呪われた予言
都の本棟の 一番高い廊下から
ミツキ様の 馬車に乗る、マリーンを見ている カイト
カイトの その顔には 鳥の羽の 仮面があった
部屋の外に 出る時は 仮面をつける様にと 言われている
マリーンとミツキ様が 乗った馬車が、
東門の方に 行くのを 最後まで 見つめるカイト
すぐ、後ろに リュウとシバが 一緒に居た
仮面の下の シバの目も 寂しそうだ
「私達は これから国境に行って 隣国との休戦の
条約を 結んで きます」
「休戦が、何年の 更新になるかは、相手との話し合いになります
こちらは1年以上という条件で、結ぶつもりです
今、王様にも、報告が 終わり 出発します」
「、、」まだ ホクリュウとも、お父さんとも 呼べないカイト
「タグさんは 今 どこに 居るのですか」
「忠家の 三男坊です。」
「連絡は着きますか
城で 働いて貰いたくて」
「それは 良い 考えかも
お茶の、目利きです。
それと球馬の、監督も出来るかも」
「ホク、ジュウ達の、見張りをさせるのも
ひとつの 手かと」
ホクショウ達を 探れと、、
「私の 手の内の 家来の名前も ここに書いておきました」
名前の 書いてある書を、渡す
「お役に 立ててください。」
いつも 僕を導いてくれた人
本当に大切に育ててくれて この国の誠意の塊の人
「ありがとうございます」
「シバ様も 隣国に たたれますので
ご兄弟で しばしの お別れを、、
私は これで 国境に向かいます」
本当に、 眉間に深い 疲れが 現れているホクリュウ
「大変な役目 宜しく おねがいします」
後ろ姿は 大きな 頼もしい 勇者そのもの。
シバと僕は 似ているはずだ 同じ父を持つ異母兄弟
「シバ いつも僕を 守ってくれたのは タグさんに 兄弟の事を聞いていたの」
「いや、知らなかった
でも いつも いつも タグさんから
カイトを 陰ながら 守るのが 私の使命のように 言われて 育った」
「僕達は 小さくて 浜辺では、父達の言うことが 全てだったものね」
「 カイト、、
マリーンが この都から 出れて 良かったかも しれない」
「シバ どうして?」
「お前の所には まだ来てないのか」
「何が」
「預言書だ」
「預言書?」
「まだ お前を
どういう 駒として、使うか、こまねいているのかな」
「私の所には リュウのように なりたくなかったら
静かにしてろという 預言書が 来た」
「ホクリュウの、、 お父さんのように?」
「大丈夫だ、リュウ殿には 注意するように もう 伝えてある」
「父上にも 来たんだ
皇后や、后は、死ぬと言う、呪いの予言が
予言 通り
私達の母は 死んだ」
「予言で殺された?、、」
「父上の 鳥羽国の血族を 皆殺しに すると
その予言を 防ぐために 私達は 何年も あの浜辺で育ったんだ」
「しかし、この頃 父上も 病気がちで
私だけ先に 戻されたみたいだ
カイトは あの浜辺で まだ 守られる予定だったんだ」
「最後の 正位、、後継者だから
私や 父上が 予言通り だめな時に、カイトを 寄り戻す つもりだったと思う
この国を 滅ぼさない最後の砦として」
「その予言は どういう風に シバに伝わったんですか」
「私は
朝 起きたら 予言書が あったが
肌身 離さず持っていた つもりが
無くなるんだ 跡形もなく
誰が置いて 誰が持って 行ったのかも、証拠を残さない」
「カイトにも 来るだろうから、
もし 証拠として 残したければ
浜辺の床下のように、
自分だけ わかる場所を 今から 作って おくんだな
手掛かりが 残るかもしれない」
「この国が 呪われた国と 呼ばれているのは、呪われた予言書の せいさ」
呪われた予言の せいで 父上は 何も できないでいる
未だに 1人で いる
昔の惨事の 犠牲者を もう、出したくないんだよ」
多分 リュウに何かが あって、 その後 カイトに 預言が届くかもしれない
私達が予言を 信じないと 酷い目に遭うと 思い知らすために」
「預言者に 何も 弱みを 握られないことだ
私達は 鳥かごの中の 綺麗に 着飾っただけの 何も自由に できない飛べない鳥と同然だ」
綺麗に着飾った、、だけの 今の、、
「マリーンや、カイトに こんな 呪われた予言の城に 来てもらいたく なかった」
「あの、浜辺で 何も知らずに 楽しく生きられる方が 幸せだ
私一人の犠牲で 済んだのに」
「シバ、、」
「マリーンを 私達の 犠牲に しないでくれ カイト」
シバ、、
でもマリーンは 僕の考えを いつも後押ししてくれる、、
僕が おかしいと思うものは、、調べろと
「シバ、、僕とマリーンと 一緒に 戦えない?」
「呪われた予言と、、正体の わからない預言者と?」
「だめだ、予言にマリーンの名前があったら 私は きっと何もできない」
「シバ、、」
「私達が 動けば マリーンが死ぬと予言されて
その時に カイトは動けるのか、、
マリーンに近づかないでくれ カイト」




