母
大きな 青銅色した館に
馬車が 入っていく
「マリーン
ここが 本来 貴方が 居るべき場所なの」
お母さんが 真剣な顔をした
「こんな大きな所、、 まるで、、、」
「あの国で、あなたの 出世を 話すると
あなたに危険が あって本当の事が言えなかった
その事は わかってほしいの」
「お母さん、、」
「あなたを 産んだ お母さんは、、」
「私を 産んだ お母さん?」
「私は あなたを 産んだ母じゃないの」
「嘘っ」
「私は、貴方のお母さんに 一番可愛がってもらっていた親衛隊の、女戦士よ」
「、、親衛隊?」
「あなたを 産むために 神の島に
里帰りしていて」
「神の島?、、」
「あなたを 産んで ここに戻る途中に
ひどい嵐に 巻き込まれたの
神の島を 出た時は とても 良い天気だったのに」
「あんな、嵐に 巻き込まれるとは 思わなかった
船が難破して 船に乗ってた人が 次々と 波に飲まれていって
最後まで 頑張ったのだけれど
貴方の お母さんは 産後で 弱っていて
1番の女戦士の 私に 貴方を託したの」
「最愛の子供の、貴方を 私に託して 波に 飲まれていった
あなたを抱いて
波に何度も 流されて
あなたを 助けたい一心で
どうして 私達だけ あの浜辺に たどり着いたのか
助かったのは 奇跡だったわ 」
「本当の お母さんでないのに あんなに大切に 育ててくれたの私を、、
信じられない、、
お母さんは 私の お母さんでしかないわ」
「私の 憧れの人の 私を かわいがってくれた人の
私が忠誠を 尽くしてきた
マリ様の 忘れ形見だもの、、
貴方を 守る義務があったの 私には、、」
「お母さん ありがとう、、本当に、、
感謝しかないわ、、」
「貴方の 母親 マリ様は
船の中で
貴方をマリーンと 名前をつけたわ
父親は、カムイ、ソロン様 と言うの
この館で 待っているわ」
「カムイ ソロン、、私の 本当の父親、、」
本当の父親と お母さんは 夫婦じゃなかったのね
「もう お母さんを お母さんと 呼べないの、、」
「マリーン、、様
貴方を、、無事に ここまで 育てられて、、
マリ様に、褒めてもらえるかも、、、」
「本当に 長い間、、私のために、、
今まで、、、ごめんなさい」
どんな 思いで、苦労して、、私を、、、
「貴方は、1日1日
私の 大好きなマリ様に、そっくりに、なっていって、、
自分の やっている事に 誇りさえ 感じてたわ
証拠の初着が なくても 本当の娘だと
わかると判断して燃やしたの
初着は 危険の方が 大きかったから」
「この 神威の国でも
貴方の母のマリ様も子供も みんな 亡くなったと思われていたわ
私がコウさんに、連絡するまで、、」
「ソロン様は 亡くなったと 諦めて
数年前に 2度目の結婚をされて
娘さんが いる」
「でも貴方が この国の 第一王女よ」
「王女?この国」
「ソロン様は この国の 国王よ」
馬車が止まって
降りると
大勢の 出迎えの中を 通り
綺麗な 大理石の 階段を上る
親衛隊のリンが
マリーンを
カムイ ソロンに 引き会わせる
「リン、、本当に 生きていたのか、、」
「ソロン様 久しぶりで 御座います
こちらが
マリ様の 忘れ形見の マリーン様です」
この人が
私の本当の父親の この国の王様、、
「本当に、、マリに、瓜二つだ
私の娘か、、、」
マリーンに近づいて
マリーンを 優しく抱いた、、




