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都で

北部 北家の、当主 ホクショウの、

広大な館

文芸堂の 店主は 慎重に話しだす


「この刀は、文芸堂 十六代目の 主が

私にだけ 教えてくれた 情報です」


「あの若い者が 選んだ、この刀は、

情報を お伝えする代わりに、、 もう一つ

買って いただきたい物が あります」



 「今 鳥の島 という 鳥 という名前が 出てきましたが

大空を 大きく飛び回る 大鷲 を、買っていただきたいのですが」


ホクショウ様に お似合いだと 思います

この お館でも お城に置かれて

王様に 献上されても 喜ばれると存じます」


「王様に献上するほどか」

「はい丁寧に時間をかけて 文芸堂の 自慢の出来栄えです」


「わかった、この次 それを持ってきても 良いから

この刀の 情報は なんだ」


「実は この刀には この国で 一番高貴な方

どなた だと 思われますか?」

「うむ、」


 「この国の 初代の国王と、その仲間の方達が

この刀で誓いを 立てて、この刀に 血をしたためた

伝説の刀と 言われております」


「初代の国王の血が  この刀にか 面白いな


それが 今 私の この手にあるんだな」

「さようでございます」

「気に入った」


「どうぞ ホクショウ様、

文芸堂を これからも ご贔屓に お願いいたします」




こんな 美しい部屋で

母を見たのは 初めてかもしれない


私に 礼儀作法を 教えてくれたり、お茶を教えてくれた先生でもある

その優雅な動きを 身につけた 

あでやかで、甘美な 秘密めいた姿の 母が 

ホクショウの館に 閉じ込められていた


「マリーン どうして ここへ?

牢屋に 捕まっているかと 思っていたわ」


「カイトが 助けに来てくれたの」


「カイト ありがとう、、


まつ毛を 切ったのね

あの長い髪も

ここへ来る為に

馬鹿ね、、マリーンは」


マリーンを 優しく 抱きしめ

短く切った 髪を 触り

「又 伸びると 良いわね」


「城内の 天空宿という旅籠で、クロスが馬のカイを

見ながら 1人で いるわ

クロスを頼むわ

私は 3日か4日で 出れるから 大丈夫よ

ホクショウ様に 有利な情報も 撒いておいたから

ひどい取り扱いは しないはずよ」


「大丈夫よ、どんな事が あっても

私はマリーンを 守るから 安心しなさい」

深い愛を込めた 声で しっかりマリーンに伝えた


「お母さん」



「ごめんなさい、私が あの布地を 使いたいばかりに

こんな事になって」


「あなたが欲しいって言った 後に

対策を考えて

いざっていう時には

大丈夫なように しておいたから」


「、、それって 、、どういうこと

いざ と言う時って?」

いろんな事があったので 人の言葉に 敏感になってたマリーン

なにか 含みが ある 母の言葉に、気づく


「心配しなくて 良いという事よ、

安心しなさい 誰にも あなたを 傷つけたり させないわ」


「クロスが 1人で

きっと 寂しがってるわ。

早く行って あげてくれる」


「ただ 誤解が解けるまでは くれぐれも慎重にね マリーン」


「お母さん」

「頼むわね カイト」


「分かったよ お母さん

行こう マリーン」



店主が 待っていてくれた

「まさか ホクショウ様と 

今日 取引が 成功するとは 思わなかった

嫌々、君の言うことを 聞いて ここに来たのだか」


「良かった びっくりしたよ

大鷲も 売り込めたし


君は 運を持ってるのかも

私の運も、信用も 商売の成績も上がりそうだ」


「あの刀の 目利きが 良かったんだろうな」


「任せなさい

今度は ホクショウ様の 息子の刀も 見繕ってやるよ」

母に 会えた動揺から 立ち直り やっと 男の声が 出たマリーン


「頼むよ 又 一緒に 行こう」


店主と別れ



旅籠に行くと 本当に寂しそうに

クロスが 馬のカイを 撫でていた

一人で 心細かっただろう


二人が 近づくと


まじまじと マリーンと、カイトの顔を見て

変装していても

2人の 眼差しが わかったのか


「長い髪が  僕 好きだったのに どうして、、マリーン」とクロスが 抱きついてきた

「こんな醜い せむし男 見たことないよ」 と



「お母さんは 大丈夫だ 会えるまで 3日かかりそうだが」と、せむし男が、答え

クロスの頭を なぜた

 少し歯を 噛み締め 涙が滲んだクロス

 一番下の弟は 我慢していたんだ


クロスは、本当にマリーンとカイトが 心強かった

都で母と別れ 一人で 来たことのない都で 不安しかなかった

兄と姉が 自分の元へ 来てくれた


どうして 2人が こんな姿なのか 

父が 居なくなってからの 自分たち家族の状況を 詳しく聞いた


旅籠 天空宿で 食事していると


他の客が 話しているのが 耳に入った


「国境で、どうやら隣の国がホクリュウ様を攻撃している らしい」

「息子を人質に、取られたとか」

「ホクリュウ様が破れたら 隣国はこっちに攻撃してくるってことかい」


「隣国との交渉は うまく いかなかったのかなぁ」


「でも、向こうは 無理難題を 言ってきているようでなぁ」 


「ホクリュウ様にも 厳しいんじゃないか、この戦をまとめるのは」


「王様も 気苦労で 倒れたっていう話も 聞くぞ」


「王様が」

「王様似、もしも のことがあったら どうなるんだよ、この国は

後は 誰が継ぐんだよ、この国は」


「なんでも 王様はホクリュウ様が 連れて帰ってきた王子様に

後を継がせたく ないとか」

「どういうことだよ」





 










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