都
三対一 で 勝った。
二点差の勝利、
行方不明の父を ゆっくり探す時間が 取れる
赤色チームの勝利に 北部の人達も 拍手を送ってくれた後
ミア姫が カイトの馬の後ろに乗り、
カイトの肩に手を置いて
馬の上に 立って みんなの 歓声に応えた
カイトとミア姫が 絵になっている
カイトがマリーンを見る
マリーンが 馬の上に立って 挨拶するものと
仲間が 期待しているのが わかる
でも マリーンは
どうしてだか ここで都で 目立つな 目立つな
という 意識が 身体中に駆け巡り
躊躇してる
見事に勝った赤色チームへの 歓声が 上がる中、
マリーンは静かに、馬のハナの上に立った
でも 5メートルも 行かないうちに
足に 力が入らなくて
足が グラグラする
体が揺れる、
私は 馬から落ちて
この大歓声の中で
北部の 都の ド真ん中で
ぶざまに
馬から落ちて
落馬するんじゃないかと 不安が走る
やばい 落ちちゃう、、
マリーンの体が 後ろに傾いた
ニックが、マリーンの様子は 変なのが わかり
マリーンの馬に 乗り移り、
マリーンを 間一髪で 支えてくれた
この大観衆の みんなが見守る中
落馬しないで済んだ
「ありがとう ニック」
「本調子じゃないから
カイトにも 頼まれて注意してたんだ。
良かった」
カイトとミア姫の 乗った馬が
この大観衆の中で 光り輝いていて、
それだけで あの2人が 目立てば 良いわ。
後場から出場の
自分が 目立たなくて 良いと思う、マリーン
落馬して 目立つのも 嫌だったけれど
私の体は、 昨日から どうかしてる 変だわ、、
念願の 優勝を果たして 大満足 ご満悦の、ミア姫
「嬉しくて 叫びたい ぐらいだわ」と
「もうこれで、北部の都に 南部が馬鹿にされないで 済むわ、
みんなも ありがとう」
ミア姫が カイトに握手を求めて、
みんなから拍手がわく
「この後 祝賀会よ
王様から 優勝の ご褒美が出るわ
みんな誇りを持って 参加してね」
マリーンがカイトに 助け船を出してほしそうな 顔をしている
「大丈夫、祝賀会 出れる」
「私 ダメみたい。
部屋で 寝てていいかな
ミア姫様 に頼んでみて」
昨日見た 弱々しいマリーンに なっている
ミア姫様の 許可を得て マリーンを部屋に送り届ける
「カイト、あなたは 早く戻ってよ」
「はい、分かりました」
マリーンを 自分の馬の前に 乗せて送っていく
シューが 二人を乗せて ゆっくり歩いてくれる
「よく頑張ったね、こんな体で」
「切り替えが 上手くて びっくりしたよ。
実はね、今朝 君が起きないので、僕も 試合最初は ボーッとしてたんだ
まいったよ
一点 入れられて 目が覚めた ぐらいだから」
「必死な カイトを見ていたら、私も頑張れたのよ、きっと
二点差で 勝てて、バンザイねぇ」
「よかったねぇ
マリーンが 調子良ければ 三点差も夢じゃなかったよね」
ウフフフ
マリーンの部屋に あの赤い ふかふかの布団が引かれてあって
お互い 気づかないまんま
2人の 手が からんでいて
どちらも 手を離せない
マリーンが 力なく
カイトを見つめ それを受け止めるカイト
「離れたくないね」
とカイトが言う
マリーンは 目を閉じて 首を振った
「カイトは、任された責任あるから、カイトは行かなきゃ」
しっかり 手を繋いだまま、
カイトはマリーンの
おでこに キスして、長い睫に触れた
マリーンの 唇が少し開いたのを カイトは見逃さない
優しく唇を合わせると、君は 安心したかのように
目を閉じて、、
キスしたまま 君は眠るのかい
本当に 疲れさせちゃった、、
マリーンの髪を 優しく撫でて、
赤いふかふかの 布団をマリーンの首筋まで揚げる、カイト
「ゆっくり お休み」
と首まで上がった 赤い布団を
ポンポンと叩く
ゆっくりとマリーンの手が、カイトの手に重なって、
マリーン 君は 寝ていても 僕の手が 分かるんだなぁ
「可愛くて しかたない、、」
赤い絹の布団は マリーンに とっても 似合ってると気づく
外に出ると 丸い大きな月が 煌々とかがやいていた、
「あ、もうすぐ 満月だ、
マリーンは この次の 満月の日は 何を見るのかな
お父さんを 見つけてくれるかな、、」
カイトが、祝賀会場に 行くと、
もう だいぶ進んで
選手の談合が 始まっていた
くだけた雰囲気に なっていた
ミア姫が「カイト あなた達は本当に 田舎時間ね 遅いわよ
ほら、これが王様から いただいた ご褒美よ」
金と銀の飾りで 紐が付いている
ミア姫が
「カイトなら この腰紐に付けると いいのよ」とカイトの腰に結んでくれた
ミア姫様が 部下の世話、、を見たことがない選手達
いくら カイトの おかげで 勝てたとしても
北部の 北家チームのリーダーがやってきて
ミア姫は やっと都のチームが 挨拶に来たと思った
「今年の 南部のチームは 素晴らしかったですね
まさか三対一と 離されるとは 思っていませんでした。
「リーダーの あなたが先制した時は
今日 何点入るのか ヒヤヒヤしたわ」
「いやー、赤色チームもね、
こんな伏兵がいるとは 思いませんでした
3人分の 活躍を 彼1人で やっていましたね」
「あなたも すごいわ、私のスティックを、おるんだから」
「三点目のゴールは 入れられたく なかったですね。
もう1人の 女性選手はどうしたんですか?」
「ちょっと体調を崩したのよ。」
「そうでしょうね」
「あんな曲芸をやって 悲鳴のような声を 出していましたから、
相当 腰に きてますよね」
「よく女性に
ちょっと狂えば 落馬で大怪我ですよ
あんな 大怪我 紛いのこと 誰も やろうと思いませんよ
たとえ勝つためでも ね」
「そうね、そちらの 都の女性の方は 優雅でしたもんね」
負けてないミア姫
「私の妹です。
家の養女で 血は繋がっていませんが、
父が 気に入って養女にしたんです」
「ミア姫様と同じ、、 候補に上がっています」
探りを入れる用に 言った
「私は 候補 降りたわよ」と、否定する
「そうですか」
ミア姫の 横の ミア姫に世話をされた カイトを見ながら去っていく
ミア姫が ため息を付いた
「カイト あのね、、」
「明日 父が 南部に帰って 私も あまり都に 長く居られないのよ
居れて3日ね」
「3日ですか、、」
「その代わり その3日は 私の護衛にも、
約束の あなたの お父さんの行方探しに 協力させるわ」
「あなた達 2人だけよりも 効率いいでしょ
多分 今 冬眠して 動けないマリーンよりも 役に立つわ」
「僕達の父を ミア姫様の 護衛が、」
「私の護衛に残るサンドとニックとマルクよ 球馬の仲間だから 自由に使って」
「ありがとうございます」




