ふたりなら
カサッ
と外で 落ち葉を踏む音がした
夢中で気がつかなかった
二人とも、誰かが 馬小屋に近づいたのを
カイトが、音で、体を止めて
去る、足音を 聞いていた 誰だか、分かる、、
マリーンも 息をするのを 忘れて 体が止まっていたかもしれない
息が 少しかかるほど カイトの顔が 近づいていたから
カイトが 優しくマリーン離し
そっと マリーンの 涙の跡の 左ほほに キスをした
「僕は いつもマリーンと一緒に いたい」
カイトの真剣な声が 耳元に 聞こえる
「マリーンを 邪魔だなんて思ったことないよ
僕のそばに いてほしいさ いつも」
「君が僕にお礼の挨拶した時
僕は妹なのに勘違いしちゃって
あんまり可愛かったから」
カイト、、
「マリーン 君が 僕に 邪魔じゃなかったら
付いて来てくれるの?」
「うん」100%決まってる
「私も カイト のそばに いたい
カイトの そばだと 私 頑張れちゃうの
どうしてかな」
「コナに カイトとミア姫様の邪魔しちゃ駄目って 言われてたけど」
「コナさんに、、 」
「でも 試合が終わって お父さんを 探したら
また ここに戻るって言った カイトの言葉 信じてる
もうミア姫様の、お気に入りのカイトでも平気よ 私」
「そうだね 僕も ミツキ様より この浜辺が 良いって言ったの 覚えとく」
「お父さんを 探しに
都に 行くのには 試合に
ついていかないと いけないから
カイトと 一緒に 南部に行くわ」
馬小屋から出ると
浜辺で母が 砂で 何か作ってる
私達を 待ってたの、、
六角形の お城?
二人が 近づくと壊した母
「南部に最初に 二人で行く時も
ここで座って おしゃべりしたわね」
母を 真ん中に 挟んで座った
「あのね」 母が海を 見ながら話し出した
「カイトは
2歳の時の 記憶が 残ってる?」
カイトは母を 見ないで 照れくさそうに
「2歳は、、覚えてないですね」
「そうよね 小さすぎて あんな昔の事
覚えてないわよね、」
「カイト
私とマリーンが 初めて
ここへ来たのは
カイトが2歳の時だったのよ
私が 初めてカイトにあった時は、
カイトは もう2歳だったわ」
「お母さんとマリーンが 初めて ここに 来た時?」
「私は カイトが2歳の時から
しか知らないの」
「僕が2歳、、」
「お父さんは2歳のカイトを連れて、
私もマリーンを連れて、」
「お母さん、、それって、、」
「私とリュウは 連れ子同士で 結婚したから
カイトとマリーンの 血は繋がってないの」
マリーンも思わず 自分の口を 塞いだ
「えっえー、、」って、大きな声が でそうで
カイトが、両膝を立てて 腕を組んで
その腕に 顔を隠した。
「私は お母さんの連れ子で
カイトは お父さんの子供で」
「あたしたち
血の繋がった兄弟じゃなかったの、、」
「そうよ、、
あなた達 兄妹を見ていると 仲良くて 私も 言い忘れそうになるけれど」
「お母さん」
マリーンは 母に抱きついた
それで 私はカイトを
普通の男の人として 見れてたんだ
お兄さんより 一人の男の人に ずーっと思えてた
私達の 感覚 あってたんだ。
お兄さんだ けれども 私の大好きなカイトでもある
妹のマリーンを、好きな罪悪感が、、スーッと 溶けるカイト
よかった、、 本当に、、
お母さんは、気づいて 教えてくれたんだ、、、
今の 僕たちの様子を 見て
「お母さん、、」
その夜 母がクロスを隣に引き寄せて
寝かしてた
クロスとマリーンの場所が変わって
カイトの隣で マリーンが寝た
二人で飽きるほど お互いを見つめ合って
「カイト」
「何?マリーン」
「あのね」
小さな声で囁いた
「カイトの背中の 傷跡 触ってもいい」
「どうして 醜くないかな」
「左手の 傷跡みたいに
小さく ならないかなと思って
おまじないをしてあげる」
「じゃあ 頼むよ」
カイトが肩を 服から出した
広い肩だ
お兄さんじゃなくて
男の人の肩が 照れちゃうけど
カイトの傷跡をマリーンは、指で触れた
カイトが気持ち良さそうに 深く眠ったので
マリーンは そのカイトの傷跡に
唇を そっと押し当てて
傷口を すってみた
ほらね ちょっとカイトの傷跡が
ほんの 少しだけど 小さくなった気がする
朝
カイトの 服のはだけた胸に マリンーの細い指が ちょこっと のっかってた
カイトは そのマリーンの手を しっかり握って
自分の胸に 押し当てた
マリーンが 目覚めて にっこりと微笑み合う二人
マリーンの向こう側に
腰の所に
クロスの手が しっかり回ってる
「諦めないやつだなークロスは」
カイトとクロスで マリーンを また 子供の時のように サンドイッチにしてる
二人の爽やかな顔を 見てリンは 二人に話して 良かったと思った
マリーンの幸せを 願ってるカイトなら
大丈夫かもしれない
思い出の品がなくても
マリーンは もう
自分自身で 生きていく力を持っている
カイトなら きっとマリーンを 守ってくれるわ
この ふたり なら、、




