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銀色の月

馬車が揺れる

「弟に 無邪気に 抱きつけて

私には、無理なのか、、」


「弟じゃないもの、、」


ミツキ様の 体を マリーンは両手を伸ばして 

 近づかないように 止めている

「その手を 退けろ マリーン」

「へし折ろうか」


「へし折ってください!」


「ふっふっ 」 と

ミツキ様が マリーンに、近づくために

 前に力を入れていたのを 

急に 体を後ろに 引いた


マリーンのバランスが 崩れて前のめり

ミツキ様が下に マリーンが上に なった


「お前に 襲われてるようだ、、」


「ミツキ様を 襲ってる形ですね、、」

ミツキ様を抑えて 上から マリーンが答えた


ミツキ様が 下から両手を伸ばし マリーンの頬を触る


ミツキ様の体を マリーンの両手で必死で抑えているので 

ミツキ様の手が 防げない

ミツキ様の 肩の方にジリジリ手を移し 顔まで手が 届きにくくする


マリーンの 細い腕を、ミツキ様の手が 触れる

ミツキ様の 女の人のように 細い指だ

しなやかな 私より 長い冷たい指が マリーンの腕を 握る

本気で 力を 入れられたら、、やばい、、


「私が へし折ろうとした 腕か」


力一杯 抑えて 額に汗が 出そうなマリーン

父やカイトに 教え込まれた 自分を守る抑え込み


辛そうな女のマリーンを見て ミツキ様が やっと察した


「へし 折らなくて 良かった」


「 君を 傷つける気は 無いよ」

「 ミツキ様を 信じられなくて、、」


「分かってる 私も自分が 信じられない

どうかしてたな 無理強いだけは しない 方針なのに」


「本当に そう思って 良いですか」

「ああ お前は 私の思い通りになる 女じゃないな、、 」


「、、、、」


「お前となら どんな状態でも 楽しいのが 分かった

女に 抑え込まれてる 男の私が、面白くて しょうがない」


「 少し 遊んでみただけだ、もう終わりだ

お前の身体能力を、甘く見た」


「遊びなら、、 大丈夫です」


ミツキ様の上から 押さえる自分の手を 退ける マリーン


私と 遊びならか、、ふっふっふっ


このマリーンは 時間が かかりそうだ、、



「今度は 私が 馬に乗ります

馬車を 止めてください

ミツキ様は  ここで一人で お休みください」


「大丈夫だ マリーン 

もう 何もしない 手は出さないから

私の傍に 居ろ」


「まだ、体が 本調子じゃないんだろ

ゆっくり

私の 後ろ姿でも 描いていてくれ」


いつもの 冷静な声 ミツキ様に 戻ったようだ、、

「はい 、、」


「今 マリーンの顔を 下からゆっくり 見たから

私も マリーンの 後ろ姿でなく 顔も 描けるかもしれない」


あのミツキ様の 絵皿は やはり私の 後ろ姿の、絵だったのか、、

本当に 信じられない 




南部の、お城に着き


ひとり部屋に 戻る

クロスも、居ないし 部屋が広く感じる


私 一人で 部屋に寝るって

あったかな?


いつも誰かが、居てくれて

昨日は カイトが 居てくれて

あっ、、


指輪が、あった

良かった  自分で持ってて

お母さんに 預けなくて


カイトの、指輪


夜寝る前の

カイトの、指輪タイム

なんちゃってと

指輪に、キッスするマリーン

「カイト、、」



その時 扉が開いて

「ジャーン」と

クロスが、入って来る


「クロス 戻ってきたの」


「だって マリーンが 寂しがってないかと

思って」


「もう,,」あたってる、、

「お母さん どうだった?」


頭に手で 角の形をして、鬼を作った

「でも 家にいると 色々話し しなくちゃ いけないから」


お父さんの 話 クロスも お母さんには、辛くて 言えないんだ

クロスも 長い日だった かもしれない


「いつ 出発するかだけ 聞いてきたよ」


「一週間後に 出発するから

6日後には 帰っていろって」


後、6日、、

「ありがとう お疲れ様 クロス」

1週間後に この国を 離れるのか、、



あんなに、かわいがった クロスが

マリーンの所に 飛んでいった。

皆 自分の 行きたい所を、選んで  飛んで行く


リンも 又 一人の部屋が 広いと感じてた


自分が いつも  必死で守ってきた 家族

いつも いつも 自分の事より 小さい子供の命を 優先して

母親として 居心地の良い 温かい家を 

リュウと一緒だから 保って きた


それなのに リュウは 突然、浜辺から去っていった

私達が 突然 浜辺に 来たのと 

リュウにとっては 同じだったのかしら

長いような 短かったような日々



寂しい夜は、どうしていよう


寂しい夜は、 ひとりの夜は

暗い夜は どうしょうもない夜は


寂しい夜は 好きな人を 思い出していようか


今は 

あなた あなた あなたを 思い出す


遠く 離れた

あなたは どうしているの

誰を 何を、思い出しているの、、


楽しそうな人でもなく 話の上手い人でもなく 面白い人でもなく

ただ あなたは 対等で 人に平等で


騎士のように 頼もしくて

まつげの先が カールしたように 伸びて 印象に残る目をした人

人として 強いエネルギーを 感じる人


もっと 早く 私と 会っていれば、、と言った人 


幼馴染が 居たのよね

でも、私達の、気持ちは 進んでしまったの


幸せな 気分にしてくれた人

あなたは、そばに、居る人に とても優しかった人


さよなら、、


どうせ 一度は 亡くしかけた命

私は ここで あなたに 救ってもらって

そばに いた


あなたの 居なかった 元の私の世界に 戻るわ


今度は あなたを なくして  私は 自分を生きてみる


いつまでも 私の心の中で 生きないでね


今 私の そばにいない あなたは


私を 少しでも 思うなら

私を 悩まして 弱くさせないで

 私の 過去の 好きな思い出の世界に いるだけにして


もう二度と  会えないから

あなたの 居ない 私の元の世界に、もどって 生きていくから


さよなら 偶然 たどり着いた この浜辺の出来事

さよなら 私の、、初めての人、、

さよなら あなた


私も 自分の場所に 飛んでいくわね


暗い 寂しい 美しい ひとりの夜が 

自分を 成長させる事を 祈る 

自分の 心を 未来に向かう方に 研ぎ澄ます

 


後 6日で 隣国に 出発 するわ


人々が眠る その上を

銀色に輝く 大きな月の光に 雲が 風が 流れる


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