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困った兄

朝の 眩しい明るい光が 横から差し込んでいる


カイトの ひんやりした胸の厚さが がっしりとマリーンの胸にあたる


自分とは違う カイトの たくましい胸の 筋肉の強さ まで分かる


カイトの首にしがみつき 手をカイトの髪の中に入れて、探るマリーン


マリーンの 白くて 細い首が カイトの首筋に 絡みついて 離れない


そのマリーンの首筋に 顔を近づけると カイトの唇が 首筋にあたって、、

自然に任せて そのまま

マリーンの首筋に 自分の唇を おいた、、肌の感触が、、


「あっ、、」


カイトが 耳元で 小さく声を出した


「?」

どうしたのかなと マリーンも カイトの首に、回してる自分の手を 緩めた 


カイトが マリーンの首筋を 確かめる


「キスマークついちゃった」


「な~に それ?」

「女の人の 首筋は肌が 弱くて、、」

そんなに唇に強く力を 入れたつもりじゃないのに

 

「僕の唇の 跡形が、マリーンの首筋に 残っちゃった」


「えぇ カイトの唇の後が わたしの首についたの、、」


「ちょっと赤くなって アザみたいに ごめんね」

マリーンも 自分についた カイトの 唇の後を 触ってみる


まだ、カイトの柔らかい唇の感触が 残ってるのを 確かめるように


「髪の毛で 隠れるかな?」カイトが心配そうに


マリーンの髪を、キスマークの ついてる右側に集める

「今日は こうしていて」


「うん 良いよ わたし平気 」


「全く なんて事だ

兄が、妹の首筋に キスマークつけるなんて」

はぁーつ 深いため息

膝を折って

「僕は、、本当に 困った兄だな、、」と独り言のように


ショック受けてる兄に


「大丈夫 全然 わたし 

カイトのマークが付いても 良いもん」


「ルンルン」と、、喜んでるの、、マリーンは、、


本当に マリーンの肌は 特別 きっと薄いんだ、、

注意しなきゃ、、って 

また やるつもりかよ 

この兄は、、


マリーンが また 僕に 抱きついてきたら、、




練習場に 早く出かける


マリーンが 歩くたびに 首筋をさわって

キスマークを 手で 確認して

カイトの顔を、顎あたりの、下から 上の 目の方に 

なぞるように見る


カイトが そんな仕草のマリーンを見ると

ニコリと、笑いかけて

わたしは、良いのよ、、みたいに 上から目線を送る

そして髪を わざとらしく 大きく右側に 寄せる


小憎らしい妹だ、、


兄に初めて 許してあげてる 気分のマリーン

ちょっと楽しい


聞いたわよ ごめん っていう言葉 カイトから


「うっふふふ」 思い出すたびに 微笑みが漏れる


練習場には もう、一人 先に来ている 人が


ミア姫様に ご機嫌を 取ってた人だ

「サンド と言います、今日も よろしく」


2番めに来たのは 練習に熱心な マルク

後は ぞろぞろと来て

最後尾に 大人しいニック が来て 揃った


ミア姫が 合宿の話をして


2日目に ミツキが見学に来るというと

歓声が起こった


えぇーっ みんなに歓迎されるの、、

次期 城主の、力は 侮れない


マリーンは 髪を右側に寄せて カイトを見た

マリーンを見ている カイトと目が合う


カイトが 自分を いつも優しく見ていて くれるだけで 安心な気持ち


練習が始まって

マリーンが 髪をなびかせて 練習場を かけ走る


馬と一体になって 走る姿は 

凛々しく いつもより美しく、勢いがある 今日のマリーン


髪を なびかせるだけで 雰囲気が違う

花が咲いたような 華やかさが、

マリーンに付いてきた


ああ、母のリンに 似て来た

あの走りは、凛としたお母さんに 教えてもらったものだ


僕のキスマークを 付けたマリーンが やけに 

今日は、女性らしく 眩しく 輝いて見えるカイト



マリーンから いつも注意して 目を 離さないカイトを

ミア姫は 見ている


明日からの合宿の、最後の注意連絡を みんなに告げて解散

カイトを、その後も、ミアのそばに つかせて


マリーンに

「明日から、球馬の選手だけでなく

兄ミツキの色んな役人の、大人にも 会うから」


「今日の この後、

ミツキの侍女の、コナが

マリーンの お城での 礼儀作法や 挨拶等を 教えるから

ミツキの管理の 部屋の方に、行くように」と


「ド田舎の娘が 恥ずかしくないように なってね。」

ミア姫は こう言ってマリーンを 蔑む


カイトも

「いい機会じゃない 礼儀作法とか教えてもらうの」

「ミツキ様のところよ」

「大丈夫 マリーンなら かわせるよ」と言って


カイトが 

マリーンの髪を 優しく束ねて そっと右側に寄せた

ポンポンと その髪を キスマークの上から抑える

心配 してくれてるのが、分かる


髪を押さえた 手から マリーンの首筋の 柔らかい肌が、よみがえる


カイトに 心配しないように

マリーンは、

「カイトの キスマークが 私に ついていたら

百人力だわ、、

何でも 大丈夫な気がする」


マリーンの頭を ポンポンとする カイトの優しい合図



ミツキ様の 部屋で 侍女のコナが

マリーンに 礼儀作法を 教える


それをミツキが 楽しそうに見ている

腰の おろし方や 高さが違うと ミツキが寄ってきて

腰の高さを 調整しようとするが


マリーンは するり と それを避ける

マリーンの そんな行動が 珍しいらしい

いつまで ミツキ様の前で こんな礼儀作法の 練習をするのかと

うんざりする


そこへ、家来が やってきて 

父親の城主が 明日の港に着く船のことで 呼び出しがかかる



仕方なく行くミツキ様。


コナが、気に入られてるマリーンに 

「どうして ミツキ様を避けるの」か聞く

「コナさんは 嫌じゃないの」

「何が 嫌な ものですか この南部の 城主の跡継ぎよ

南部一 モテてる方よ」


「でも まぁ あたしたちには 手は届かないけれど

あなたの お兄さんの方が 手に届くわ」

「エッ なにそれ」


「私たちの周りで うわさよ あなたのお兄さん

ミア姫様が この お城の お父様の力を借りてまで

呼び寄せて みんなの噂の的よ ミア姫様の 大胆な行動に」

そうなんだぁ、、余程の事なのね


「あらこの首筋どうしたの 赤くなってる」


とコナが気づく


「あー ちょっと 触ってたら 赤くなっちゃって」

「まあ そうなの ちょっと 特別な薬を 塗ってあげる」

「ほら これはね このお城の中でしか 使えない貴重な 塗り薬よ」

カイトの傷に塗った 塗り薬に似ている



「明日 あなたが着る服も 用意されてるけれど」


マリーンの姿を見て

「明日 私が持って行ってあげるわ

あなただと 汚したり なくしちゃうと いけないから」

「今日は これぐらいにしましょう 私も疲れちゃった 教えるの」

部屋を出ると 


ちょうど 呼び出されて行った ミツキ様が

 後ろに5、6人の家来を 引き連れて 帰ってきた


家来の前を 堂々と 冷めた目つきで 風流に歩くミツキ様


風情があって 

風格を漂わせている姿

さすが この南部の 跡取りだなと思ってしまった


マリーンが ミツキ様と会っても 突っ立っているので

家来の一人が マリーンに注意した

「これ 何をしている 腰を屈めなさい」厳しい声が飛ぶ

マリーンは びくり とした。








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