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一緒

北茶の、お茶屋に座り


カイトは 考える

いま 自分に 何が できるか

何を しなくてはいけないか

何を すればいいか

 考える


やりたいことは マリーンを助けること

とにかく 一番に 牢屋にいるマリーンを助けること

それが カイトの頭を占領する。


誰かが

目の前に立った

見上げると北家チームのリーダーが 仁王立ちで居た

「ユリヤの 客が お前だとはな

ミア姫様の 次に まさか 家の ユリヤに近づく気か」


何も答える 気がしない

立ち上がり 挨拶だけする


「あんな 曲芸まがいの ことを やって

大会の名誉を 汚してくれたな」

「すみません」


「まあ いいさ

俺の 時代は終わったんだ

次は ホクリュウの 息子の時代だ」

「ホクリュウさんに 息子が いるんですか?」


聞くとカイトより 一つ年下のようだ

「ホクリュウさんに 子供か」

お父さんとは、違うかも


「 この前の 使節団にも息子が

ついて行っただろう

知らないか 南部の連中は 争いに うといからな」


ユリヤが戻ってきた

「遅いから迎えに来たぞ

帰ろう」

ユリヤが「はい」と素直に頷いて


北家リーダーの兄と帰って行く


「あー なんの 情報も 得られなかったのか、ユリヤさん、」

しばらく ユリヤが戻ってくるか待つ が

来ないので 諦めて


すくっ と 気持ちっを決めて 立ち 部屋の外に出るカイト

壁に もたれかかって 悩んでる ユリヤ

この人は 色香があるなぁ、、


「伝票の計算があると言って 先に帰ってもらったわ 兄には」


「妹さんが カイトさんに「逃げて」と言ってました 捕まらないでと

それとマリーンさんの扇子が 隣の国の特別な布地で

そのためにスパイ容疑で捕まってるようです

お母さんに その扇子の布地の事を聞いてきて ほしいと 言われてました」


「やはり扇子が問題なんですね


この国と今戦っている隣国の物というのが問題ですね」


「昔 この国で王様の 血筋が殺された時

隣の国スパイで潜入している者たちが

血筋の方を 殺したというので」


「その人たちの 名前を マリーンさんから聞き出したいと

でもマリーンさんは きっと何も ご存知ないですよね

無関係だと思います」


「では 私は これで」

「ありがとうございました」


くるりと回って一歩 歩いたが 戻って

「あの これ」と言って

「女の私が 危険な時に この眠り薬入りの お茶を飲ませて 

逃げるため 常備しているのですが

何か必要な時が ありましたら使ってください」


「ありがとうございます」


「牢屋は ユリヤさんでも

簡単に入られる場所 なんですか」


「私は 北家の養女ですから 自分の通行書もありますし

この通行証は 使いませんでした

お返し しておきますね」


「無実が晴れると よろしいですね

失礼いたします」


通行証を取ろうとすると

その下には 一度渡したカイトの金銀細工が 忍ばせてあった

「ユリヤさん ありがとうございました」


外を見て もう お役人は 下の道を探索した後で 居ない

また 他の道を、探しているのだろう


カイトは 文芸堂に行き

「ブンさんに言付けを頼みたいのですが」と、店主に頼み込む


「上に鳩が飛んでいたので

伝書鳩で 早く連絡されているかと」


「田舎の母に マリーンの扇子のことで 

大変な目にあっていると 母に伝えて欲しいのです

ミツキ様の後押しのある マリーンの母親の事です」


「将来必ず あなたに感謝いたします

よろしくお願いします」必ず伝えてもらえるように 念を押したカイト


文芸堂で 大会の金銀細工を、両替してもらい

白い粉と 黒ずみを 買った

下働きの トトさんたちの場所を借りて

髪の毛を白くし 黒ずみで 眉毛を 下げるように 書いてみる


 隣で買った綿を 頬に詰め 顔の輪郭を変え 

腹の周りに 綿を これでもかと巻いた 

人相を 歳を 老けさせ、

体型を10kは太って 見えて 出て行ったカイト



次に 魚釣りや猟を するときの 道具屋に行く

動物を 殺す時の 使いやすそうな 刀を買う


南部の マリーンが働く 洗濯係の所を

 見に行ったときに

役人の服も 洗濯係が洗っていたので 

一揃え 盗み 着替えた


侍女の エイラさんも

呼ばなければ 来なかったので

庭に入り

シューと、ハナの手綱を 解いておいて 口笛を鳴らせば 

自分たちの所へ来れるように しておいた


覚悟を決めて 北東奥にある 牢屋の方へ

慎重に 

周りを確認しつつ 歩く

齢を取った役人になったつもりで 役作り


自分の顔を知る ガサンが 居ないことを確認して


北家のユリヤさんが 差し入れしてくれた 北茶の お茶です。

と言って  役人に飲ませた。


さすがに 人を騙すための お茶で 魅惑的な

とても 良い匂い 物珍しいのか 

役人が 飲んでくれた

「北茶かぁ、うまい茶だなぁ」


「見慣れない 顔だな」 

「はい 急に人手が 足りないらしく 回されました」


焦らずに 眠るのを待つ 

ガサンが、来ない ことを祈って


一人2人 壁に持たれるように立ったままで 

眠る役人が多い

夢うつつの状態の、お茶か


鍵を 役人らしく 取り

マリーンの牢屋の鍵を 開ける


元気の ないマリーンが、居た 痛々しい

変装してるカイトに、気も とめない


「ちゃんと歩いて 黙って 外に出て」

口の中の綿で声も 鈍い声


戸惑ってるマリーン

まだ お茶が効かない 役人が

「どこへ 連れていくんだ」

「ガサンさんが連れてこいと 連絡があって」

「ちょっと待て 確認する」


シバが教えてくれた 人を気絶させる方法

首と 心臓の上を 突く


「マリーン走って」

口の綿を 吐き出すカイト


聞き慣れたカイトの声に

初めて状況を 把握するマリーン

こんな、、

変装までして わたしの牢屋に来る 無茶な、、カイト

逃げてっていったのに あなたは、、



近くでガサンの声 「何してるんだ このザマは バカヤローっ」


「裏にハナと、シューが居る」


今さっき 城内と城外の間の 門がしまっていたので

「森の 川 目指して マリーン」


ピーピーッと お城中 至るところで 

警笛が、鳴り響いてる

 

弓矢を射られた あの時の 恐怖が 又 蘇る

周りは 暗く 時々木の枝が 折れる中

ドッドッドッ ハナが 迷わず 暗い道を 走ってくれる


暗闇の中 森に近い川 すぐ向こうは 高い城壁が迫る


「登れないわ カイト 行き止まりよ 逃げれないわ」


「潜るんだ 川に」

 

この川に 潜るぅ


暗い夜空に ピーッピーッ ピーッ

役人の笛が 後を追うように 慌ただしく 近づいてくる








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