命の保証
朝
ミツキ様と、お茶を 相伴した後は
ワン・ユ先生の所で 絵皿の色つけ
林の 緑の竹の前で 白馬に乗る ミツキ様を 描く
クロスが 部屋の片付けを している
色を乾かして 焼いて ギリギリに仕上がる
ワン・ユ先生が 出来が 見事だと
「マリーンは いつも人の 期待以上のものを 作るな」と 褒めていただく
色々 あっても お世話になったミツキ様
ミツキ様の絵皿には 負けたくなかった
ワン・ユ先生には、母の田舎に行く事は言えたが
ミツキ様には 止められそうで 言えずに
お皿の箱に お礼を添えて
先生から渡して もらうように お願いした
朝日が登る 少し前に
クロスと 南部の お城を出る
南部の美しい海岸線の 道を行く
クロスにも景色を 見せておきたかった
神の島も 鳥の島も 遥か遠くて
見えなかったが、南部の美しい海岸線は
海の色が青く 素晴らしかった
明日は 隣国に向かって 森の中を 行ってるのだろう
もう、お茶の時間も過ぎて
ワン・ユ先生が 絵皿を ミツキ様に渡している頃だと 思う
美しい竹の緑と
皿の 白い光沢が 光のように はえて
馬に乗った 半眼のミツキ様が、神々しく輝いて 見える絵だった
「何かに取り憑かれているように 集中して 居ましたが
さすがに、ミツキ様が 何年かかっても良いと
マリーンを 押されるだけの事は ありますね」
マリーンの絵皿に 目を奪われる、、ミツキ様
「母の田舎に 少し帰るだと、、」
「引き止めますか?」
「、、、、ふふーん
無理強いは しない 方針だ
放っておけ、、
どうせ 私の言う事など 聞かないだろう あの娘は、」
マリーンが 私から 離れるんだ、、
私のそばで 成長を 見たかったが
マリーンが 自分で 選んだんだ
惜しい気は するが、、
私は 慣れている 何度もな、、
用意してあった 冷めた ミツキ様の前の お茶
「マリーンの茶も 下げていい」
どうなろうと、、
茶人の者が 下げようとした時に
後ろの 慣れない侍女が つまずいて
お茶を 服の たもとに こぼしてしまう
「すみません」謝る侍女
茶室に入ると 茶人が 侍女に
「濡れた服を 着替えなさい」
「えっ、、すぐに 乾きます」
「新入りだから 知らないと思うが
この茶葉は 門外不出で、原料は 秘密で、
茶のしみた服も 私が 管理することに なっている」
「早く脱ぎなさい」
「はい」
新入りの侍女は、 着替える時に 濡れ たもとを
自分の懐紙と 袱紗に お茶が 染み込むように 拭いた
どうしてだか この マリーンの飲む
お茶への用心ぶりが 普通でないと思う侍女
マリーンとクロスが 浜辺につくと
母が 落ち着いていて 優しく迎えてくれた
明日の朝 出発で、
色々部屋の片付け 準備に、入る
夕方 マリーンは
隣国に行く 緊張と 疲れかと、、
手足が しびれて、、
ノア様に 頂いた白華糖が、もう一つ あったので
思い出して 飲もうと
すると
母が、「マリーン 何を飲むの?」と、聞く
「これ、、白華糖という 体に、良いみたいなの」を、教える
「どうしたの 調子悪いの?」
「しび 、れ、と、、」
「言葉が、、出ないじゃないの マリーン」
目が回りだしたマリーン
目の前が 暗くなる
倒れるマリーン
「マリーン」クロスが支える
「クロス、コウさんを 呼んできて 急いで」
「どうしたんだ」
ビクビクと お腹の周りが痙攣を 起こしてるマリーン
もう5分は続いてる 収まらない
クロスが 馬乗りになって マリーンの お腹を 強く抑えて、
クロスの手の中で ビクビク お腹ごと 体ごと動く
「収まれ、、収まれ、、
どうして こんなに動くの マリーン」
「腸 痙攣だろうか、、、」
痙攣は10分は 続いて マリーンの目も、体も 弱く衰弱する
いつ 又 気絶したまま 痙攣が起こるか、、
もう 一度 強い痙攣が 起こったら、、やばい、、
白華糖を、割り 調べるコウさん
「神かぶとの、毒が、、入ってる」
「神 かぶと の毒、、」
「ルイ 16代目の 所に行って 解毒剤を 作ってきてもらえ」
「はい」弟子のルイが 飛び出して行く
「 今からじゃ 間に合わないかも、、」
「リン殿 例の 神の島の 産衣は どのへんで焼いた
あの灰が 毒を 中和するかもしれない」
「上から土をかけて、しまって」
「その土 共々 煮沸してでも 取り出そう 」
「お母さん、、
僕 青い光が出て 灰なのに 綺麗で、珍しいから 少し取っておいたよ」
「クロス、、」
「 気の回る 息子さんだ 好奇心が 多せいで良いぞ」
煎じて上澄みは捨てて
コウさんの 世話をしていた
サキさんが お城から戻ってきて、マリーンの状態を知る
「やはり 何かあると思っていました」
「なにか、、」
「ミツキ様の 周りで 過去にも 昔
変な噂があって、1度でなく2度なので 注意していました 」
マリーンが 南部で 体を 毒に 侵されていたの?、
ノア様に、、ミツキ様に、、2人に?、
神かぶと 白やピンクの美しい華の毒
神の島の 布地を作るときにも 使われる 草木染めの材料の一つ
根の毒には、 誰もが 注意してる
「毎 朝 飲む お茶の成分を
懐紙と袱紗に、少しですが 染み込ませて来ました」
「 よし、成分を 注出させよう」
「少なすぎるが 解毒剤が 来るまで 持ってくれると良いが、、」
弱りきったマリーン 動きが止まって 息も小さく弱い
飲ませようとしても
マリーンの口が 硬直しだして
何も受け付けない 動かない
「だめだ、、」コウさんが、、諦める
「これを飲めないなら 解毒剤が来ても 飲み込めない」
お母さんがマリーンの口を 開かせようと 顎を掴むが、、
でも お母さんは 諦めない、、何度も、何度も
クロスは 思い出す
南部の城に お願いしに行った時
ミツキ様が、約束を守らないと
マリーンの命を 保証しないと言っていた
この事なのか、、
僕が守ると 約束したのに、、
クロスが マリーンの首にかかった カイトの指輪を出す
「マリーン カイトの指輪だよ」
毎日 夜に カイトの指輪に 話しかけて
最後に いつも、、
マリーンは カイトの指輪を 口に持っていく
「分かるだろ、カイトの指輪だよ 、、マリーン、、
お願い、口を開けて マリーン」
「マァ リィ ィー ン」




