表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

君の事

作者: フェンダー

この世界には悲しいことが多くある。いつもそう。僕たちはその時々に悲しみ、苦しみ、悩むんだ。

まるで条件反射みたいに、悲しいと思えし時に悲しみ、苦しいと思えし時に苦しむ。

感情は振り回されっぱなしだ。


でもさ、でもだよ?それをさ、よく、よく見てごらん?見つめてごらん?

目を懲らして、虫メガネを持ってさ。


その時何が見える?ねぇ、その、君が今悲しんでいる物事は本当に悲しいのかい?


ほら、もっとよく見てごらんよ。その中に、一筋の光が見えるだろう?


その中に光り輝くものがあるだろう?



僕が思うに、この世界には意味がないものはないと思うんだ。



悲しみがさ、ただ単に君を悲しますだけのものとは、どうしても思えないんだよ。



ほら、冬っていうのはさ、その中に春の訪れを内包していると思うんだ。



冬の中にはさ、春に咲くだろう花達の蕾があり、春が来るのを待っている動物達がいるだろう?



それと同じように、悲しみには、悲しみの中にはより良くなろうとする肯定的なる光があるんだよ。



だからさ、悲しいと思う事があったときにはさ、

目を懲らしてごらんよ。



その中から肯定的な意味を見出だしてごらんよ?

必ずあるはずだからさ。




その光を頼りにして、大切にしていくような君であってほしいな



それにさ、一度も不幸なく一生を終えた人と、不幸もあるけど、それを乗り越えて来た人とでは、どちらが輝いて見える?




一体どれだけの教訓を得たかが大事ではないのかな?


悲しみとは心を磨く役割を果たしているのではないのかな。




人は悲しみというフィルターを通して成長していくんではないかな。




必要以上に泣かないで。

その中にある真実を掴んで下さい。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ