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助けて

休戦が 成立して

兵士たちが 都に戻ってきた。

先頭を

息子のエイキに、任せ

捕虜に囚われていたがシバが 国の人質になり

エイキは 戻されて 帰還の先頭に任命された


ホクリュウは シバが隣国に入り

最後を見届けて 都に帰る予定と、カイトにも連絡が入る


最後の帰還兵士が みんな戻った後

3日経っても 1週間経っても

ホクリュウは、都に戻ってこず


ホクリュウの生息が 途絶える


ホクリュウの ように 成りたくなければ、、

と言う この国への シバへの

呪われた予言

が、カイトの頭に蘇る


ホクリュウが 亡くなると言うような予言

予言 通りになると



予言に、重さが増し

王の動きを止める


預言者は 

この国の王の上に、立つことを 狙っているのだろう

この国を 思い通りに動かす 勢力


王様の上に居る 預言者

予言が 真実に ならないように


「ホクリュウ 戻ってきてくれ

あんなに大勢の 何万の 手下が そばに居て

どうして 誰も ホクリュウの 行方が わからないんだ」




洞窟の中


ボロボロの死体?


リンの 顔が青ざめた

「お母さん、、」


マリーンが 兜をよける

自分の顔を 隠すために、、置かれた兜


「お父さん、、」

クロスも 動けない


心臓に耳を当てるマリーン

、、弱すぎて 分からない


コウさんが 脈をみる

「ここに隠れて

10日も このまま死を 待っていたのか」


「飲まず食わず10日間、、ここに」


森で死んでいた兵士は 誰と戦って 何をしていたの、、

ホクリュウを 殺すために 来たの

同じ国の ヒーローを 亡き者に


あの崖を 落ちたのかしら


「お母さん 

助けて

コウさん 助けて

 お父さんを、、」


「マリーン どうしようもないわ

動かせないし

この状態では

何もできない、、」


「お願い 見捨てないで、、お母さん、、」


クロスが指差す

洞窟の岩の隙間から 水が わずかに にじみ出てる


「10日間 この僅かな水だけで」


「生きようとしたのよ お父さんは、」


マリーンは走り出して

外の ヒョウを 手で溶かして、、

ホクリュウの、口に


クロスは ぼろぼろに なった鎧を 体から 外す

お母さんが 外の川の水で 布を濡らして

体を 拭く


汚れて真っ黒だった物体のような物が なんとか 人間らしく なった


コウさんが 崖の上の サキさんに 必要なものを頼み

焚き火と 薬草を 取ってきた


体の、血が 傷の周りに固まって、、取れない 

一体 何人の人に 切られたの 

こんなひどい 傷だらけの体、、こんな体で戦ったの、、


お母さんが 息を潜めて 手先の器用さで 丁寧に血を拭き取る

「お母さん、、」


「マリーン、、あなたなら出来るわ、、、、」

「え、、、」

覚醒して、、と聞こえた


「カイトの時のように 集中して

傷口を 合わせて、、」

「タグさんも 驚いていたでしょ

お医者様より 緻密に 傷口を 合わせられるわ」

「あなたが 助けるのよ」

「やってみるわ」



「お父さん お父さん 

こんな洞窟で 誰も知られないまま 

10日間も 一人で死を待っていたなんて

お父さんに ふさわしくない こんなの

お願い、、お父さん、、 死なないで、、」


指に、全神経を 込めて 傷を合わせるマリーン

もとに戻れ、、元の細胞と くっついて、、


お母さんが その後に 傷口を布で巻く


何時間も かかった、、

マリーンもリンも 終わって 口も 聞けなかった


サキさんが 今日は この洞窟で 野宿できる最低限を

持ってきてくれた。


朝 マリーンが目覚めると


お母さんが 寝ずに看病していたようだ

やはり お母さんと お父さんは お似合いだ、、



コウさんが脈をみる

「信じられない 身体能力だ、、

あの出血の量から見て、、


息を吹き返せないと 思っていたのに 怪物だな、、この人は」


「よかった、、、」


この国の我慢強い 真面目で不器用で 忠実なヒーロー

どんな大変な事でも やり遂げる人 大きな人

 

クロスのまつ毛が お父さんに 似て 先っちょが クルンと伸びて

とても印象の深い 顔になってきてる

ホクリュウと お母さんの 子供って どんな成長するんだろう


次の日 

コウさんが 「ルイが 担架を 竹で 作ってくれて

崖の上から 下ろしてくれた 」


竹の上に 布地も貼って 怪我した体に 優しい丁寧な作り

この人達の 品格の良さが 担架一つにも 神経が 行き届いている


「この冷たい 何もない洞窟よりも 宿の方が 回復は 早いが

回復するまで 私達に任せて

リン殿達は 出発してくれないか」


「まだ目覚めても居なくて 少なくても3週間は かかると思う

それまで、、 待てないんだ」


「私は、良いけれど マリーンはどう?」

「コウさん達なら 任せられるわ 私」


「お母さん 僕は、、」

「クロス?」

「僕は お父さんが目覚めるまで お父さんに 付いていたい」


「クロス!」


「お母さんの田舎に いつかコウさんに 連れて行ってもらうから

今は お父さんに 付いていたい」


「お父さんに あなた以外の 息子が居ても 平気なの」


「お父さんと一緒に 住もうとかは 思ってないけれど

今は お父さんに 付いていたいんだ」


ムツミさんが、どんな顔で クロスを見ていたか

思い出すリン

「だめよ、、お母さんと 一緒に来るのよ」

「、、、」

「マリーン あなたからも言って」


「お母さん、、

私が居るわ 私が お母さんの そばにいるから」


「クロスは きっと お母さんと私の元に 戻るわ 

大丈夫よ お母さん 家族だから 一緒よ」

「マリーン」

「私も 今は クロスが 弱った お父さんに付いて いてくれると

安心だわ 」

 

 「、、、」何も言えずに

お母さんが、頭を下げて 下を見た、、


下を見る お母さんを 知らない、、

どんな時も 口びるは 噛んでも こんな下を 見る事は 無かった


子供は、決して 親の 思い通りにならない、、

親は 子供の為を思って 言っていたとしても


子供は 子供でも 人は自分の思い通りにしか 動かない

私の子供でもあり ホクリュウの子供でもある クロス


「分かったわ、、」


「行きましょうマリーン」

ごめんなさい お母さん、、お母さんの味方になれずに、、


「クロス頼んだわよ、お父さんを」

「うん」

クロスのほっぺに キスするマリーン

「マリーン、、」


「行ってくるわ お母さんの田舎に」


まだ冷たい川の水に リンと、一緒に飛び込むマリーン


流れは早くて だいぶ流されて

クロスやコウさん達が 遠くに見える


コウさんが 合図のように 鏡で マリーン達の場所に光を 飛ばす


川を 渡った こちらからも 光が 飛んだ

その光を リンが確認して

「マリーン こっちよ」


お父さんは もう崖の上に 運ばれたかしら

崖の上の クロスも 遠くて 

コウさんの鏡を 借りたのか 光が チカチカしてる

あれが クロスね きっと


崖の上の 深い森と違って こちらは 木が 真っ直ぐに立っていて

すごく整頓された 美しい森のよう

「もう大丈夫だわ」


美しい森の、中から、、


綺麗な馬車が 近づく、、

都に行く ミツキ様の南部の 行列より 

数段 繊麗された 馬車の動き、、

馬の装飾の 美しさ、、


「何?これは、、」










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