カイト 逃げて
あの容赦なく 僕達に
宿場で 弓を放った人が 後ろに何人か引き連れて
目の前 前方に 誰かを探して居る
まさか僕を 探してる?
マリーンが、怖がって心配してたこと 的中?
嘘だろーっ
今日は 城内なのか 弓を持った弓隊は 連れていない
気づかれたか、、
とにかく
すぐ横の 店に 素早く入る カイト
敷居の高い 豪華な作り
お茶屋さん、、北茶?
ゆっくり 店の中の廊下から 裏にでれれば
逃げれるかも しれない
今さっきの 文芸堂さんの お店と、、同じなら
裏から 下働きのトトさん が入ってきたから
周りを意識しないように 目をつぶって お茶葉の揃ってる
所から 次の部屋へ 進む
大きな廊下 いくつかの 部屋に区切られた
部屋から 人の気配 部屋で お茶を 飲むところだ
2階もある、広い階段 数人 人が行き交っている
廊下の奥に行けば 外に 出られる扉は、あるか、、
扉がなければ 窓から、、逃げる
「どちらに 行かれますか?」
人と目線を 合わせないで 進んだが
呼び止められて
逃げると 疑われる
客を装って 振り向くカイト
茶葉を 運んでいる装いの良い女性が、立っている
「あっら、、」
「南部の大活躍選手の カイトさん?」
北家チームの 女性選手
「確か ユリヤさん、、」
「ミア姫様と ご一緒ですか?」
「いいえ あなたも北家のリーダーと ご一緒ですか?」
「うっふふふ いいえ
この お店は、、北家が商いする 北茶 のお店です
名前だけですが ユリ花茶 という茶人 です。」
「仲間は帰ったのですが 」
今は外に出られない、、
「僕に お茶を 頂けますか」言ってみる
「できたら2階の 窓のある 部屋で」
どうして?
不思議に思うが、ミア姫と一緒だった
この人なら お茶を飲みながら お話するのも 粋かも
「、、宜しい事よ こちらに どうぞ」
「ありがとうございます」
前の広い通りが、見える 窓際の部屋
2階の窓から、下を見ると
役人たちは お店の入り口だけを見て 急いで 次の店へと行くみたいで
この店にも2人役人が 入ってきて しばらくして出て行くのが 上から見えた
次の隣の 店に 入って行った
良かった気づかれなかった、、
あの例の 僕の顔を 知っている役人は
ちょうど 向かいの お店に 入って 行った
もし僕を 探しているのなら お城にいるマリーンは、、
もう 捕まった、、
ああっ、、もうだめだ、、お父さんを 探してる場合じゃない
頭が 真っ白
「おまたせしました、どうぞ」と お茶が出る
「どうか されたのですか?」
カイトの様子が おかしい
ユリアを見た、カイトの 直感でしかないが 言ってみた
こんな所で会った、自分に 何も言わずに
お茶を、出してくれる人なら
「僕達を 助けて 貰えないですか、、」
「僕たち?」
「大会で、僕の木まりを カットしてゴール近くまで
馬の背に立ってシュートした女の子
マリーン 僕の 血の繋がらない妹です」
「 あらっ、、
あなたたち二人の おかげで 私の兄が もう
愚痴ばっかり あなた達を罵倒し続けてばかり
まあ 北家チームの 連勝を 止められたのが
自分のリーダーの時なので 悔しさは分かりますが
あまり ひどいので 私も こちらに 気晴らしに逃げて来たんですよ
血の繋がらない兄の 愚痴よりは、
あなた達 兄妹の方が 面白そうね ふっふっふ」
マリーンと、血が繋がってないことを 言ったのは初めてだ
遠い所で 誰も僕達を 知る人が 居ないからだろうか、、
「私たちに勝ち 意気揚々だと思っていたのに
負けた私に あなた達を 助けられるかしら」
「今 下に来た お役人様達は ひょっとしてあなたを探していたの?
どんな悪いことをされたの 球馬大会で優勝者の方が」
「役人たちの勘違いだと 思うんですが
前にも 僕は あの お役人さん達に 弓矢で射られて逃げたんです
妹も僕も どうしてそんなに 悪いことしたのか 全く分からないんです
でも 多分 妹は捕まってると思います」
「あんなに頑張っていた 妹さんが?」
「王様に会うための 通行証も頂いたんですが」
マリーンに 預かった 通行書を見せる
「これは 紫色の通行証で 誰が持って行っても 使えるから大丈夫よ」
「その通行証を通る 役人が 今 追いかけている人で」
「まあ それは、、 残念ね」
「この通行証で 妹が どうなったか 見てきてもらえませんか?」
「私が?」
今 自分が 動いたら この前の 二の舞いだ 慎重に
もし この人が 動いて もらえるなら
「あの 僕が渡せる お礼は この大会の優勝者に
渡される金銀細工 しかありませんが」
腰紐から 取り外す
「あら あら あら ちょっと魅力的ね
王様からの褒美の金銀細工を 私が頂けるの?
とても 価値のあるものなのよ
6ヶ月は 優雅に遊べるわ」
「見てくるだけで、、良いのかしら
ゲーム的で ちょっとわくわく いたしますわ」
「急いで おいででしょう
ちょっと 行ってきて あげるわ
ここで お待ちになる」
「恩に着ます」
私に 相談するなんて、、
同じ血が繋がってない事で 興味持ったのかしら
牢屋の番人に
「ちょっと いいかしら」
「何か捕物が あったみたい だけれども
マリーンっていう方が捕まったって聞いたけれど
どうしてなの」
「なんだか 隣の国スパイみたいなんです」
「マリーンという娘が 隣の国にしかない 貴重な布地の扇子を、持っていまして
ホク ショウ様が これを持っているものは 怪しいと
ユリヤ様の お父様の ホクショウ様が ご命令したと聞いています」
「お父様の命令で 動いてたの」
あまり 深入りはしないほうが 良さそう
頼まれた ことだけで、、
「ねえちょっと 会わせてもらえない
ガサンは 今 外で 捕物でしょ
居ないから
いいでしょ」
「ユリア様 勘弁してくださいよ」
「じゃあ これっ
王様が飲んでる お茶と同じ 特別な お茶なのよ
ねっ 王様のよ」
「じゃあ、、 3分だけですよ 3分だけにしてくださいね」
「わかったわ」
ユリヤがマリーンの 牢屋の前に立つ
「マリーンさん あなたの血のつながらない お兄さんのカイトさんが」
「カイト、、」
「あなたの無事を見届けて欲しいって 頼まれてきたわ
何か カイトさんに 言うことはない」
「カイトに お兄さんに 逃げてと言って
必ず 逃げてって カイトに 伝えてください」
「分かったは 必ず逃げてって言っておくわ」
「それと お母さんの持っていた服の布地が
隣国の ものだって 言われたの
お母さんに聞いてきて
あの服は 本当に敵の国の服なのか どうか」
カイトに聞いてきて ほしい 誰の服か
もしお母さんが隣国なら 自分も隣国の人間になることがマリーンには分かる
「敵の国のスパイの名前を言わない限り
殺されないと思うから
私は 大丈夫だってカイトに伝えて下さい」




