリ様が、、」


「娘が こんなに、可愛く思うとは 知らなかった」

「、、、」

「補佐よりも、、 私との時間を 多く取ろう

朝議の後は 街の中を案内しよう

良いかマリーン?」


「お母、、リンさん、、も 一緒でも 良いですか」


「それは、、リンに 聞いてみよう」


「はい、無理なら 私一人でも、お願いします」

「よし いいぞ マリ、、 ーン」


朝議は 

こんな大勢の前に 注目されて 立つのは

球馬大会の大観衆の試合とは 又 別だと知った


自分一人に 注目されて 見られる 

頭を下げて 言葉を言えば 口が震えたかもしれないと、思った


ソロンがマリーンを 朝議に出る 重要な人たちに

自分の娘だと 紹介してくれた


みんなにソロンの娘だと 認められた

微妙な心持ちのマリーン

自分の おかれた役目を 知る

私は この国を 出れるだろうか、、


父に会えば 帰ると カイトとの約束

その日が なんだか遠くなりそうな、、


手の カイトが くれた赤い指輪を 握りしめるマリーン

お父さんは、ホクリュウは 大丈夫だろうか、、



この国の王ソロンと

2人馬車に乗り

神威の街を行く

隣の国の東から入ったマリーン


まず南の 水の豊かな 温かい湖水地帯

東の おおきな湖と違い


一つ一つの湖水の周りに 賑やかな商店

船も行き来して 水と街が 美しい景色を つくっていた


海に行くと 川は 広くなるが

きれいな橋がかかっていた


国境近くの 川に 橋がないのと だいぶ違う

いつか国境近くの あの川にも こんな橋が 架かれば 良いのに


架ける気は 無いのだろうか、、この国の王ソロン様は



「君が遠い目を すると心配になる」

「え?」


「マリが 君を生むために 神の島に 行った時

まさか あれが最後の 別れになるとは

思わなかった 生きいそぐ人が 居る」

「マリとの2人の時間が あんなに 2〜3年の短い時間で 終わるとは、、」


「だから、娘との マリーンとの時間は 大切に するつもりだよ」

カイトの指輪をはめた手の上に 優しくソロンの手が 重なった

マリーンの手を 包み込む手、、

ホクリュウのように ゴツゴツした労働の手でなく

上品な男の人の手

私の本当の父親の手、、なんだ この手が


「手まで マリと 関節の作りまで 同じような手だな」

マリーンの手を握って ソロンが、、

「君と一緒に 馬車に乗っていると

マリと 乗ってるようだ、、」

「この人は、、 」

本当に 好きだったのかな、、私を産んだ人を


「結婚したときの二人の絵が あるが

今なら娘の君と 一緒に 見れそうだ

母親の顔を 見せてあげよう マリーン」

「お願いします、自分の母の顔を 見てみたいです」



馬車の後ろを 護衛する形の リン

思い出す

ソロン様と、マリ様を 載せた馬車の、後ろに

ついていた自分の若き時


姉のように、慕い大好きだったマリ様


お似合いだった 2人を いつも後ろから見て

憧れていた自分


大好きだった2人の 子供だったから

命がけで 

自分の命を かけても マリーンを守ろうとしていた自分がいた


マリ様の想い 自分の、想い重ねて


自分には 絶対 届かない相手への リンの淡い思い


リンの知ってる

男は

男の人は、自分が 愛した人しか愛さない


自分が 

リンが 男を愛しても届かない



ホクリュウ に 幼馴染の婚約者がいることに

理解できた


愛する人達への邪魔はしない


そう考えて生きてきた


今 目の前の

ソロン様とマリーンの2人の警護をしながら



リンも 

この国で 密かにソロン様への 思いを偲んで

マリ様とソロン様に 仕えていたことを

思い出していた


いつも私の愛は

届かないと




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