言葉と体
王様が 後ろを向いて
なにか言葉を出した
後ろの青年が 何も言わずに 首を振った
目には 王様と同じように
鳥羽王国の 鳥の羽の仮面が あった
「まだ、公表は できないけれど
私にとって 大切な者だよ」
王様にとって 大切な、、
「フクシ 後は任せる」
「承知しました」
フクシと呼ばれる 表情の 読み取れない人が 返事した
王様の後について、下がる青年が
少し立ち止まり こちらを見て
なにか 口を動かした
「、、、、、、、」
7文字の言葉
フクシが
厳しい侍女に 伝え
「エイラが、7日間 お世話いたします」
「7日の間に 仕上げろと」
「通行書も7日有効の ものですので」
「絵の描きやすい場所を用意いたしました」
護衛が居る所を 通って 出入りするらしい
目線を下げて通る 2人
怖いわ ここを 通るのは、、不安がよぎる
新しい こじんまりした棟の家に、案内された
「御用の時は 鈴か、こちらの紫の紐を引けば
わたしに連絡が伝わるように なっています。
遠慮なく お呼びくださいね」
「ありがとうございます」
部屋に 2人きりに なるの久しぶり
「ほんとシバだと思う」
「シバに似ているのは確かだ」
「二つも描く事になっちゃって 余計なことしちゃったかな
あたし、お父さんを 探せるかな」
「王様に絵を残すっていう事 あんまり できないから
お父さんは 僕は探してみるよ
城内の地図は、書ける?」
「書いてみるね」
マリーンが書いていると、
カイトは 横で うつらうつらしてる
球馬大会も あったし、王様との会見あったり
ミア様のこともあったし、きっと疲れてるわ
カイトの肩の傷、大丈夫かなと?
弓矢の傷を確かめてみる、
よかった、やっぱり だいぶ小さくなってる
まさか こんな所で あの弓矢を放った人と 会うなんて 嫌だなぁ
はぁ とため息ついてマリーンも 地図の筆が止まる
ゆらゆらと気付くと、
カイトがマリーンを抱えて お布団の方に 運んでくれていた
「この赤い お布団、マリーンに 似合うから ちょっとゆっくり寝ていれば良い」
ニックがお父さんの行きそうなとこ書いてくれたから、そこを探してくる
マリーンを 寝かせようとすると、マリーンはカイトの首に回した手を離さない
カイトが、マリーンの手を掴んで
自分の首からマリーンの手を離そうとしても
マリーンが首を振った
「僕を離したくないの、マリーン」
マリーンは不安なんだ。不安な時は 僕に甘えたがる癖がある
「だって、また弓矢で カイトが射られないか」
「バカだなぁ、ここは お城だから 大丈夫だよ」
マリーンが カイトに きつく抱きついた
柔らかい赤い布団に マリーンの体を下ろしても
自分の胸を カイトの胸に 近づけて 離れない
マリーンの唇が カイトに、近づく
ただ、カイトの唇に 触れるだけのマリーンのキス
カイトが たまらなくて マリーンの唇を 求めるキスをする
マリーンも カイトを求める
こんな 僕を求めるキスを するようになったんだマリーン
カイトの唇を 必死で求めてると
マリーンの口に、カイトの舌が 入ってくる
マリーンは ちょっと入ってきたカイトの舌に 自分の舌を合わせてみる
もう2人の、お互いを、求めるあう気持ちが 止まらない
2人が 動くと 絹の 優しい音がする
カイトはマリーンの 首筋から、肩の方まで 唇を動かす
マリーンの肩が 少し出る
カイトの手は、その細い肩から 腕の方へ 下し マリーンの袖を取った
そして もう片方の首から肩に手を入れて もう片方の袖も、、
マリーンの両肩が 服から自由になった
マリーンも、カイトの首から 手を肩に入れて
カイトの上半身の服を 両手で 肩から広げると
カイトが自分で 脱ぎ捨てた
カイトの 裸の上半身が マリーンの目の前に 飛び込む
あっ、浜辺の 畑作業している時に 眩しかった カイトのたくましい上半身
マリーンは頬を くっつけた
厚い胸板が 筋肉の 強さが 頬で感じる
カイトを抱きしめると 自分の 体まで カイトに くっついて上にあがる
カイトの胸に 自分の胸を もっとピタリと くっつけて
自分の胸で カイトの たくましい胸の 感触を 感じたい
マリーンが僕を離さないのなら 僕だって君を離さないよ 今日は もう
マリーンの細いウエストを 両手で触って確かめてから
カイトの手は ウエストからマリーンの体の 上に 両手をゆっくりあげていく
カイトの手が マリーンの脇の下の柔らかい場所で 一旦止まって
背中に回して マリーンを抱きしめて
もう一度 手が前に来て 脇の下を通りこし
両手を 挟んで マリーンの前身の柔らかい 敏感な方へ 進める
いいのかなマリーン
口づけ をしながら マリーンの柔らかい場所を カイトの両手が包む
カイトの5本の指が 優しく動く これほど優しく包めないくらいに
手で包んで 指で 感触を ソフトに触って
ゆっくり動かした
一番大切なものを、自分の手で 包むように
自分の この手で マリーンの 体の ここを 綺麗な形に なるように、、
優しく 優しく 美しく
マリーンの体に 自分の 気持ちが 伝わるように 愛しく
手で マリーンの全身を 感じてから
カイトが ずーっと前から したかった
唇で 首筋から 肩 脇の下 背中 指先マリーンの体
全身を 自分の唇で 知りたかった
カイト、、
いつから 考えていたんだろう こんな事
マリーンの足の指先まで 丁寧に ゆっくり
マリーンも、カイトの 体 全部 知り尽くしたいと思った
赤い絹の 柔らかい フワフワの布団が 2人が動くたびに
沈んだり 膨らんだり ずれたりして 2人の時間を 忘れさせた
もう 夜が明けて 白白と なっても 2人は重なり合って
鳥のさえずりと どこかで 朝の支度が 誰かが 静かに始める音が して
カイトはマリーンの服を
大事なものを 仕舞うように 上から優しく着せてくれた
マリーンも カイトの たくましい上半身の 割れた腹筋を 隠すのが
もったいないように 思えても、カイトに服を 優しく着せた
2人は キスをしながら 眠ったかも しれない
少し遅く起きて
お互い思う気持ちが あるけれど
カイトは 昨日 行けなかった ニックが教えてくれた
父が行きそうな場所に 出かけて
マリーンは 王様に渡す絵の作成を ちょっと幸せな気分で 描いていた
まだ昨日の余韻が マリーンの 体に 残ってる。
「カイト大好き」声に出して 言ってみる。
良い お天気で 明るい日差しが 入る 静かな部屋。
自分の好きな絵を、描ける 幸せ。
誰かが 入ってきて カイトが帰ってきたのかしら と思ってると
あの警備に居た お役人さんが 何人か連れて 入ってきた
マリーンの頭が 警戒を 鳴らす
「そうだ この娘に 違いない
宿場の女将に証人に、なってもらう 観念しろ」
「牢屋に 引っ立てろ」
深く大きな声で 命令した。
不安が、当たってしまった こんなに早く
白昼夢のようだ
あのシバに似た人の 言葉の7文字
「マリーン にげて 」
そう言ったんだ




