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騒音男と、私の戦い。  作者: 八代
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【01】一方的な罵り

1話目は今までの経緯と、本日(2020.11/11)起きた出来事です。

ほぼ愚痴。




「なんでお前は大家よりなんだよ!」



口ばかりで何もしない母に、そう言われた。2階に中年の男が引っ越してきてから、約1年近く。元は足音が煩い、イビキが煩い、朝5時に起きて仕事へ行く準備が煩い、まあ、とりあえず他人に気を配らないだけの人間だった。アパート暮らしが初めてだった私は、『隣人の騒音で殺人事件が起こる理由がわかるわー』と言う感想を抱き、ストレスから、あまりの音の煩さに小説にしてやろうと思い立ち、1話を完成させ、2話目が6行くらいまでは書いてある。それが1月の話。


しかし、越して来た数か月で彼は変わった。まず、1日中家にいて、仕事に行かなくなった。朝と夜だけだった足音が、1日中響くようになった。さすがに足音煩いから気をつけて欲しいとクレームを入れた。結果的には、一切変わりない。


ある日、突然彼の部屋の前、アパートの鉄骨に国旗が掲げられた。サイズ的には、『交通安全』とある旗と同じサイズの。そもそも私は頭上を見上げる事がなかったので、気にも留めなかったのだが、とある祝日、言われて見上げた。風に……風は吹いておらず、てろーんと垂れ下がった国旗。日本国旗。私は右でも左でも縦でも横でも斜めでもない。いつぞやに行った神社では、『祝日には国旗を飾ろう』的な事が書いてあったが、一軒家なら兎も角、アパートで国旗を掲げている所なぞ見た事がない。と言うより、事務所らしき場所が近いからか地域的に右寄りの方が多く、日中は国家を鳴らし、『返せ北方領土!!』と書いてある車を見るくらいだ。あとは『水曜どうでしょう』のステッカーの車だろうか。


いや、その前に、そもそも、ここは共同住宅地。巨大な国旗を掲げる許可、とっているのか? 大家に聞いた。『えっ!? こ、国旗を!? え、どこにですか!?』知らなかったようだ。連絡が行ったのか、国旗はすぐに外された(後、復活する)私は謝りたい。途中まで、『もしや大家さんも右の方……?』と思っていた事を。正直、私は2階の奴に関わりたくなかった。長身、丸坊主、日本国旗。……ヤベェ匂いしかしない。本州からと言う情報だけはゲットしていたので、『本州の刑務所から出所して、遠く離れた北の地に逃げて来た』と言う妄想をした。故に、関わりたくなかった。


しかし、そっち方面ではなくても、十分危ない奴だった。私は話した事がないが、そいつ──これからは仮に【ヒロユキ】と呼ばせて貰う──の言っている事が毎回違うらしい。『東京に住んでいた』『結婚して、離婚して、こっちに戻って来た』『●●に両親がいる』 私は奴と戦う為に、色々調べた。調べた結果……東京に住んでいたのは確かだが、ホームレスをしていたとブログに書いてある。後に生活保護を受け、生活保護でビールを飲む贅沢、的なブログを書いているのを見つけた。結婚・離婚に関してはわからないが、両親は別の市に住んでいて、家を追い出されたらしい。大家から聞いた話では、絶縁されているようだ。


そして何より驚いたのが、ヒロユキは『()()()()』をモットーにした活動を東京で行っていたと言う。世界平和? え? 階下と隣人が騒音で悩んでいるのに、世界平和? 二軒の家すらも平和に出来ないあんたが世界平和? 平和って……麻雀の役と勘違いしてないよね? 世界……いや、世界から兵器をなくそうって、兵器をなくす前にお前の騒音をなくしてくれよ、こっちは騒音で寝られないんだよ。あんた、矛盾がすげぇよ。


もう色々ツッコミ所が多すぎて、どうしようもない。今回、私がこれを書こうと思ったのは、ストレス発散の一つでもあり、これだけの苦痛を受けていたと言う証拠をどこかに残しておきたかったからだ。あと、もし同じような状況で悩んでいたり、同じような経験があった方からアドバイスを頂きたい。とりあえず、現時点で、自分が動いた状況を書き記していきたい。



■ヒロユキの隣に引っ越して来たオバハンが、あまりの騒音に怒鳴りつけること数回。

■オバハン、夜中に怒鳴りつけて、迷惑に思った私が警察を呼ぶ(1回目)

■ヒロユキの足音をどうにかしてくれと大家・管理会社に言う事数回。

■ヒロユキ、排水溝の水が溜まっている事が許せず(理解出来ない)キリで穴を開け、うちの風呂場の天井と換気扇からスコールのように汚水が流れる。

■ヒロユキ、騒音によって大家から退去通告出されるも、法テラスに行って、『君は出なくていいよー』的な事を言われてなぜか自信をつけ、出ていく気がない(お前、自分が加害者側だとわかってねぇだろ!!!!)

■ここ数日、子猫の鳴き声が聞こえ始めて、もしや飼い始めたのでは?と疑い、母に「お前も2階のオバハンも、勝手に決めつけすぎる!!」と叱られる。

■ヒロユキ、なぜか子猫を飼い始める(ペット禁止)……生活保護受けて、自分の生活でさえ満足に出来てないのに、なんで貰ってきたん……?; ってか、私正解ー! ……しても嬉しくねぇ!!!

■大家から着信あり。2階のオバハンが12月で出ていく話を聞く。話の途中、ベロンベロンに酔った母がブチ切れる。



大家は何もしていない訳じゃない。騒音の件でも動いてくれたし、もともと仕事をしていると言う前提で彼を入居させていた。知らない間に生活保護を受け、隣人や階下に迷惑を掛け、引っ越しさせようと努力してくれていた。市の生活福祉課の人と連携を取り、動いてくれていた。あとはヒロユキが家を見つけ、出ていくだけだった。そこまで事は動いていた。法律上、大家が無理やり家を追い出す事が出来ない事を私は知っていたから、長期戦になるとわかっていたし、その為に我慢も協力もしてきた。


結果、冒頭の母の暴言に繋がった。別に私は大家の味方をしている訳ではない。今の現状を鑑みて、一番ベストな選択肢を取っているだけだった。私が引っ越しをすれば早いのだろうが、如何せんその資金がない。元々この家に引っ越したのも、急な出来事だった。引っ越して来た後も、色々あった。母が仕事を辞めたり、母が仕事を辞めたり、母が仕事を辞め──続かねぇな、お前!!…………毒親なのは知っている。幼稚園時代、保育士から精神的虐待を疑われて祖母に連絡が行き、数か月程、祖父母宅で暮らしていたから。


しかし私も、言われて黙っている子供ではない。言葉で言い返せるようになった。──が!!!!!酒を飲んでベロンベロンの相手に、理屈が通じる訳がない!!!!最終的には、「お前が出ていけ!!」と言われる始末。ちなみに、この家は私が世帯主である。私の家である。出ていくとしたら、母である。別に、私は出て行って頂いても構わない。むしろ、私1人の方が楽なのだ。いっそ、私のストレスがたまるだけなので出て行って欲しい。……ただ、インターネットの接続の仕方もわからん人が、破産宣告していてクレジットカードの申請が下りない人が、どうやって好きな有料動画サイトに登録するのだろうと謎で仕方がない。


さて、今回はここら辺で終わろうと思う。ヒロユキの話よりも、母のグチになってしまった所だし、これからの進展を願って──……そして、書いている今、気づいた。





あいつ、鳥、飼ってやがる。





お目汚し、失礼しました。

本当、あんな風に自分勝手に生きられたら最高なのにねー!!

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