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脱出

挿絵(By みてみん)



高い城壁の下を流れる、川


ここを潜れと、、


髪の白い 変装してるカイトが 言う


「お父さんが 言ってた お城の川は

一人二人なら 川の中 泥を 剥がして

頭さえ出れば 川の中の囲いを 突破できて

場外に出れるって」


「本当か 調べてくるよ」


お腹周りの綿を 勢いよく取り


 カイトが 川に潜り 込む

3分ほどで 息が続かないのか


何度も息を吸いに 水から顔を出し 

3度も潜り下の泥を かき続ける

4度目の時 川面から顔を出し 泥まみれの手で OKの印


カイトは 声も もう 川の水で苦しくて 出ないのだろう



マリーンは 勢い良く 息を吸って 躊躇なく川に入った


カイトが 水の中で 泥を とった場所を 指差し 

泥と 囲い棒の 隙間から マリーンは頭をツッコミ もがく

カイトが 川の流れの 抵抗の中 マリーンの体を 後ろから押し込んでくれた


カイトが 一度 息を吸いに 城内の方の川の水面に行く


水の中 息が苦しい 


上の水面が見える 城外のほうの水面だ



泥が 髪の毛 頭 顔中に つく

最後に 川の水で 泥を落とし


城外の 川に出る 

続いて カイトも城外の水面に 出てきた。


ピーッ ピーツ という笛の音は 城内で、響いてる


その間の そびえ立つ 高い城壁を 観て


やっと足が ちゃんと地面に 着いた



後は 前の記憶をたどり ユキ姉さんの 遊郭を ずぶ濡れで 探す


カイトがマリーンの服を 絞ってくれた

マリーンも カイトの服を絞る


髪は まだ白い粉が残り 顔も黒ずみが 


少し残ってシワに見える


「いつか役者に なれるわ」


やっと  ここまで来て 声がでたマリーン


カイトの手は 泥や石を 急いで取り除いて

 血が出てるカイトの手


いつも、私を守ってくれるカイトの手


マリーンも ひどく やつれてるのが分かる

ヘトヘトだった

女将が 「この娘の扇子です」 と証言した時 何も言えなかったマリーン

母から もらった布地だと 言えなくて、、

一人で 辛かった


今 二人 一緒だと それだけで


気持ちが温かい カイトがそばに 居てくれて


「クシュン」 体は 冷えているが


2人肩を 組み温めあって 夜道を歩く


「一緒に逃げれて 良かった」

カイトがマリーンの肩に手を置き 呟いた

「北部 カイト作戦 成功」拳を握った


初めて 自分ひとりで 考えた

命を かけた 作戦だったかも

マリーンの 牢屋 脱出 計画


「ユキさん、居ますか 


僕は、左手の魔法使いの、カイトと言います」



「見覚えのある 代わりの人が すぐに来て

ユキさんは 接客中だけれど どうぞ


どうしたの 濡れてる?」


「遊びすぎちゃって」


「お風呂使えるわよ、入る?」


「お願いします」




お風呂の中にまで


誰も来ないので 


2人で入る



髪の毛を お互い洗い合って


マリーンの長い髪を 愛しく触り


そのまま カイトの手が 髪の中から

首に行き マリーンの細い肩へ 移る


お湯の中の マリーンの腕に 指先まで カイトの手が 優しくなぞる

  

なぞった指先から

マリーンのウエストに、移して カイトの両手いっぱいで 大きく優しく挟んで 


また、ゆっくり脇腹 肋骨に 上がってくる そのすぐ上は、、

カイトの手が 大きくて わたしの体を しっかり掴んで 上がってくるので 

マリーンの肩が 少し上がって お湯から、、 上半身が見えそうになる


まだ、お湯に 隠れてる体の 柔らかい 脇の下まで 来て

カイトの手が マリーンの体の前へ ゆっくりじらしながら 移る

ゆっくりで 水面の お湯も ほとんど動かない


カイトが どんな顔を して じらしてるのか 見る余裕が、できてきた


今日の 作戦が 成功したせいか 爽やかに 澄み切った顔をしてる


それから 目線を お湯に下げて、

カイトの真剣な目も あなたのまつ毛が 邪魔して 私の どこを見てるか 隠すの


 男らしい清潔感で 幸せそうに 

焦らしてるのでなく、 私を あなたが楽しんでいるの


 こんなに 優しく 



マリーンの、、もっと もっと 柔らかい 、、


カイトの指が 優しく 優しく 優しく 動いて


私のかたちを ゆっくり 確かめながら 

触れたり 触れ、、なかったり 触れ、て、、



たまらなく


カイトの肩に しゃがみつくマリーン



すぐ、近くに カイトの たくましい首筋に

燃えちゃう唇を  強く つける


熱いため息が カイトの 耳に あたり


カイトも たまらなくて 私の唇を 求めてくる


柔らかいカイトの唇の 感触が 

マリーンの頭の中に いっぱいに広がって 

カイトの唇だけが 全てになる


あなたの体が 動くので 

お湯も 一緒になって 動く

激しく 優しく 私も揺れる


お互いの体を 隅々まで 

カイトの爪の中の 泥も 石鹸の泡で 綺麗に 洗う


2人の体から 離れた 泡が キラキラ光っては 消える


お腹に 落ちていく その泡を、カイトの手で、胸の方に上げて

私の、、片方に、集めて 大切そうに 触れるの


片方が済むと もう片方にも

私の ふたつ あるものを

ひとつ づつを ひとつづつ あなたの両手が 形ぞって 優しく洗うから


私も まねてみる

私の手が

肩から、あなたの 脇の下に、触れる

よく 私が ふざけて こそばせていた所

カイトも、思い出してる 体を少し動かした


厚い 胸板を 両手で 片方ずつ

泡で回して 洗ってあげる

私の愛を すべて指先に 込めて


広い背中から 引き締まったウエスト

泡を わたしは上から下へ


あなたの 割れた 硬い 腹筋に 集めて


強くて 弾力のある 筋肉の あなたの体を なぞってみるの

 

そのまま その下の 柔らかい、、

足の つけ根まで 私の泡の手が 届いた


少し硬いものが 初めて 手に当たり

両手で、その上の 先にまで

ゆっくり カイトの それを 私の泡の 両手で、、 確かめ、、る


先っちょにまで、触れた、、

丸くて 指で 触ると

真ん中に 小さな穴があって

優しく、、


カイトが 少し声を 出した

あっ、

何か 粘っこい物が マリーンの手に


「おどろいた?」

私の顔の、反応を 見てから


カイトが 優しく 私の手に ある物を

綺麗に 丁寧に 拭いてくれた


凄く スッキリしたカイトの、顔

照れくさそうに してる所が、可愛い


何だか あなたの、本当に無防備な カイト自身を

私の、前で 見せた様な


とても 逞しくて強い 男のカイトが

体力的には 弱いはずの女

私に 参っちゃったカイトが、居た。


夢の様な ふたりの 愛しさを 持ち寄りあう

溶けちゃうような 体のふれあいと


それからの 現実の、身体の仕組みを、知る


いつも そばに居てくれた人の 未知の世界

カイトを もっと 知っていきたい




布団の中で カイトと、マリーンが 

お互い ちょこっと 手を繋いで 眠っているのを


仕事終わりの ユキ姉さんが 覗きに来て 


静かに 襖を 締めて


「明日で いいわ」




朝 ユキさんに お礼を言って


お城から きっと シューもハナも 捕まっていて 出てこれないので


「馬を、一頭 借りれますか」


二人とも

お母さんの所に行って 早く 訳を聞きたい


「2人で、駆け落ちして ここで 働きたいのかと 思ったわ

また 顔を見せてね」


「ありがとうございます」




南部への一本道を避けて


横道を行く



カイトと、マリーンが

横道に逸れた後




カイに、 乗った リンとクロスが


北部への一本道を かっ飛んでいく


北へ北へ

都へ都へ


挿絵(By みてみん)

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