距離
ミア姫が
「カイト 砂浜のダッシュは
女の私には きつかったわ」
「大丈夫ですか」
「まあね そうそう あなたの妹のマリーンが
ミツキの侍女の コナと お互い気に入ったらしいの
それで あの二人を 同じ部屋にしたわ
友達が できていいでしょう マリーンには」
「大会の間は僕の管理内で、一緒だという話でしたが」
「そう でも マリーンには 女の子と 仲良くしたほうが いいでしょう」
「実は マリーンは まだ元気が ないんですよ
またコナさんに マリーンが 朝起きないで
迷惑かかっても 悪いですし」
「コナが 良いって 言ってるんだから
ミツキの 薬を コナが飲ませてるみたいだし
マリーンの 体調が よくなくて 心配だったら言って
それから考えましょう」
今は 押し通す気だ、、
「絵師のワンユが戻ったから
マリーンは 絵のかかりに 入らせるわ
ミツキとは 関係ない部署よ 心配ないわ」
ミツキ様ね、、
もう、マリーンと同じ部屋で
兄妹2人きりで 仲良く寝ることは、
無いかもしれないなぁ
田舎から出てきて 寂しかったから
僕に甘えたのかも、マリーンは、、
絵師のワンユさんが 帰ってきて マリーンの絵を見て 気に入ってくれた
絵を描けるけれども それはマリーンが 書きたい絵では なくて
ちょっと違うなと思う
「ミツキ様の使う お皿の絵をマリーンが書くようにとの事だ
素晴らしい 抜擢だから 光栄に思うように」と
はぁーっ
ミア様の馬乗りの練習と ミツキ様のお皿の絵かぁ、、
カイトがマリーンの 書いた お城の見取り図を 見ながら
マリーンの ところに 来てくれた
カイトが マリーンに近づいて来る
わたしが 知ってるカイトの 足の歩き方
1歩1歩の 足の進め方を見るだけで 心が、、
わたしの目を見て、それから、、
「マリーン」
って 声が聞こえる
「カイト」
って名前を 平気そうに返すの、私
「 どう絵の方は?」
「何を見ているの?マリーン」
「本物かなぁって、、」
マリーンの おでこの真ん中を 指で、押した
「冗談言うなよ」 と わたしの知ってる カイトの笑顔
元気が出る
「あのね、カイト
絵を かけるのは いいんだけど 注文が多すぎるの」
「どんな?」
「ミツキ様の使う お皿の絵を描くことになっていて
この後も ミツキ様が 来ることになってる」
「ミツキ様が 」
「そうよ 偉そうに 後ろに 家来を5,6人連れてくるのよ
きっと家来を 引き連れてないと 偉く見えないのよ あの人」
「十分偉いよ」
「偉くても、、凶運の顔よ
一人で 来られたら もっと嫌だけど」
ここにまで ミツキ様は、来るのか、、
「この地図のマークは、なに?」
「お城探索で、カイトと行きたかったところ
今 行ける?」
「マリーンは良いの?」
「放浪好きの先生だから 平気」
「ミツキ様は」
「お皿の絵は書いたから 来たら勝手に見てれば良いわ」
「水のそばが やっぱり好きで
川にかかる あの橋の、カーブも良いのよ」
「気持ち良い所だね」
「でしょ さすが昔 都だった面影があるの」
川のそばで座る2人
「カイト、球馬の練習はどう」
「少しずつだね
彼らは 育ちが よすぎて 」
「分かるーっ カッコばかりつける」
「競争心が、ねっ、」
「カイト一人で、北家チームに勝っちゃえば」
「僕一人で?」
マリーンを見て
「相手次第では
マリーンも出ないと 勝てないなー きっと」
マリーンの顔を 深く 見つめるカイト
「一応 サンドと マルクには
あの二人が 四人ずつのリーダーになってもらって」
「みんなの練習の管理が、できると思うんだ、あの二人なら
当分 僕がいなくても」
「カイトが、、居ないって」
「ちょっと お休みもらわない」
「 えっ おやすみ?」
「うん ちょっと休暇もらって 2人で 浜辺に帰らない」
「本当!本当に!!」
「僕たち2人 ちょっと休みだ」
「わーい!
お母さんや クロスに会えるの」
マリーンの 元の 元気さが 出てきた
「ミア姫様は?」
「納得させるのに ちょっと時間かかって
仕方ないから 今 休み頂けないと 大会に出ないって脅かしちゃった」
「怒らなかった?」
「驚いてたけど
球技大会の試合には 間に合うように戻ってくる事で
納得してくれたよ」
「ミア姫様は カイトの言うことは 聞いてくれるもんね」
結構 厳しい
ミア姫が真剣な顔を思い出した
「絶対戻ってきてよ」
「行方不明の 父を探すためにも 北家には勝って
都の方で 父を探したいので
戻ってきます」
球馬選手たちもカイトの休暇に驚く
「サンドとマルクの 二人に 練習の仕方を教えてるから みんな二人の言うことを聞いてくれ」
「それから これはマリーンから 皆に
一人一人の練習法をかいたものだ。」
丁寧に 絵まで 書いてあって 体の動きも 少し前に 出す事や
今の体の向きを もう少し前に向けるように 書いてあったり
木まりの 打ち方で 右左カーブをする
その木まりの 右側面左側面の 打ち方まで書いてある
10センチの大きさの木マリの 打つ場所の細かさまで
「すごいなマリーンは」
一人一人もらって 顔を見合わせる
「練習の前には 練習場の端から端までを走って 毎回みんなの順位を書いておいてくれ
そして最後にも 木まりを打ちながら走って 誰がどんな順位なのかを書いておいて
遊びの感覚で
競争すると 面白くなって くるよ」
後ろの方から 誰かが拍手が 起こった カイトへの拍手が
全員 拍手して送り出してくれた
「カイトさんが戻るまで ちゃんと僕たち教えてもらったこと 練習してます」
「必ず戻ってきてください」
「そうだね そして北家チームに勝とうね」
ミア姫は カイトが休みを取るのが 悔しそうにした
どうして休みを取るか
ミア姫は気づいていた
ミツキが2人を 離したけれど
それに 何も反抗せずに
わたしとの距離を 取ることに したんだわ
カイトは 不満は 一言も言わないけれど 行動で 示す
ミツキとマリーンのせいで、、カイトが わたしから離れる
私の気持ちを 知ってるくせに。
コナが、帰ったら開けてと お土産をくれた
兄カイトへの 手紙も 渡された。
お城の上からも 二人を見ている
クールなミツキがいた
勢いよく 馬に乗って 力強く走る カイトとマリーン
強い女がいい 愛だけの か弱い女でなく
雑魚でも、きっと美しく育つ あのマリーンが 、、




