『仲間』
私達は広い世界で生きている。
生まれてすぐには人は一人で生きていけない。
母親、父親に育てられ成長する。
そして、成長して大きくなっていく。
少しずつ勉強や様々な事を通して社会を知って、一人で出来る事が増えてくる。
やがて、いつしかすべて一人で抱え込もうとする時が来る。
自分がしなければ。
自分しかいない。
自分の問題だから……。
それは確かにそうかもしれない。
自分の問題、自分で解決、自分が……。
でも、そうやって自分を追い込んだ先に待っているのはなんだろうか?
思い悩み、自己嫌悪、絶望……。
負のサイクルにはまってしまう。
そんな時は少し問題から離れてみてほしい。
あなたの周りには誰がいるだろうか?
きっとあなたの周りには心配してくれている人がいるはず。
人は正しい事をしている時は必ず『仲間』がいるはず。
だから、一人で抱え込まないで『仲間』を頼って欲しい。
きっと『仲間』もそれを待っているはず。
人を頼るなんて。
自分の問題なのに。
迷惑がかかる。
そんな風に思うかもしれない。
でも、人間は弱い生き物。
一人では生きていけない。
『仲間』を頼った分、『仲間』が悩んでいる時に手を差し伸べてあげたらいい。
人は生まれた瞬間から死んだ後も人の世話になる。
だから、生きている間も人を頼ってもいい。
その分、人に手を差し伸べてあげる。
自分だけが人を頼るのではない。
自分が頼った分だけ人に頼ってもらう。
それでいいじゃないか。
お互い持ちつ持たれつ。
そんな関係が『仲間』だろう。
そして苦しい時だけじょなく楽しい時も。
悲しみや辛さだけじゃなく喜びや楽しさも分かち合えるのが『仲間』だと思う。
そんな『仲間』がいる事を私達は忘れてはいけない。